あらすじ
生活費月3万円、20年間定職に就かず生きてきた自称プータローの著者。せっかく東大を出て一流企業に勤めたがそれも辞め、一体どんな窮乏生活をしているかと思いきや…ベランダにはハーブ菜園、食卓はご馳走、毎週のように友人を招いて宴会と、まったく貧乏臭くない生活ぶり。どうしてこんなに豊かな暮らしが実現できるのか? 試行錯誤を重ねて編みだした、楽しくて賢い節約生活術を大公開! 1人前200円程度で名店の味に迫る「格安レシピ集」付きの使える一冊。
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Posted by ブクログ
「月3万円で豊かな生活を送る」というゲームは、「よりよい生活をするためにより多く稼ぐゲーム」というゲームよりも健全に思える。
料理にそこまで時間かけていられないけれど、ハーブ菜園と、多くのスパイス揃えるのはやりたいな。
自分に当てはまる本だった。
タイトル通り年収100万円でいかに豊かに生活できるかを試行錯誤しつつ書かれた本です。
日々の生活、低い収入の中でできるだけ豊かに生活する考え方、具体的方法が書いてあって面白いと感じました。
著者のこだわりなどもあるので、まるごとすべてを真似をしようという気にはなりませんでしたが、限られた収入の中でできるだけ豊かな生活を送りたいなら一読の価値はあると思います。
Posted by ブクログ
2013年に読んだ本。
お金をたくさん稼いでたくさんものを持っているのが正義。まだそんな風潮が今より強かった時代。
物が無くても豊かに暮らすことが出来るという実践書。
写真入りのレシピも載っている。
主婦向けの節約レシピは、安い早いが売りだけど、この本のレシピは安いだけじゃない男目線のこだわりが感じられてなかなかいい感じ。
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P35己れの心と対話をして、彼が静かに落ち着き、平和で穏やかな気分に包まれるようなことだけを選ぶこと。
P44その日財布から出ていった総額と500円との差額を計算して『+5000円』にプラスマイナス
P66冷凍食品に枝豆
元の頭がいいひとなのかなあ?文章がとても読みやすかった。
Posted by ブクログ
よかったです。タイトルの通り、「年間100万円でどうやって生活しているの?」という疑問から、「なぜ作者さんがその生活を選択しているのか」ということまで書かれていて、胸をうつ言葉が綴られていました。
"何に贅沢を感じるかは、人によって違うのが当たり前。何に心の豊かさを感じるかもそう。なにも自分の幸福や健康をないがしろにしてまで、社会の常識や価値観をそのまま受け入れる必要はありません"
という箇所にグッときました。私自身、世間の価値観に翻弄されて体を壊したので身にしみてわかります。
色々な生き方があって良くて、作者さんみたいに、わずかな財産でも幸せそうに生きていけるんだなぁということが知れてよかったです。
Posted by ブクログ
東大経済から大手メーカーに入社、広報マンとして活躍するも30歳を機に退職。その後20年に渡り、相続マンションによる年収100万円の不労所得のみで慎ましい生活を送ってきた著者の人生ゲーム。
節約それ自体をゲームと捉える著者。ほとんど家で過ごし、趣味は料理。ベランダにはハーブ菜園を展開し、買い出しはスクーター。繁華街に出かけるのは年に数回という隠者っぷりが見事です。質素倹約の心。
衣料代について。
○これは時折下着類を補充する程度で、ほとんどかからない。
夏は甚平かアロハ。冬は作務衣かジャージ。他の季節はポロシャツやネルシャツ&ジーンズ。冬の外出用にダウンジャケットなど上着数点。しかもそれらほとんどが、20年前のもの!ーそう考えると、物持ちの良いことも、この生活に必要な資質かもしれない。
◆このあたり、"徒然草"の思想に通ずるものがあります。不労所得で隠者してるのも兼好法師と同じ。
○名利に使はれて、閑かなる暇なく、一生を苦しむるこそ、愚かなれ。
財多ければ、身を守るにまどし。害を賈ひ、累ひを招く媒なり。身の後には、金をして北斗を 拄ふとも、人のためにぞわづらはるべき。愚かなる人の目をよろこばしむる楽しみ、またあぢきなし。大きなる車、肥えたる馬、金玉の飾りも、心あらん人は、うたて、愚かなりとぞ見るべき。金は山に棄て、玉は淵に投ぐべし。利に惑ふは、すぐれて愚かなる人なり。(第38段)
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幸せとは何か
改めて考えさせられる良い機会になった
年収100万円でもほんまに幸せそうにしてはるよ
幸せってなにか
おかねがすべてではない
いくらでも楽しめる
素敵だった
Posted by ブクログ
十年前の本だが、その時点でリタイア歴二十年になる著者の生活本。FIREを先取りしたような生き方だが、今ではもう三十年になる。再現性という意味で大いに参考になる。
