【感想・ネタバレ】東大連続講義 歴史学の思考法のレビュー

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Posted by ブクログ

歴史学の成り立ちから、人間が歴史を叙述するという営みの中でどのようなことがテーマとなってきたのか、そして人文学全体に通底する哲学的認識論に至るまでがわかりやすくまとめられている良書。

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2023年02月26日

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東大教養学部の歴史学の授業をまとめたもの。「大学で学ぶ、最初で最後のオムニバス講義」とのこと。
「歴史とは、他社理解の営みである(p.219」「歴史学は、個々人の他者理解と物事を多角的にとらえる能力を養い、様々な人びととのつながりを意識させる(p.220)」が個人的にとてもしっくりきました。

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2022年02月26日

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現在の歴史学の最前線について、12章にわたり様々な角度、視点から講義形式で論じている。現在、なぜこういった捉え方が出てきているのか、その時代的要請は何なのか、といったいった点について丁寧に叙述がされており、歴史の見方、考え方についてのヒントが満載である。学生時代は社会史の隆盛時期であったことを思い出しながら、各章を興味深く読んだ。

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2020年04月29日

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歴史学とはとてもおもしろいものだというのを教えてくれた。注意して欲しいのは「歴史」がおもしろいのではなく「歴史学」がおもしろいという点。高校までの授業は所詮、年号の暗記にすぎないが歴史学は他の学問とも連携し協調しながら進歩していったのだ。いろいろな観点で語り口も人(この本は共作である)により違うがそれぞれに学ぶことが多い。

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2021年08月18日

Posted by ブクログ

歴史学的思考と聞くとやはり小難しいイメージがありますが、読んでみると表現が易しく(かつ優しく)理解しやすいです。全12章で、どの章も興味深く読みました。歴史研究者だけでなくすべての人々にとって、歴史というものを学び、考える基礎となる有益な書物だと思います。

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2020年07月25日

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長期的な視野で物事を見る姿勢を持つこと。これにより、一時的な衝動に駆られて行動したり、短期的な利益に惑わされたりすることを免れる。また目の前にあるあり様を唯一無二のものとは考えず、相対化してみることにより、多角的に物事を見る姿勢を養うことが大事。短いが読み応えのある一冊だった。

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2020年06月01日

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ざっくりと理解していたつもりでいた歴史学を、改めて整理して提示してくれた一冊。
講義形式なので読みやすい。

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2021年12月05日

Posted by ブクログ

歴史学に関する12回の授業をまとめた1冊。正に歴史学の基本の基がまとまっており、分厚い本ながら12章に分かれているので1章1章読みやすい。歴史学を志向する人はもちろん、歴史学を直接学ばない人でも、この思考法は役に立つなというものが必ずいくつか見つかるはずだ。

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2021年04月11日

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