あらすじ
文豪、夏目漱石にまつわる史実を元にした4コマ漫画!神経質、厳しそう…などのイメージが一般にもたれている夏目漱石は多くの友人・門下に愛されたとってもチャーミングな人柄★人間味溢れる夏目先生の姿には思わずキュンとしてしまうはず!
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夏目漱石と愉快な仲間たち
「夏目漱石と愉快な仲間たち」って言葉がしっくりきます。
夏目漱石は昔の文豪だけど何だかとっても親しみの沸いてくる楽しい漫画です。漱石を先生と慕う弟子たちも個性的で楽しい。そして弟子たちも有名な面々なんですね、勉強になりました。堅苦しくなく、とても楽しめました!
夏目漱石の、文筆家になる前の話も含めたエピソード集。後の文豪たちは何かと人生の落伍者みたいな話ばかり出てくるけど、漱石は割とまっとうな教育者でもあり交友関係も広いなぁという感想。
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しっかりした考証に基づいた、けれど固くなり過ぎない、夏目漱石先生とその門下生を巡る物語。4巻ありますが集めて損なし。あの頃の着物とか書生さんとかが好きな人にはたまらない作品ではないかと。個人的に正岡子規とのやり取りが好き。
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夏目さんの作品も人柄も交友関係もほぼ知りませんでしたが、楽しめました。
補足とかも付いているので、エピソードの詳しいところや、事実関係、人柄等々、一口メモ的なものだけど、これのおかげでより楽しめるのかも。
妄想というか、ファンタジー込みなのかと思いきや、結構事実も多いようで、自分のイメージとかがいい意味で変わって、より一層楽しめました。
夏目漱石関係の本、読んでみようかなぁって思いました。
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寺田寅彦は著名な物理学者でありエッセイストでもある。彼の文章は無料でネットに公開されている「青空文庫」にも多数収録されており、読むことができる。私自身寺田の文章はいくつも読んだし、彼の思考の後を追って物理的な考察をしたりするのが好きだ。その寺田が漱石の一番の弟子であり、親交を深めていたというのは(恥ずかしながら)この本を読んで初めて知ったことである。人同士のつながりというのは不思議なもので、魅力的な人の周りにはやはり魅力的な人が集まるようなのである。
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夏目漱石とその弟子(というか漱石を慕って勝手に集まった人々)とのあれこれ(ほぼ実話)を描いた4コマ。
濃いキャラの人たちばっかりで、先生のことを愛しすぎちゃってて、とにかく面白い。
小説の価値はそこに書かれた内容のみ、とはいっても、やはり作者の人となりや舞台裏を知ると何倍にも楽しめるな、とニヤニヤしながら読みました。
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夏目漱石と、それを取り囲む人々の話。ちょうど寺田寅彦の本を読んでいる途中だったので、関係が良くわかって、そちらも面白くなりました。著者の方が本当に夏目漱石が好きなのがよくわかる、愛情のこもった本だと思いました。登場人物すべてが愛らしく思えます。読んでソンなし。
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夏目漱石好きな人には特におすすめ。
「そうだったのか」と思いながら、笑いながら読めるし、人となりがわかって面白かった。
笑いあり和みあり、涙あり。
ほっこりほんわかな気持ちで読める漫画です。
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四コマの横のメモも面白い。お弟子さんが夏目作品のモデルだと書いてあるとついついそのビジュアルを想像して読んでしまいます。因みに小宮くんが好きです(笑)
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文豪・夏目漱石の逸話が4コマ漫画に。面白いです。夏目先生も、その周りの方々も。コレが実話だからっていうのがスゲェや。画もキレイで読みやすいのでオススメです。
