あらすじ
「商品」「サービス」「会社」「あなた」にいま必要な差別化戦略
世の中はいろいろな商品・サービスで溢れていますが、不況の今の世の中で売れ続けているのは「安くて品質の良いもの」ばかりです。ユニクロしかり、プライベートブランド商品しかり。しかし、小さな会社が、品質にこだわり、いいものを作り、なおかつそれを大企業よりも安く売る。さらにブランド力のない小さな会社なので広告にもお金が必要です。こんなことをしていたら、小さな会社はたちまち潰れてしまうでしょう。
この本では、そのような数多くの小さな会社が、商品・サービス、また企業自身に、「人をひきつけ、共感できるストーリー」を組み込むこみ、ファンを作ることで安定した売上をあげる差別化戦略を紹介します。具体的な事例を織り交ぜながら、ストーリーのつくり方、活用の仕方を説明していきます。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
チェック項目5箇所。これからは、ニーズをつくり出すものです、本当のニーズのない生活者に、「あ、こういうものが欲しかったんだ」と気づいてもらわなければならない、そのためには、ストーリーがあった方が断然有利です。かといって、注意してほしいのは、ビジネスにおけるストーリーはフィクションであってはならない、という点です、いくら黄金律にそっていても、とってつけたようなフィクションだと、逆効果になってしまうことが多いのです。「効率がいいということは無駄がないということ。でも無駄がないということは、伸びしろがない、とも言えます」。はっきり言います、「お客様第一主義」とミッションや経営理念に書いてある会社やお店は、かなりヤバイです、それは本当の本当に本音ですか? あなた自身や社員、家族よりもお客さんの方が大切なのですか? ・「ストーリー」を見つけるための10のヒント ①正直になる・誠実である②オープンである③お客さんがストーリーに参加できる余地を残す④約束以上のことをする⑤既存市場を敵にまわす⑥商品そのものを売らない⑦精神的な満足を売る⑧希少性をつくる⑨自分が欲しい商品を売る⑩ぶっちゃける
Posted by ブクログ
「ストーリー戦略」という言葉を知ったのは3ヶ月前くらだいだけど、この本から入れて良かった気がする。具体的で、分りやすく、事例もちょうど良い気が。
これをしたら、商売・仕事自体が変わりそう。なんでこの仕事をしているのか、どうなりたいのか、ものすごく明確になって、人生が変わると思いました。
さっそく今日、ストーリーを探すことに。
事例が多い(長い)ので、ストーリー化の理念、ノウハウ自体はシンプルで短いものなんだろうな。
「黄金ステップ」には、ゴールの瞬間はいらないのかな?
【やってみる】「志」発見/3本の矢の法則 書き出し
【変わりそうな事】仕事の目的が変わりそう。そうしたら、生き方も変わるだろうな
自分にとってのツボ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
"×広告が効かなくなった→ ○普通で当たり前の広告が効きにくくなった
「お客様第一主義」はヤバい。本当に本音か?建前のミッションでは誰の心も動かない。
「奉仕と感謝の心で」…手あかにまみれた言葉では動かない。
【ハリウッドでの黄金ステップ③】
①欠落した・欠落させられて、問題を持つ主人公が
②何としてもやり遂げたい目標やゴールを見つけ
②試行錯誤、葛藤障害、敵対… を乗り越えていく(→ゴールする?)
【「志」発見】
①A.仕事で実現させたい願望 + B.仕事で絶対やりたくないこと をリスト化
②店の「強み」と「弱み」を徹底的に書き出す
③「強み」に「社会に役立つこと(意義)」を組み合わせる
→「強み×社会的意義=自分の欲望やエゴ(+役に立つ何か)」→エゴを引いて残ったのが「役立つ何か」
④志をスローガン化。それを書いた旗が大空にひらめく様をイメージ。目立っているか(ありきたりでないか、共感を得られるか)"
Posted by ブクログ
必要なのはストーリー
志(心に決めた信念)のストーリー(理念)
ブランド化(商品の特徴)のストーリー(戦略)
エピソード(バックステージ、仕掛け)のストーリー(戦術)
オンリーワン
ファンになってもらえる
人に伝えたくなる
時代の空気は変わる
自分の強みを時代の空気に近づける
天然氷かき氷 埜庵
みやじ豚
ビーサン専門店 げんべい
面白法人カヤック
経営理念を見直す
お客様第一主義はまずい
志の見つけ方
実現させたいリスト
絶対やりたくないことリスト
強みと弱み
強み×社会的意義=自分の欲望やエゴ
強み×社会的意義=自分の欲望やエゴ+何か社会に役立つ
強み×社会的意義=何か社会に役立つ
の順番で洗い出し
志にチャレンジ→感動
ブランド化にはオンリーワン
絞り込む
見せ方 付加価値
宣言する
タグ化
エピソードの見つけ方
正直、誠実である
オープンになる
お客さんがストーリーに参加の余地
約束以上のことをする
既存市場は敵にまわす
商品そのものを売らない
精神的な満足を売る
希少性をつくる
自分のほしい商品を売る
ぶっちゃける
マイナスをプラスに
バックステージを見せる
体験を売る
時間帯を変えてみる
お客さんに教える、コミュニティ
その場で比較して試してもらおう
エンターテインメントを売ろう
あえて売らない
社長をブランディング
手紙やニュースレター
Posted by ブクログ
売れ続けるストールーをいくつかの事例を紹介しながらわかりやすく解説している。
自分たちが売っている「モノ」とは何か?
その物語のためには3つの矢が必要だと
1.志
2.ブランド化のストーリー
3.具体的なエピソード
具体的な事例(例えば旭山動物園)を豊富に使いながらわかりやすく伝えている。
一番駄目な例が企業理念にうたう「顧客第一主義」という点にはうなずけた。
多くの企業が美しい企業理念をうたっているが、それを裏付ける具体的なエピソードにどれほど真剣に取り組んでいるか。
単なる壁の飾りであればないほうがよい。
真剣にブランド構築を考えている人へ、その基準となる考え方を分かりやすく説明している。
難しいブランド本よりよぼど役に立つと思った。
Posted by ブクログ
# 本全体、あるいは各章ごとの概要
・仕事でのストーリーが重要
・ミッション、経営理念が重要
・いかに感動を与えるストーリーにするか
・志のストーリー
・ブランド化のストーリー
・エピソードのストーリー
# 個人的な知識・ターム・印象に残ったこと等
埜庵のストーリーが印象的
◎志のストーリー
開業当初「天然氷を世の中に伝道する」→「かき氷屋として生きていく」
◎ブランド化のストーリー
日本唯一の通年のかき氷専門店/キーンとしない天然氷/季節で変る天然果汁のこだわりのシロップ
◎エピソードのストーリー
独自の接客/冬のお客さんだけに配られるメンバーズカード/夜埜庵などのコミュニティ/西洋銀座で修行したシェフによる洋食
# 自分の見解
・埜庵への突撃、かき氷を食べる
・Twitter・ブログの有効活用
・3つのストーリーへどのように落とし込むか