あらすじ
「私はグラントリー・シングレア。あなたの夫となる男だ」
母が亡くなった後、自分に無関心な父のもと、義母と義姉に虐げられながら使用人として暮らす子爵令嬢・アリーシア。
幼い頃の飛竜便事務所での思い出を胸に耐えていたある日、義姉に婚約話が舞い込んでくる。
相手は、眼帯の下からも見える大きな傷跡を持ち、凍てついた瞳の恐ろしい方だというシングレア伯爵。
だが顔合わせの日、現れたのは飛竜便の若様だった…!
アリーシアは、義姉の代わりに彼へ嫁ぐことになり──!?
身代わり婚から始まるシンデレラストーリー!
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匿名
3
母と二人暮らしのアリーシアは父がたまにしか帰ってこないうえに送金も途中で止まってしまったため病気がちの母に代わって手紙や荷物を竜が運ぶ飛竜便事務所で働きながらなんとか収入を得ていたが母が亡くなり父に連れられて本宅で義母と義姉と四人で暮らすようになる。
しかし義母は夫の関心を引き付けたセシリアとその娘アリーシアを快く思っておらず義姉のジェニファーとともにアリーシアをいびる日々。
ある日アリーシアはそんな二人に限界がきて激昂したことで義母の命令により家主である父の血をひいているにもかかわらず使用人として生きることを迫られた。
そうなったことで今まで庶子とはいえ貴族の子として扱われていたが使用人たちからも距離を置かれてしまい…。
使用人
アリーシアがオリバーの気をひいたことで、またもハリエットから叱責されてしまいました。でも我慢がならなかったのか、今回はハリエットに反論しました。その結果、アリーシアは子爵家の令嬢ではなく、使用人にされてしまいました。それからも酷い扱いが続いたため、遂に彼女は飛竜便の事務所に行くことを決意しました。酷い扱いが続くアリーシアでしたが、家庭教師や執事が不十分ながら庇ってくれるのが僅かな救いです。