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夏目漱石と彼を取り巻く人々の実話を元にした4コマ漫画。
思わず「ふはっ」と笑ってしまうエピソード盛り沢山で,夏目漱石をとても身近に感じられるようになった。この本を通して(多少脚色されてはいるだろうが)彼の人となりを知ることで,彼の作品を読んでみたくなった!(全く読んだことが無い・・・)
同時に物凄く切なくなるエピソードもあり,ちょっと泣けた(ワタシは芥川龍之介関連が特に!)。
偉人(?)と呼ばれる人たちがどのように生き,どのように考えたのか垣間見られるのでオススメです(著者の解説も読みやすくてステキ)。彼らの背景を知った上で作品を読むと,また違った世界が見えるようになるんじゃないかとワクワクします(´・∀・`)
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「先生」こと夏目漱石を中心とした4コマ漫画で、小説家・夏目漱石を身近に感じられる素敵な1冊です。漱石の友人や弟子達、家族との様々な逸話が紹介されています。文豪として知られる漱石の一面だけでなく、普段の姿にほのぼのとしたり、漱石の悩みや苦しみに共感を得ることが出来るので、思わず夏目漱石の作品を読み直してみたくなります。俳人の正岡子規との友情や、満鉄総裁であった中村是公との青春時代の友情、また大人になっても変わらぬ交遊の姿に、のびのびとした漱石の姿が見られます。また、芥川など弟子達が漱石を慕っていた様子や、それぞれが漱石に憧れて夏目家に集っている姿は、古き良き時代を思い起こさせます。時には哀しい逸話もあり、それがさらりとした口調で淡々と綴られているので、すとんと心の中に落ちてきて、しみじみとした思索をもたらします。小説を読むのが好きな方に、ぜひ読んで欲しい1冊です。
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漱石先生、愛されてんな〜。が一番の感想。
だって本当に愛されてます(笑)
夏目漱石を好きな人はもちろん、知らない人や読んだ事がない人にもオススメです。
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「夏目漱石とゆかいな仲間たち」という話(笑)。
そのメンバーの、漱石先生に対する愛情の深さがすごい。
個人的には、寺田寅彦先生がツボです。
また、作者が論文が書けそうなほどの下調べをしたのがわかり、尊敬です。
Posted by ブクログ
おもろいです。漱石とその周辺の人びとのことはなんとなく知ってたりイメージできてたりしてる人も多いと思うけど絵があると格別。そしてギャグ四コマ漫画というのもポイント高し。にやにやしながら読みました。
『聖☆おにいさん』に近い部分もあるような。
■簡単な単語集
【芥川龍之介】弟子。作家。漱石と同じ出版社から自分の全集を出したいがゆえに生前まったく関わりのなかった岩波書店に版権を全部移譲するという遺書を遺したらしい。
【阿部次郎】弟子。本人的には弟子ではなく年少の友人くらいのつもりだった?
【安倍能成/あべ・よししげ】松山中、五高、帝大時代の教え子。哲学者、教育者、政治家。
【内田百閒】弟子。随筆家、作家。貧乏だった。
【大塚保次】小屋保次だったが大塚楠緒子と結婚し大塚姓に。帝大時代からの友人。
【狩野亨吉/かのう・こうきち】帝大時代からの友人。博覧強記。
【河東碧梧桐】子規の弟子。漱石のことが好きでなかった?
【小宮豊隆】漱石神社の神主。
【新思潮】東京帝大系同人誌。第四次は「漱石に見てもらうことが目的」というコンセプト。芥川龍之介、菊池寛、久米正雄、成瀬正一、松岡譲などが執筆。
【菅虎雄】古い友人。職場を斡旋してくれた。
【鈴木三重吉】弟子。作家。子どもが生まれて以来子ども観が一変、芥川龍之介なども巻き込み「赤い鳥」を創刊。
【高浜虚子】友人。
【手紙】漱石は手紙をよく燃やしたらしい。
【弟子】寺田寅彦は別格で、正岡子規、菅虎雄、中村是公カテらしい。
【寺田寅彦】五高時代の生徒。物理学者。マイペース。No.1弟子かも。正岡子規の弟子にもなった。甘いもの好き。
【中勘助】一高〜帝大時代の教え子。作家。ロリコン?
