あらすじ
知床のことはこの男に聴け! オホーツクの海に四十余年、大船頭・大瀬初三郎はその目で見たことだけを真直ぐに語る。サケやマスについて、ヒグマやシカについて、木や草について、潮や風について、さらには流氷について……。いずれの言葉も深い。著者は二十年の歳月をかけて繰り返しこの北の地を訪れ、彼の話に耳を傾けてきた。その体験を手がかりに、世界自然遺産に登録された知床の自然を考える。
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Posted by ブクログ
知床の自然と共存するように漁に勤しむ。
船頭の人生には地域の人からの必要性と言う縁あっての巡り合わせも影響を受けていた。
北海道の生態系には、シカとヒグマが大きく関係しているが、シカの大食漢にすっかり翻弄されている。
一度変わってしまったものは元には戻らないかもしれない。
動物だけでなく草木も影響されるからだ。
長い冬と短い夏を上手に暮らし知床に生きる人たちの
素朴な生活を垣間見る。
思いがけず出会った書であったが、読みやすく心にすっと入ってくる良書であった。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
知床のことはこの男に聴け!
オホーツクの海に四十余年、大船頭・大瀬初三郎はその目で見たことだけを真直ぐに語る。
サケやマスについて、ヒグマやシカについて、木や草について、潮や風について、さらには流氷について…。
いずれの言葉も深い。
著書は二十年の歳月をかけて繰り返しこの北の地を訪れ、彼の話に耳を傾けてきた。
その体験を手がかりに、世界自然遺産に登録された知床の自然を考える。
[ 目次 ]
第1章 春の番屋
第2章 失われた光景
第3章 夏の番屋
第4章 動物たちの森と海
第5章 秋の番屋
第6章 大船頭への道
第7章 冬の知床
[ POP ]
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