あらすじ
この世でもっとも美しい生き物ユニコーン。いつのまにか世界中から姿を消し、ただひとりがライラックの森に取り残されていた……
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Posted by ブクログ
ストーリー展開や設定、雰囲気は面白いんだけれど、何せ文章が読みづらい!詩的というのか修辞的というのか、とにかく修飾語や隠喩などが多くてすんなり頭に入ってこず、苦戦いたしました。
作品としては素敵なので、ユニコーン、魔法、冒険というキーワードにピンときた方は挑戦してみてはいかがでしょうか。
Posted by ブクログ
久しぶりに早川の海外ファンタジー小説を手に取ったなぁ。
エルリックを夢中で読んだのは何歳頃だったっけ?とかしばし思いをめぐらせる。
アマルシア姫の人間味が、悲しくてとても良かった。
リーア王子の良い人具合に疑心暗鬼になってしまうぐらい、私は大人になってしまったんだなぁ。
Posted by ブクログ
悪くは、ない。悪くは! たとえ、幾つかの比喩やせりふが、物語じしんに怒りを抱いてしまうほどチープであったとしても。実際頭を掻きむしりたくなるくらいムカつくが、そのことが物語を、どこか遠くに「去ってしまった」ほんものの神話や魔法や、ユニコーンがほんとうに属していたであろうはるけき世界を想像させるのにひと役買っているから、評価しないわけにはいかない。
ーー物語はしずかにはじまり、むちゃくちゃな中盤を経て「変わってしまった」最後に至る。文体は、わたしは好まない。くわえて、語られるものは大きいのに、話が横道に逸れすぎることに損なわれている。損なわれることさえ、魅力にも思えるが。
けれど。たとえ挑戦になろうと、わたしはいう。これは、真のファンタジーではない。