【感想・ネタバレ】ロシア史 下のレビュー

あらすじ

『新版世界各国史22 ロシア史』に加筆・修正を加え、上・下巻のハンディ版として刊行。

ロシアという国はどのように始まり、どのように歩んできたのか。
強力な国家こそがロシアの問題を解決するという観念がロシアの支配者をとらえてきた一方、民衆は精神と肉体の解放をもとめて国家権力に闘いを挑み、 強力な国家を幾度も転覆させてきた。ロシアの歴史は強力な国家という軸と、精神解放という軸とのあいだで揺れ動き、もがき苦しんできた人々の歴史である。 ロシアはその苦しみと模索の中でどこに向かい、人類史に何を与えるのだろうか。

下巻では1900年以降の内容を扱い、ソ連崩壊後の記述にも章を割いて現代まで加筆修正を行った。

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Posted by ブクログ

和田春樹編「ロシア史 下巻」(山川セレクション)
日露戦争、第一次世界大戦、ロシア革命、スターリン、第二次世界大戦、スターリン批判、ゴルバチョフ時代を経てプーチンのロシアまでを描く。ロシア革命そのものはあっさりした描き方でいつのまにかレーニンが現れソビエト政権が成立している感じがする。スターリンもいつのまにか権力中枢にいる。プーチンも同様。なるべく価値判断を避けてフラットに書きたいのだなと思った。上巻も含めて大部な割に読みやすい。

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2024年10月08日

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