あらすじ
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息子が生まれた日が雨だったから、ぼくは雨の日が好きなのだ。いまでも雨の日に一人で車を運転していると、息子が生まれた日のことを思い出す――行きたい場所へ行き、会いたい人に会い、生きたいように生きる。ぶれない意志をもつ写真家が1枚の写真とともに切りとる、息子のこと、写真のこと、病気のこと、旅行のこと……。新たに書き下ろしエッセイと古賀史健とのロング対談を加え、人気連載を書籍化。
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Posted by ブクログ
エッセイみたいな、写真集みたいな、絵日記みたいなそんな本。
お年玉の話とか、みかんの話とか、羽釜の話とか
そんなものあるんだ、欲しいなって思ったり。
チョココロネの話とか、じゃんけんの話とか、質問に答える話とか、子どもとの関わり方が素敵だなって感じたり。
カメラを子どもに与えて
素敵な「ぼくの卒園式」を将来に残したり。
幡野さんの人柄が短い本の中に沢山詰まった1冊だった。
ぼくは写真家だけど
カメラから生まれたわけではない。
がん患者ではあるけど
病人として人生を
生きているわけじゃない。
一児の父ではあるけど
子どもに人生を
捧げているわけでもない。
ここが、ほんとにささりまくる。