『ホットマン』のきたがわ翔が描く遺品整理・特殊清掃の世界。自殺、孤独死、殺人…。不本意な状況で亡くなった人々の部屋を清掃する清掃員たちの姿を描く。
物語はそんな特殊清掃の世界に、兄の死をきっかけに飛び込んだ主人公・裕行の視点で進んでいく。
次々と目の当たりにする想像を絶する過酷な現場。昨今、核家族化が進み、多くの人々が身近に死と直面する場面が少なくなってきている。ましてや朽ちた死体を見ることなんて無いに等しい状況である。
しかし日々どこかで必ず死の現場は存在し、それを何事も無かったように淡々と元どおりにする仕事に裕行は葛藤していく。
きたがわ翔の美しい絵が物悲しさとともに、普段目にすることのない世界をドラマチックに描いている。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2011年06月17日
2011/06/14:唐突で救いのない終わり方でした。
というか震災後だから余計キツかったです。
でも実際の被災者の皆様は実に冷静だったのだなと改めて感服しました。
Posted by ブクログ 2010年08月18日
最後のシーンは別の意味で衝撃でした。
いやいやいや、これってどこに向かいたかったのだろう・・・。
死体処理の話から、宗教?
なんというか・・・、無理矢理感が否めませんでした。
全体を通してはこれは『死』についてかなり考えさせられた作品になっていると思います。
一読はありかもしれませんね。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
自分にとってそれが持つ本当の意味を知るには経験するしかない、ということか。
他者の死を追うことが自らの生を追うことになる。
繰り返されるメメント・モリのメッセージ。
1、2巻あたりは凄く良いです。
遺体処理とか清掃の現場の臨場感がよく出ています。
だんだん関係ない方向に向かっていき、5巻はもう読み終わった後の感想は「ハッ!?」です。
わけわからんです。
レンタルで読む分には面白いと思いますよ、買う価値は正直ないです。
最初は社会の闇を描く系統の漫画かと思いましたが、徐々におかしな方向へ・・・。
買わない方がいいです。
本当は星ひとつもつけたくない・・・お金返して・・・。(泣