あらすじ
108日で108の罪を狩らなければならない男、統兵衛。彼の手に渡されたのは、咎を喰らい罪を狩ることのできる刀、“咎狩”。自身罪人として地獄で裁かれていた統兵衛だが、幾多の戦いを通じて、それまでの悪を認める考えに変化が起こる。現世で統兵衛が狩ることのできる罪はあと1つ。統兵衛最期の1日が始まる。
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Posted by ブクログ
トガリの続編、待ってました。打ち切りという作者も読者も不完全燃焼な終わり方をしてしまったので、また続きが読めてほんとに嬉しいです。
今度はきっと、最後まで完全に書き終わることを祈ります。
Posted by ブクログ
昔サンデーで大好きだった作家さん。の、大好きだけど、途中で終わってしまった”トガリ”の続編!
相変わらず犬のオセが可愛いし、エマ様は美人です。
かつてのキャラクターに加えて、あらたに天使も登場して完結へ向けて進んでゆきます。
「人の心」とは何か?
夏目義徳の作品は「人の心」とは何か? を問いかけてくる作品だと思う。
黒トガリ(前作)は「器」に「心」が「自然に宿る」のではなく、「器」に「心」を「周りが与える」のではないか、という問いかけを行い、
トガリ白は「器に満ちた人の心は何を為すか」、という一つの結論を示しているのだと思う。
最終盤直前が急展開過ぎるので☆4だが、決して買って損はない作品だと思う。
もう少し知られて良いのではないか、と思う秀作である。