あらすじ
*本書は、『人嫌い公爵は若き新妻に恋をする』のスピンオフ作品となります。
逃がさないよ。もう、無理だ
パーフェクトな王子様は恋も謀略もお手のもの!?
五年前にルドニア国に嫁いできたアウローラは、不慮の事故でルドニアに来てからの記憶を失ってしまう。彼女の夫だという王太子メルクリウスは、そんな彼女に優しく寄り添い、愛情を注いでくる。「じっとして。君はこれが好きなはずだよ」好みの容姿と性格の彼に熱く淫らに迫られ翻弄されてしまう。だがこれが自分の我が儘からの政略結婚だと知り…!?
感情タグBEST3
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素敵に成長!
ミネルヴァ✖️マルスの話では、好きな人を追っかけてお嫁にきた、お転婆な少女という感じだったのが5年の歳月を経て立派にアウローラが成長していて、それに何を考えているか分からなかったメルクリウスもしっかり愛妻家になっていてすごく良かったです。
後半、マルスに見せ場があったのも、前回の話を読んでる者としては嬉しかったです。
ミネルヴァとマルスの娘が出てきたり、最後にアウローラとメルクリウスの間にもお子が誕生するところで締めくくっていたので、ついついまた続編を期待してしまいます。
面白かった
人嫌い公爵のスピンオフ、ということで改めてそっちを読んでから今作を読みました。
あちらでも腹黒王太子として描かれてましたが、こちらのが腹黒感がよく出てました。
腹黒というかチェシャ猫みたいなイメージがしました。
あの幼かった皇女様も立派なレディになってるし、前作主人公夫婦も登場してるしで、とても楽しく読めました。
ぜひ2作合わせて読んで欲しいです。
気になったのは、評価してるとはいえクーデター企むようなやつ、そのままお咎めなしでよいのか…ってくらいですかね。