【感想・ネタバレ】処刑台広場の女のレビュー

あらすじ

密室での奇妙な自殺や不可解な焼死の真犯人は、名探偵レイチェル・サヴァナクなのか? 記者ジェイコブが暴きだす、彼女の秘密とは

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Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった。
自分が海外ミステリをあまり読まないためかそれともこの作者の癖なのか、めまぐるしく変わる視点に少し戸惑ったが、今誰の視点なのかすぐにわかる書き方をしてくれているおかげですぐに慣れ、楽しく読むことができました。
読む前に期待していた要素は十分に得ることができたし、途中で違和感を覚えた部分もきれいに回収されたのでモヤつきもなく、久々にここまですっきりとした気分で本を読み終えられた気がします。
(これは他書への批判というわけではなく、自分の読書傾向の偏りのせい)
この本一冊で主人公である彼女の事件そのものは終わったとも見られるわけですが、現在は続編にあたる小説も邦訳されているそうで、果たしてどのような展開になるのかとても気になります。
読み終えてから存在を知ったので早く読みたい!

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2025年05月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

おもしろい、、、。海外推理小説は話の展開がちょっと重たくダラダラ感じることが多かったけどこれは全く逆で、どの章も最後の一言でぞくっとさせられて続きを読まずにはいられなかった。話の展開も何回もひっくり返されて、最後のサラの部分については完全に意表をつかれた〜〜!

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2024年06月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

海外作品にありがちな、『誰だったったけこの人…!!!』がよくありまして…。一覧は載せてくれてるんだけど、一覧にない人が…!!しかもカタカナの名前は覚えにくいの…
そこでちょっと躓くけど、全体的には面白かった!
悪者のような正義、でしかも…みたいな感じ

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2025年03月31日

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ネタバレ

登場人物と舞台の多さに息切れしながら、レイチェル・サヴァナクと劫罰協会に振り回されてあっぷあっぷしてるうちに読み終わってた

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2024年11月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

原題の直訳なら「処刑台広場」だけのところを「の女」を付け足し、表紙に艶めかしい女性の見返り図を置いたのは、レイチェルシリーズの一作目として素晴らしい采配だと思う。
一応最大のトリックであるレイチェルの「正体」については早々に見抜ける人も多いと思うが、そこで油断しきった結果、もう一人の「の女」には思い切り騙されることになった。
また被害者のうち、大家母娘の果たしていた役割について語られている部分が見当たらなかったので、続編ではまだGC周りの設定が掘り下げられるのだろうか。あるいはまったく違う事件? いやよそに首を突っ込む理由もないしなどと思いつつ、次の翻訳も楽しみ。

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2024年05月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

3.7くらい?5を期待していたのでちょっとがっかり。面白かったが、ミステリーを期待していたのでほぼほぼサスペンスでなぁ。

冒頭の日記で、早々にレイチェルの正体がわかってしまった。それでも、どんどん死体が積みあがっていくので、この殺人は誰によるものか考えられて面白かった。
サラの正体も、ジェイコブがエドガー館で襲われたところで、サラが襲わせたのでは?と疑惑が生まれて、そこから怪しく見えた。


続編があるそうだが、どう話を続けるのか。これはこの1作で終わったほうが良いと思うが、続編が面白ければ読んでみたい。

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2024年04月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

思っていたより楽しめた。
何となくこてこてのスパイものとか隠密行動的な話を想像してしまっていたのだが、ちょっと違った。

高名な判事、「処刑台のサヴァナク」の娘レイチェル・サヴァナク。
彼女の行く先々、関わる人々、皆非業の死に巻き込まれていく。
ある者は服毒死、またある者は拳銃自殺、そして火を用いた奇術舞台での焼死。
裏で手を引いていることは間違いないが、これは彼女の悪魔的享楽の一種なのか、それとも真の目的を持った一連のプロジェクトなのか。。

ミステリアスで完璧な立ち振る舞い、計画性が光るダークヒロインのレイチェル。
残虐さこそ滲めど、矛先は選定されており、強きをくじき弱きを助ける必殺仕事人かのようなのだが、一方で挟み込まれる、とある少女の過去の日記から読み取れるレイチェル像は悪魔そのもの。

このギャップ、食い違いが、一体どこへ向かっているのか、何が裏で蠢いているのかの霧が深まり、読みが牽引される。
終わってみればあるあるな構図、結末までの演出なのだが、途中の捉えどころのなさ加減が面白かった。

英国推理小説会の巨匠なんて謳われているし、著作リストも結構なものだけど、翻訳はほとんどない著者。
本作もシリーズものとのことだし、このスマッシュヒットを機にこれから順次訳されていくのでしょうかねー。

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2024年03月10日

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1930年のロンドンを舞台にした本格ミステリ。謎多き美女、レイチェル・サヴァナクは名探偵か悪魔か。

前半は登場人物が多く事件も入り組んでおりわかりづらいが、後半全てが繋がってからはグイグイ読ませる。装丁が良い。



以下ネタバレ
冒頭が事件後スタートで、いきなり次の事件が始まり、しかもそれぞれに被害者加害者関係者となんかほんとに登場人物が多い。
場面がコロコロ変わるのもあり、前半はかなり読みにくく感じた。
レイチェルはとても上品な描写でかなり好きなキャラなんだけど、謎が多すぎて入り込めず、ジェイコブを主軸にして物語を追うには少しキャラが薄い。

後半、キャラが出揃い事件が見え出してからは一気に面白くなるんだけど、分量的にもそこまでが長くシリーズ一作目という点からも少ししんどい。

ラストは好き。謎的にはわかりやすいしその点は良かった。

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2025年10月15日

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ネタバレ

・あらすじ
1930年のイギリス ロンドンが舞台。
ミステリアスな素人探偵のレイチェル・サヴァナクの秘密を探るゴシップ新聞記者のジェイコブ。
資産家や芸能人などハイソサエティの人々の不可解な自殺や事件には必ずレイチェルサヴァナクの影があった。
彼女の正体と一連の事件の真相を探るため取材を行うジェイコブはある組織の陰謀に巻き込まれていく。

・感想
レイチェルの正体は日記のタイトルをみてすぐにわかった。
強く賢い女性が主役の話を読みたくて評判の良かったこの作品を選んでみたけど期待は上回らなかったかな。
個人的にレイチェルにもジェイコブにもあまり興味が持てなかったのが原因かも。
作品もミステリーではなくサスペンス寄りだった。
なんだかあまり入り込めずに読み終わってしまったな。
でも犯人とレイチェルの関係性には意外性があって面白かった。
犯人の死に方がだいぶエグかった……。

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2024年12月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

1930年のロンドンを舞台としたミステリ。

「探偵レイチェル」というあらすじの表記に惑わされてしまった。1件の事件の真相を示唆したくらいで「探偵」って。そもそも「探偵」じゃないよね。

古式ゆかしい犯罪小説。
真相は奇をてらったものではなく、順当。
視覚的に映える場面が多いので、ドラマ化に向いていそう。時代性ゆえか、脳内に展開するのはモノクロな場面なのだけれど。

この一連の騒ぎで成長したのは新聞記者ジェイコブ。いつかレイチェルを出し抜けるかな。

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2024年05月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

評価が高いので気になっていた一冊。レイチェル・サヴァナクとは一体何者なんだというのが主眼なのだが、やたらと人が殺され無理矢理風のドンデン返しが続く。が、緊迫感が感じられず平板な印象で残念。1930年代が主舞台となっているがその雰囲気効果は伝わってこない。あれだけのことをしたにもかかわらず、レイチェルはシリーズであるらしい。マジか。

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2024年03月29日

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