感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
登場人物の頭の中に浮かんだ単語や短い言葉を羅列しているような特徴的な文章だなと思ったら、著者が小野寺さんで納得した。
他作品も読んだことがあるが、この方のお話しは人情味に溢れていて、読み終えると暖かい気持ちになる。
たまたま、最近こども食堂について耳にすることが多かったので、運営する側の工夫や苦労を知れて、頭が下がる思いに。
波子さんがこども食堂をやろうと思ったきっかけになるエピソードが印象深いので、最後の章はとても感慨深く、美しい幕引きだった。
Posted by ブクログ
こども食堂を舞台に、1日の時間経過と共にこども食堂に関わる人々のこれまでの人生、日常を丁寧に描いている作品であった。
共通して言えることは、皆それぞれ後悔を抱えながらも、その後悔を晴らすかのように行動しているのと。
こどもの貧困問題という社会問題にもフォーカスを当てながら、様々な人がこども食堂を通して前向きに動いている点に共感を覚えた。