あらすじ
冥王ハーデスとの闘いで疲弊した聖域。星矢たちも不在でという中で、女神ネメシスの怒りにふれ地上は破滅の時を迎えようとしていた! その時、ハーデスの呼びかけで覚醒した海皇ポセイドンは、七人の海将軍と共に、ネメシスとそれに仕える英魂士に戦いを挑む!
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聖闘士星矢が好きならおすすめ
聖闘士星矢のスピンオフ作品が多々ある中で、この作品は作者に近い方が描いているのか車田先生によく似せた作画になっています。この作画だけでも満足ですが、聖闘士星矢本編の完結後を追ったストーリーという事で、他の派生作品とは違う面白さを感じますね。内容からして長く続く作品ではなさそうですが、良い作画で海皇ポセイドンと仲間たちの活躍を楽しめそうです。
さすが車田先生
作品の存在は知らなかったけど、試し読み増量版で見開くと、戦士たちの、魅力的なセリフ回しと、技名を叫びながら分かりやすい構図で必殺技を放つ読みやすい戦闘シーンの連続で、相変わらず漫画の見せ方・魅せ方が上手です。続きを読むのが楽しみです。
Posted by ブクログ
冥王ハーデスとの死闘の末、アテナの聖闘士が不在となった地上。そこに降りかかる災禍を防ぐために立ち上がったのは、かつて聖闘士と闘いを繰り広げた海将軍たち。
「海皇再起」のサブタイトルはこういう意味なのね。
今回の戦いの敵は、義憤と神罰の女神ネメシスと、彼女に仕える英魂士(スピリット)たち。ハーデスやポセイドンを撃破したことを、神に敵対する行為と捉えて神罰を降るということらしいです、ネメシスの言い分は。
神の立場でものを言っているのが、理不尽で非常に良い。無意識に人間を対等に扱わないという差別を隠そうともせず、その上で慈悲深いいいそうなのが、非常に神々の嫌な部分が出てますね。こうでないと。
小宇宙は燃やせないけど、悪魔召喚プログラムでぶっ潰すぞ、と言いたい。
ハーデスの力で蘇った海将軍たち。失った鱗衣はポセイドンの血によって蘇ります。これって、神衣?神聖衣?どうなるの?と思いきや、鱗衣は真鱗衣というそうです。
物語の導入から、主役たちの復活・強化と展開が早い。
神罰によって地上を壊滅させ、人間を滅ぼそうとするネメシスに立ち向かうのはカノンをはじめとする海将軍たち。哀しみのアイザックや真摯のソレントのような人物であれば主人公サイドとして見るのはいいのですが、カノンもハーデス編以後なので改心してるし、でもリュムナデスは大丈夫なの?冥界からハーデスの力で蘇った黄金聖闘士デスマスクやアフロディーテの品性が変わっていなかったように、彼も卑怯者なままじゃないのか?という不安がつきまとう序盤です。
主人公サイドとして信用できそうなのは、武人クリシュナぐらいかなぁ。
そのクリシュナが、過去にシャカと共に修行時代を過ごしていたという事実。同窓とはね。まあ、どちらも仏教とヒンドゥー教というインド由来のものをスタイルとしてますからね。
「聖闘士星矢」も多くの外伝・スピンオフが出ているコンテンツですが、車田正美の画風に一番近いのがこの「海皇再起」か。
初見は、本人が書いているのかと思いました。しかし、ポセイドンたちが地上を守る戦いをするとはね。敵の敵は味方みたいな感覚なんでしょうが、意外も意外。
おそらく、カノンの贖罪もあるのでしょうね。アテナへはハーデス編で償ったかもしれないですが、ポセイドンの方はかき回しただけになってましたし。
アイザックが落とし前をつけてくれてます。この儀式を経た上で、カノン自身がどう行動するかです。一緒にいたリュムナデスが小物感出してるんだよなぁ。海将軍としてふさわしい活躍をしてくれうrのか?
まさか、リュムナデスに期待するとは思わない展開になってきてます。