【感想・ネタバレ】ユー。 ジャニーズの性加害を告発してのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

ジャニーズ事務所の創業者、ジャニー喜多川氏から受けた性加害を訴えて、ジャニーズ事務所の実態を世間に暴露して、一躍有名になったカウアン・オカモトさんの、これまでの半生。

生まれや育ちから、ジャニーズ事務所に入ったキッカケ、性加害を受けた内容、退所した理由、ガーシー氏のYouTubeで性加害を公表し、海外のメディアのインタビューを受け、やっと日本のメディアが動き、日本での会見、ジュリーさんの謝罪とジャニーズ事務所解体まで動かした人物。

初対面は、セクシーゾーンのコンサートで、無名の一般人なのに、1曲アカペラでジャスティン・ビーバーのベイビーをアカペラで歌わさせてくれたジャニー氏は、やっぱり神々しい世界へと導いてくれた絶対的に感謝するべき人。
性加害さえ我慢すれば、特別扱いされる。

「どこまで」の性加害だったかは、当時ジャニーさんが80代の老人だったこともあり、口で性器をイクまでしゃぶられたこと。
でも、ジャニーさんがもっと若い時は、挿入された被害者もいる。そちら側の人は、もっともっと深い傷を負っていると容易に想像がつく。

ものすごい夢を見せてくれる、才能を持ったエンターテイナープロデューサーであり、影では悪夢を味合わせる闇の支配者でもあり、それが生きている間、ずっとまかり通っていたのもすごい。
そして、不思議と感謝もされているのは、ジャニーさんが自分なりにその代わりになるものを差し出していたからかも知れない。
あの年代で、同性の小児性愛者であることの劣等感や葛藤などは、半端ない自己否定感の塊だったと思う。
だからと言って、許されないことだけれど。

0
2024年02月18日

「ノンフィクション」ランキング