あらすじ
「暗記する」戦略思考とは何か?
一言で表せば、「プラクティカルに頭の使い方、面白い解の作り方」が学べる本。
もう少し言うと、
「戦略思考」=「解、答え、意見、メッセージ」を作り出す考える技術を、「暗記する」=「考える際に自分に問う、声に出して唱える」フレーズを覚えるだけで身につけられる「思考技術」の本となります。
違う表現をしますと、
ベストセラーとなった『コンサルが「最初3年間」で学ぶコト』では描かれていない、
コンサルタントの武器、思考技術にフォーカスした、秘伝の思考が学べる本。
さらに、電子書籍版には
書きおろし特別原稿『「暗記する」ということ』付。
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Posted by ブクログ
たかまつぼん、戦略編。
この人の本はほんと読みやすくおもしろい。
学びになるお題がたくさん
メモ
・暗記する→不自然に使う→違和感を発生させる→質問する
・リアリティが薄いことによる思考の浅さ
・自分で勝手に状況を置いてみる
お客さんはどういう分岐を経て選択してくれているのか
・課題の設定背景を深掘りする
・10倍は非連続、2倍は既存の延長。m&aや新規は対象になりづらい
・ターゲットのカテゴリがイメージできたらそれぞれを深掘りする
・要するにどういうゲームなのか?についてあたりをつける。kbfを特定する。リッチなのか、価格なのか?競合は
⭐︎戦略とは実行や投資の前に、リスケを取る前にありとあらゆることを考えて取る策のこと
・コンビニは商店街とたたかってきたは目から鱗。例えが秀逸。
・三大御法度 M&A 広告 新規事業
・縁取り思考 ◯◯でなく◆◆
・フェルミ推定で要素を分解し、論点を明確にする
・論点を狭くする努力と勇気とスキル
・条件分岐isキング
分岐によってそれ以降の思考が180度変わるような条件
⭐︎戦略スイッチ
・リアリティスウィッチイズキング
リアルに考え、特に自分勝手に状況設定する思考パス
大学一年生の英語留学っぽく考えてみると
・敵は誰か。消費者の意思決定の分岐
特にユーザーがお金を使うまでの分岐をあきらかにする思考パス
カインズっぽく考えてみると
・ホームアウェイを地理的視覚的に
どこがホームかアウェイかを考える
特に地理的視覚的に勝ちゲームが負けゲームがをあきらかにしていく思考パス
車の教習所っぽく考えてみると
・生態系の変化に注目
特に既存事業、今へのポジネガ影響を明らかにする思考パス
コインランドリー参入問題っぽく考えみると
・利害関係者よ全員集合
ありとあらゆる登場人物の利害を明らかにする思考パス
スギ花粉っぽく考えてみると
・競合は敵に非ず
本当の競合は誰かを考える
特に目の前の敵は競合かを疑う思考パス
妥当セブンっぽく考えてみると
・調査の掟。わかった後の構造分岐に愛を
わかった後の行動を考える。特に行動の分岐を軸とする思考パス
仏スーパーっぽく考えてみると
・ターゲットとの距離にご用心
どの層がターゲットになりやすいかの序列をつける思考パス
QBハウスっぽか考えてみると
・論点思考とフチドリ思考
何が問われているかを考える
◯でなく●にて論点を噛み締める思考パス
定員割れ大学問題っぽく考えてみると
・因数分解から考える。
特に因数分解で自然とmeceを担保する思考パス
フェルミ推定っぽく考えてみると
・条件分岐を思考の先頭に持ってくる美学
特に戦略の方向性が変わる条件を見極める思考パス
すごい素材っぽく考えてみると
・そのまんま思考、易きに流れない
最も難しく考える。特に飛び道具なのもってのほかでそのまんまを前提とする思考パス
年間パスポートっぽく考えてみると
・戦略スイッチの使いどころ
調べるか解くか 調べるなら仏スーパーっぽく考えてみると
フェルミ推定からはじめるか、リアリティスイッチプラスふちどりからはじめるか
問題を解く上での登場人物を把握する スギ花粉で利害関係、コインランドリーで生態系変化
まだわからない現実がある時 すごい素材で条件分岐を
カインズっぽく誰が敵か消費者目線で考え
どこがホームアウェイか車の教習所っぽく
ターゲットとの距離をQBハウスっぽく
最後に目の前の敵が本当に競合かセブンっぽく考える
打ち手は改めてら年間パスポートっぽく考える
Posted by ブクログ
結論的には、論点部分まで遡って、これを解き明かすには何を解く必要があるか、も書籍にしてほしい。一部論点の進化を縁取りで垣間見せたパターンがあったが、あれがやはりコンサルの真骨頂な気がしている。なぜなら調査は誰でもできるし、そこからの示唆出しやスライド作成も程度はあれ誰でも、ただその手前の論点の部分をクライアントと合意するのは最もハードルが高いと思っているから。ここまで提案が広がるか、これ考えなきゃいけないか、これは要らないかなどすべてお題に依存する、というかさせないと意味がない。
