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Posted by ブクログ 2013年06月30日
「統帥綱領」の存在を初めて知ったのは「目黒警察署物語―佐々警部補パトロール日記」(佐々淳行)だったと思う。その後「陸軍士官学校の人間学」(中條高徳)でも取り上げられていて、ぜひ読んでみたいと思っていた。
今回、読んでみて感じたのは、書かれている多くの場面が具体的に想像できなかった(=内容が理解でき...続きを読むなかった)こと。そのため、それをどのように職場に応用すれば良いか(これが読んでみたいと思っていた大きな理由)もよく分からなかった。
著者はポイントとして、ビジネスシーンへの応用例を挙げているのだが、どうも本論とは的外れなような気がして仕方ない。
結局、これを読むには、その内容を理解する能力が必要であり、当時これを読んだ高級指揮官は、それまでに陸軍内で相応の教育を受け、その内容を理解できる能力を持っているのだと思う。
そう言った意味で、前二著の作者は、その内容を自分の経験と合わせて、読者に紹介していたように思う。