【中村是公/なかむら・よしこと】最も古い親友。フロックコートを着た猪。政治家で官僚。南満州鉄道総裁。互いの仕事をよく知らなかった。後藤新平の部下だったらしい。
【夏目鏡子】漱石の妻。十歳年下。
【夏目漱石】主人公。文豪。エピソードいろいろあり、個性的。欲望に忠実とも言える。なんとなくしょぼいとこもあったりして。弟子、友人多いコミュニケーション強者。《僕は昼食の店ですら相手にお任せの男だよ》p.6
【夏目筆子】漱石の長女。結婚問題でいろいろややこしいことがあったらしい。
【野上豊一郎】弟子。一高時代の教え子。野上弥生子の夫。弥生子を妹だと紹介していた。
【野上弥生子】豊一郎の妻。作家。
【正岡子規】親友。俳人。
【松根豊次郎】松根東洋城。弟子。俳人。子規の死後も俳句を作らせた。物怖じしないお坊ちゃま。鈴木三重吉と仲が悪いらしい。鏡子は漱石がご機嫌斜めのとき松根に頼ったらしい。
【森田草平】弟子。作家。私小説作家。平塚らいてうとの心中事件。ちょっと「アレ」なタイプ。
【柳原極堂】子規の弟子。漱石のことが好きでなかった?
【湯浅】五高の生徒。漢籍の知識は抜群。
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一体夏目漱石とはどういう人だったのか。
4コマ漫画で、となりにはそれに対する
意見や補足などがついていて、非常に読みやすい。
人間だから…と納得してしまうエピソード満載ですが
一番突起しているのは、弟子達の先生ラブ度(笑)
しかしこれほどまでに愛されている、と考えると
非常に幸せものかと。
というより、崇拝具合がすばらしく突き抜けてます。
これ読んで初めてしりましたが
英語教師してたんですね…。
教師してた、程度しか知りませんでした。
Posted by ブクログ
1~4全巻、読みました。
夏目漱石って、もっと神経質でヘンなひとなのかと思っていたら、(変っているのは確かだけど)ひとびとから愛され慕われたひとだったのが分ります。類は友を呼んでいるのか、先輩・友人・知人たちも、みんな何だか変っていて、いちばん普通なのは菅虎雄だけなんでは…という。。
正岡子規は、結核なだけで、骨太な男なのが吃驚でした。
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夏目漱石のおちゃめぶりに、親近感がわく一冊。
個人的には漱石より、是公さんや寅彦さんが好きになり、思わず寺田寅彦随筆集を読み直してしまいました。
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◆以前から漱石の書簡からあふれるあたたかい人柄のファンでしたが、これはまたそれが手軽に、楽しく、門下生についてもキャラくっきりと楽しめるよい副読本ですね。漱石って頭がとってもイイのに、人とは一風変わった思いやりが深くて、ほんと愛おしい。
◆思いのほか、寺田寅彦愛も高まる(笑)
◆漱石好きにはオススメだけど、興味のない人には全くピンとこないマンガでしょうね。こういうのが「萌え」⁈
◆全巻購入希望!【2013/09/10】
Posted by ブクログ
四冊出ていて持っていますが、一巻目が一番面白く思ったし、これ一冊でも良かったなと思いました。
文学に目覚めた中高生、漱石とその周辺を知りたい学びたい方への入門書だと思います。
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もともと友達に借りたものなのですが、気に入って自分で買いました♪
漱石センセイ、ステキすぎる。こんなセンセイの生徒になりたい。でも優秀な生徒でないとセンセイに可愛がってもられないようだから、ダメかもしんない…
Posted by ブクログ