上記踏まえてどう解くか、が戦略思考であり、本著の主テーマ。経験が少ない身分としては、この引き出し増やしをサマってくれるのは非常に有益。あとは、確かに周囲の上位者は特にこのあたりよく使ってるな、と。特にリアリティとフチドリ、セブン代替、仏スーパー、スギ花粉、カインズ、すごい素材、コインランドリーはよく出てくる。。。ほとんど全部。
空中戦系は確かにあんまり言うことはないが、単価アップもあまり触れないケースが多いというのは個人的には新しい気がしたので、もう少し考えてみる
そしてこれを瞬発的に、となると、というかやってかなきゃいけないのだがハードルは高いがやってみなきゃできるようにはならない、ということでデイリーのレビューで練習させてもらう感じかな社内で。
Posted by ブクログ
あらゆる問いに対する戦略的な思考パス(思考してアウトプットを出すまでの道筋)がとても具体的に書かれていた。本書に記載されている思考パスの例を暗記し、自分のユースケースに適用することで、誰でも紹介されている思考パス内で戦略的に考え、ユニークな思考ができるようになる。
ここまで”具体的な暗記”にこだわっているため、読者が何をすべきかが明確になり迷子にならない。ただ本書で紹介される思考パスのパターンがいくつかあるので、最初はすぐに自分のユースケースにあてはめてスッと思考パスを引き出すことは難しいかもしれない。なので、何か「問い」や「課題」にぶつかったときは本書を参照し、そのパターンを自分の武器として活用できると思う。その実践の積み重ねによって、本書で紹介されている思考パターンを暗記し、すぐに引き出せる状態にできれば、今後さまざまな場面で役に立つだろう。
特に印象に残ったのは「スギ花粉抑制薬を普及させるにはどうするか?」という課題に対するアプローチである。スギ花粉問題の登場人物を洗い出し、各登場人物ごとの主張を丁寧に整理するだけで、非常に深く、そして漏れなく、多角的に思考できるので、すぐに活用できそうだと感じた。
抽象的な問題解決の本を読むよりも、本書はずっとわかりやすく、スルスル読むことができた。「センスを暗記でカバーし、凌駕するアプローチ」という表現も気に入っている。
実践を積み重ねて、自分の思考に取り入れ、スムーズに思考パスが頭の中に描けるようになりたい。一方で、課題によっては本書で記載されているものとは異なる思考パスも存在すると考えられるので、これを盲信せず、一歩引いて考えることも忘れないようにしたい。
Posted by ブクログ
・感想
プレゼント企画が届かなかったので購入。。。
本シリーズもいい本でした!定期的に暗記のために見返していきたいと思います。
・Todo
★具体的な状況を勝手にまずおいてみる
打ち手バカにならず、課題、課題、課題を考える。
★課題が見つかる=裏返しをすることで打ち手の方向性が見えてくる
★新規事業はどのようなサービス提供を行うのか?を確認した上で既存事業が作り出しているビジネスモデル、ブランドも含めた生態系にどう影響するか?を明らかにする。
その後、プラスマイナスの影響、解決可否の2軸で分ける。
知りたいことは何かニ者分立で書いてみる。
良いアウトプットは良いインプットから。
社長がどんな顔して、どんな悩みを持ちどっちに行けば良いんだよと叫んでそうか?を感情移入すること。
★フェルミ推定は因数分解を行う。
★問題、課題に対してはそのまんまが。大事
リアリティ•スウィッチを入れてみると。
※〇〇っぽく考えてみるとどうなるか?を整理する。
•リアルに考えること。特に自分勝手に状況を置いてみる
•誰が敵なのか?を考える。特に消費者/ユーザーがお金を使うまでの分岐を明らかにするパス
•どこがホームでアウェイか?を考える。
地理的/視覚的に勝ちゲーム?か負けゲームか?を詳らかにしていく
•生態系がどう変わるか?を考える。既存事業、今へのポジティブ、ネガティブを明らかにする
•利害関係者を考える。ありとあらゆる登場人物の利害を詳らかに。
•本当の競合は誰か?特に目の前の敵が競合かを疑う。
•わかった後の行動を考える。特に〇〇VS〇〇の形で行動分岐を軸とする
•ターゲットとの距離を考える。どの層がターゲットになりやすいかの序列をつける。
•何が問われているか?を考える。
〇〇ではなくて、◻︎◻︎にて論点を噛み締める
•物事は因数分解で考える
MECEを担保
•条件分岐を考える
戦略の方向性が変わる条件を見極める
•最も難しく考える。そのまま飛び道具に頼るのではなく、そのままを前提とすること。