あらすじ
「仕事ばかりだと仕事に必要な能力が身につかない」「好きなことと向いていることは違う」「チャンスは親しくない人からやってくる」――いまの働き方は見直すべきだとわかっていても、毎日が忙しくてゆっくりと考える暇もない私たち。けれども自分らしいキャリアを求めるかぎり、進路に思い悩む節目は必ずやってくる。そんなときに役立つ44の大切なヒントを本書は紹介する。「ワークライフはバランスではない」「就職は業界ではなく会社で選べ」「キャリアは目標ではなく習慣でつくられる」。常識を覆すキャリアメッセージ。
【巷にあふれる常識を覆す44個のキャリアメッセージ】
人生で大切なことは2つ以上ある
お金を大切にしてはじめて精神的豊かさが手に入る
遊ぶ能力が低いと仕事も楽しめない
仕事選びや会社選びと同じくらい場所選びは重要
目標を達成することがよいとはかぎらない
転職するたびに人脈をふやす人と失う人がいる etc.
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
独創的なキャリアに関する書。
ただし観点は秀逸。
1.ワークライフ
・脳機能には「感覚」「直観」「思考」「感情」がある。現代ではいずれに能力が偏りやすいため、バランスを取る必要がある。
・動機とは内面から自然に湧き上がるもので、その人固有のもの。18歳を過ぎると変わらない
・能力や動機の統合的活用
・どれか1つではなく大事なものはすべて大事
・人間には行くところと帰るところの2つの場所が必要
・意思決定を避けていると行動を起こした人だけが手に入れるメリットは永遠に自分のものにならない
・主体的か受け身か、その人への仕事への姿勢がどれだけ学ぶか
・無駄のない合理的キャリアなどない
・仕事そのものを目的としてのめり込んでほしい、お金はついてくる。
・好き嫌いの多い人は3点のレベルが高い
・やりたいことを絞るのではなく、やりたくないことを減らし、いろいろ経験しながらこれだったのかと気づくことが理想
2.能力開発
・動機の種類「社交」「理解」「」がある
・動機の合うものには5点、他のものも3点目指す
・キャリアの基本は行動しながら考える。
・まずは相手ではなく、自分を理解する。大事なのは強い動機と弱い動機。自分と他人とは感じ方が違うことを理解する
・キャリア・結婚では直観に従うべし
☆感情予測機能は、将来の状況をイメージし、自分や周囲の人はどういう感情を抱くかをシミュレートする
・意思決定においては直観を重視し、論理により伝える
・就職や転職の際は過去の業績を活かすよりあえて新しい知識やスキルがないとできる仕事がよい
3.キャリア開発
・目標は状況に応じて変えるべし
・得意なものを2つ持つとよい
☆自分がずっと興味のあることは細々とでよいから辞めずに勉強や情報収集すべき。ライフテーマが帰結することがある
4.ジョブデザイン
・意識して仕事を見える化する。
・短期と中長期の両視点を持つ
・就いた仕事で自分の動機を活かす働き方ができたらよい
・自ら機会を作り出し、機会によって自らを変えよ
・若いうちにリスクを取れば、将来いたずらにリスクを取る必要はない
5.ネットワーク形成
・問題の背景を過度に一般化しない
・予期せぬチャンスは開放的な弱い絆のネットワークから生まれる。それには信頼(一貫性)と互酬性が必要。
6.組織の中での成長
7.組織の見極め方
・同じ業界でも求められる能力は組織により全然違う
・その会社で働く自分の姿をイメージし、どんな気分になるかで判断する
・会社によって人の大切の仕方が違うため、事前に之を見極めることが大事
おわり
経験から学べない悪い姿勢
「受け身」「精神論」「テクノクラート」「やりっぱなし」「歪んだ持論」「頑固」
自分のキャリアを振り返った時、どんな時に充実や挫折を感じたか、その背景にはどんなことがあったかを書き出し、そこから自分の学びや気付きを自分の言葉にする。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
「仕事ばかりだと仕事に必要な能力が身につかない」「好きなことと向いていることは違う」「チャンスは親しくない人からやってくる」―いまの働き方は見直すべきだとわかっていても、毎日が忙しくてゆっくりと考える暇もない私たち。
けれども自分らしいキャリアを求めるかぎり、進路に思い悩む節目は必ずやってくる。
そんなときに役立つ44の大切なヒントを本書は紹介する。
「ワークライフはバランスではない」「就職は業界ではなく会社で選べ」「キャリアは目標ではなく習慣でつくられる」。
常識を覆すキャリアメッセージ。
[ 目次 ]
1 ワークライフ
2 能力開発
3 キャリア形成
4 ジョブデザイン
5 ネットワーク形成
6 組織のなかでの成長
7 組織の見極め方
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
キャリアについて、年齢・性別・ライフスタイル関係なく、汎用性の高い内容を伝えている一冊。
もちろん心持ちとして、得意を2つ作れ、とか、受動的になるな、とか、仕事以外に仕事で活かせる能力は磨かれる、とか持っていたらいいな、とあらためて認識したものもあったが、この本を読む対象者が就職控えている大学生向けなのかな?
あまり、病気とかキャリアを綺麗に積み上げられていない自分にとっては、参考にならず…。
ただ、この著者自身がさまざまな経歴の持ち主であることから、具体的な例のお話の引き出しは多くて、読んでいて「へ〜。」と楽しく読めた。