超面白かった。「文豪夏目漱石」ではなく「みんなの夏目先生」エピソードが楽しいです。昔読んだ寺田寅彦の随筆で、夏目先生エピソードがあったので、もっと書いているのかと思ったら寅彦自身はあまり残していないらしい。芥川龍之介も門下だったとは知らなかった。
ちゃんと読んでないけど、半藤一利とか夏目房乃介はちょっとキビシイ言い方をする印象があって、あれは身内故のものだったのかな、と思った。
Posted by ブクログ
夏目漱石とその友人や弟子たちの四コマ漫画。すべて本当の夏目漱石やまつわる人たちの著作や書簡などが出典なのだけれど、すごくおもしろい。著作や書簡を直接読んだんではおもしろく感じられるかどうかわからないのに、誇張とか創作とかなしでこんなにおもしろくなるなんて。すごい。著者は「漱石おたくになって5年」と書かれていたけど、5年でこんなに研究できるものなのかしらん。すごい。
漱石がこんな人柄だとは全然思っていなかった。弟子たちにこんなに慕われていたのも知らなかった。漱石の人柄、すごく魅力的に思えて、好かれるものわかるなあ、と。だれもかれもがすごく身近に感じられたり。
無知なわたしは漱石と子規がこんなに仲よかったのも知らなかったな……。
マンガのあいまに実際の漱石や子規の短い(といっても2、3ページあって読み応えがある)文章があるのもすごくいい。
あと、文学者たちの交友関係っておもしろいんだな、と。よく交友録とかあるけれど今まで気にもとめなかった。まあ、まずは有名な作品を読んでから、ってことだけど。最近の文学者たちにも交友関係っていろいろあるんだろうけど、後世になって研究者がまとめたりしないとまとまっては読めないのかな、とかちょっと思った。
Posted by ブクログ
夏目漱石とその周辺の人々に関わるネタ満載の4コマ漫画。
著作をほとんど読んでおらず知識も無いまま、表紙を見てただ面白そうだと買ってみたら、ネタ漫画も楽しいし、登場人物の豪華絢爛差には驚かされた。
読みやすい2ページ分の作中関連作品が載っていて、漫画を読んだ後だと、とても感じ深く読めます。
漱石が若き者へ、芥川と久米に宛てた手紙。そして芥川の自殺。一体何を思ったのだろうと考えると胸が詰まる。
Posted by ブクログ
好きで好きで、関連文献を読みあさるうちに、いつの間にか、漱石の友だちの友だちになったような気がしてきただろうと作者の気持ちを推察します。昔芥川龍之介フリークだったので、作者の気持ちはよっくわかる(笑)
漱石が生き生きとして、ときどき可愛らしい。すぐムキになる漱石山脈の皆さんも、その中で淡々としている寺田寅彦も、いい味出してます。
2巻にはアイラブユーの訳し方を語る漱石が出てくるかな。どうも自分の好きなエピソードが出て来るまで読み続けてしまいそうな予感が・・・。
Posted by ブクログ
まるごと全部、漱石先生と愉快な仲間たちの
4コマ漫画で〜す!
これがあながちフィクションじゃなくて
たくさんある資料をみて
面白く紹介してるってんだから。
おそるべし明治→昭和の文豪たち!
キャラ立ちすぎっす…。
漱石門下の作家たちのみならず
子供の頃から教師時代まで
大なり小なり関わっていた人々が登場。
中には書いたものとのギャップがある人も。
その作家を知っていれば笑えること必至ですが
知らなくっても笑えます。
逆に著作を読んでみたくなるわ。
1巻って付いてるから、続きあるのよね。
ネタ枯れするまで頑張れ〜!
↑でも、普通の評論本とかですら
未だに漱石本増えてるから枯れないかも( ̄▽ ̄)
Posted by ブクログ
全4巻。
何気にヤホーのウェブで読んだら面白かったので
買ってみた。
夏目漱石とその弟子たちとの実話を基にした4コマなんだけど、
作家やアーティストたちって、何でこうも実生活がぶっ飛んだ
方たちが多いのだろうと思うんだよなあ…。
この作品に出てくる方たちも然り。
寺田寅彦のおむすび…。シャレになりませんww