あらすじ
【電子限定特典付き/電子限定に書き下ろされた番外編を追加収録!】
「誕生日おめでとう、リコリス」
婚約者のロベルトから贈られたのは、双子の妹と同じプレゼント。
彼は五年前妹の我が儘によって交換させられた婚約者だった。
リコリスはロベルトとの仲を深めていったけれど、彼は妹のほうが好きではないかと思い続けている。
今年の誕生日、妹は再び「私、やっぱりロベルトと結婚したいわ」と言い出して……。
寡黙で思慮深いロベルトの本音とは?
そして、交換して妹の婚約者となった初恋の相手・ヒューゴも「本当にこいつと結婚するのか? それとも、俺と?」とリコリスを求めてきて──!?
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いつの時代も
"お姉ちゃんなんだから我慢しなさい"
この台詞は呪いみたいに嫌ですよね。私も覚えがあります。お姉ちゃん、って言っても、まだ子供なんですよ。それが続けば、段々期待しなくなるし、自分の存在価値も分からなくなってくる。
ヒューゴにとって、リコリスは本当に好きで唯一無二だったのでしょう。婚約者の交換があと三、四年後だったら、駆け落ちしてたかもしれませんね。
ヒューゴはもう結婚する気が無いのでは?
もし、公爵家から迫られても、お相手に愛情がもてるのかな?リコリスには、幸せになって欲しいけど、忘れられたくないのでは?