【感想・ネタバレ】ランサムウエア追跡チーム はみ出し者が挑む、サイバー犯罪から世界を救う知られざる戦いのレビュー

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Posted by ブクログ

【ランサムウエアが革新的なのは、暗号化という行為そのものを武器に変えた点にある】(文中より引用)

ファイルを暗号化し、その解除のために身代金(ランサム)を要求するランサムウエア。猛威を振るうその脅威に人知れず立ち向かうチームの物語です。著者は、ロイターの調査報道記者を務めたレネー・ダドリーとピューリッツァー賞の受賞経験を持つダニエル・ゴールデン。訳者は、システムエンジニアの経験も持つ小林啓倫。原題は、『The Ransomware Hunting Team: A Band of Misfits' Improbable Crusade to Save the World from Cybercrime』。

想像の斜め上を行く展開に驚かされるばかり。ランサムウエアがどのようにして生まれたかも興味深かったですし、ランサムウエア用保険を始めとする対策が、更なる脅威をもたらすという不思議なエコシステムにも感嘆とするばかりでした。

こういう内実は海外ノンフィクションじゃないと知ることができないんだよなぁ☆5つ

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2023年11月22日

Posted by ブクログ

今サイバー犯罪として拡散されているランサムウェア。この出世とそれと戦う人々の生活を描いた本。チームメンバーなどの生活詳細は正直読み流していまったが、ランサムウェアとの戦いについては、イタチごっこになりかなり大変な仕事だと感じた。しかもランサムウェアのハンターの行為が逆にランサムウェアの性能、精度を上げてしまうリスクもあり本当に難しい課題だと思う。恐喝経済がこの世から無くなることは無いかもしれないが、それに立ち向かう方々には敬意を払いたい。

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2023年12月30日

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