【感想・ネタバレ】ようこそ、ヒュナム洞書店へのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

め、名作だァーーー!!!

とりあえず話題になった本は出来るだけ読むようにしてるんだけど、ここまでドストライクなものが出るとは…。侮りがたし、韓国…。

情報過多と言われる現代。良い大学へ行って大企業に勤めれば人生安泰ではないと誰もが分かってる。
でもじゃあ実際、どう生きるのが正しいのかは誰も答えられない。周りには色んな「成功者」がいるのに、自分はどこへ進んだらよいのかわからない。あるいは、分かっていてもその道がミンジュンのように閉ざされているかもしれない。

そういう迷ってしまった人たちの、次に向かうための止まり木が「ヒュナム洞書店」。夢を追い続けられなくても、まずは今が楽しくなくっちゃいけない。
刹那主義と揶揄されるかもしれないけれど、人生ってのは今の連続なんだからそんなに間違っていないんじゃないかな。と僕も勇気付けられたり。

元がネット小説ということもあり、章が細かく分かれて読みやすくGood。総量は長かったけど、全然そんなことを感じさせない空気感が素晴らしかったね。

BGMはFIVE NEW OLDの『Don’t Be Someone Else』。
悲しくて辛いけれど何かを信じて笑おうとする、そんな温かい明るさがとてもマッチしていました。

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2024年05月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

居心地がいい。自分の部屋みたいな本。
現実をまっすぐ受けとめて、自分の歩幅で踏み出してゆく自然体な登場人物。
相手の悩みにうまいこと言おうとするんじゃなくて、さらっとそばにいてくれる雰囲気。
翻訳本は日本語が分かりにくくて苦手だったけど、あまりに読みやすくて翻訳者さんのお名前を序盤に確認してしまった
自分と自分の大切な人たちにとって、ヒュナム洞書店みたいな存在でありたいなと思った。

・作家の深い理解が読者の心を揺さぶるなら、そしてその揺さぶりが、読者が人生を理解するのに役立つなら、それがいい本ではないだろうか。

・本を読むとより人間らしくなる。他者に共感できるようになる。成功に向かって無限に走りつづけるよう仕向けるこの世の中で、走るのをやめて周りの人に目を向けるようになる。

・実際に本を読んでいる人は少ないかもしれないけど、読書欲は多くの人が持っている。

・運動し、働き、映画を観て、休む。ミンジュンは今、この単純なサイクルがとてもバランスよく回っていると感じていた。こんな感じでいいんじゃないかな。こんな感じで生きるのも、いいんじゃないかなと思えた。

・本は「発見される力」が重要。

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2024年05月18日

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