あらすじ
「私はグラントリー・シングレア。あなたの夫となる男だ」
母が亡くなった後、自分に無関心な父のもと、義母と義姉に虐げられながら使用人として暮らす子爵令嬢・アリーシア。
幼い頃の飛竜便事務所での思い出を胸に耐えていたある日、義姉に婚約話が舞い込んでくる。
相手は、眼帯の下からも見える大きな傷跡を持ち、凍てついた瞳の恐ろしい方だというシングレア伯爵。
だが顔合わせの日、現れたのは飛竜便の若様だった…!
アリーシアは、義姉の代わりに彼へ嫁ぐことになり──!?
身代わり婚から始まるシンデレラストーリー!
感情タグBEST3
匿名
5
父が不在で病弱な母と二人暮らしの庶子のアリーシアは父からの送金を止められてしまったためお金がなく竜が荷物や手紙を運ぶ飛竜便事務所で働いていた経験がある。
母の死後父が住む本宅で生活することになったが出自から義母と義姉からいびられながらの生活になってしまう。
そこで口答えをしたアリーシアは義母により使用人として生きていかなくてはならなくなる。
16歳になれば成人するので自由になれる、そしたらかつて働いていた飛竜便事務所でやとってもらえる…と思っていたがジェニファーがオリバーとの結婚に際してアリーシアを侍女として連れていくといったので自由にならないかもと不安になってしまう。
しかし貴族同士でいろいろありアリーシアがオリバーと結婚しなければいけなくなり…。
ジェニファー
アリーシアの姉ジェニファーは社交界デビューのパーティーに喜んで出かけて行き、帰って来てからも余韻に浸っていました。そこに父ハロルドがオリバーを連れて帰ってきました。そしてみんなの前で、ジェニファーとオリバーの婚約はなくなったと告げました。ジェニファーがフェルゼンダイン侯爵家の次男グラントリーから婚約を申し込まれたからです。ジェニファーもその母ハリエットも反対しますが、この話には王家が絡んでいるため、断れないようです。さらにオリバーにはアリーシアをあてがうと言いました。自分の都合優先で娘の幸せを考えないこの父親は最低ですね。