Posted by ブクログ
実際に、年収100万円で生活しよう!と思っていなくても楽しめる本でした。
少ないお金でも、いかに自分を満足させるかのノウハウと考え方が書いてあります。
私はその考え方がとても参考になりました。
いろんなものを手に入れて楽しみたい、じゃなくて自分にとって何が一番手に入れたいものなのかを見極めてそれにお金を、もしくは手間をかけると満足感が何倍にもふくれあがって、そうして人生を豊かなものに感じることが出来るのだろうと思いました。
Posted by ブクログ
節約本というよりレシピ本っていう方がいいかも?筆者が料理が好きなのようで節約レシピが多いし、また難しそうなのばかりです。
でも、ぷー太郎生活を楽しんでるようでそれが料理のようです。豊かな生活は心の持ちようですね。
この本のような生活は送れませんが自分も日ごろの生活の中で楽しみを見つければ豊かな生活は送れそうです。
Posted by ブクログ
著者は東大卒の現役社会人から
逸脱してしまった成人男性である。
思うに任せたプライドから
再就職を決して諦めていないこと
本当は読者の自分は祈っている。
やはりもう一人の自分と
正直過ぎるくらい、いや馬鹿がつく
くらい正直に心情や生活を吐露
している。
それにつけても1日 五百円で
カレンダーにつけてゆく食品予備費
は大変ためになりました。
レシピ本もついて節約のヒントが
満載で本当にみすぼらしくない
明るい貧乏を指南する方には
参考になる箇所多々ありました。
全ては真似できないけど…
節約という意識を変えることが
すぐ出来ます。
本当に面白い本で3日で
読んでしまいました。
Posted by ブクログ
書籍タイトル通り、年収100万円の中で、いかに豊かに、幸せに暮らしているか、20年以上実践している著者の体験談。
生活に根ざした内容は、身近で読みやすい。
私は著者の生活自体には正直共感できない(収入は親の残したマンションの賃貸からの不労所得であり、社会貢献など考えると)が、限られた収入内でも、創意工夫や考え方で、如何に豊かに暮らしているかがとても良く伝わった。この考え方には、深く共感できるものがある。
自分の生活にも、社会通念などにとらわれた価値観によって、いかに振り回されているか、再認識した。
美味しいものを、お金をかけ食べ歩いて発見する喜びよりも、
趣味として料理を楽しみ、いかに美味しく、安く、健康でいられるかに頭を使い、腕を磨くことの方が、本質的幸福を得られるのではないか。
料理に限らず、生きるということはそういうことなのではないか、など、以外と深めに考えました。
私の目下の心配は、この本が売れ、著者に多額の印税収入が入ることで、彼の根本的生活ルールが変わってしまうことだ。
読者の期待を裏切らないためにも、この本質は死守すべく、全額寄付することを強く望むw
Posted by ブクログ
年収100万は確保している人の、お金をかけない快適な人生術。
著者は1960年、大阪府生まれ。東大卒。
大手酒類メーカーに勤め、広告マンとして活躍するが30歳で退職。
どこか合わない生活で、無理をしていたらしい。
中古マンションを賃貸しして年収100万があり、就職はしないままで暮らして20年。
プータローが天職と心得る日々。
仕事をしようと思えばできた人だからこそ、仕事で自分の幸福や健康をすり減らす必要はないと断言できる。って感じかな。
100万の家賃収入があるのは恵まれているけど、なかったとしても忙しくない仕事につける可能性もありそう。
職を失ってショックを受けたとき、こんな考え方もあると知ってもいいかも?
お金をかけずに有名店に負けない味の料理を食べるために、研究を惜しまず、そういう意味ではかなり労働している人ですよ。
外で食べるよりも、自分で作るほうが安い。
確実に安く上げるためにはチラシで比較したり、安いものを探すコツもある。
しかも、友達を呼んで喜んでもらえるほどの腕前なら、楽しい暮らし。
確かにこれはなかなか豊かです。
料理が好きなら、面白いでしょう。
レシピなど、具体的に詳しく書いてあります。
ホームベーカリーを駆使し、ハーブを育て、スパイスは取り揃えている。
読んでいると、節約したくなるというよりも、ピッツァ焼き釜とか、なんか買いたくなる‥(笑)
もしものときの貯金はあるのか?保険は?
といったあたりがちょっと、気になる。
同じ条件の人はどれぐらい世の中にいるものかわからないけど‥
年金などで、使えるお金が年100万円程度の人は、今後増えると思いますから~そういう場合の参考になると思います。
Posted by ブクログ
最近、手に取る本は意図してないが、繋がっている。
今回も不本意ながら失業中なので、節約生活のアイデアもらえないかなと手に取ったのだが。
前回読んだ「年収150万円一家」とは違って、「節約」「もったいない」「なんでもタダで頂戴」にヒステリックにならず、年収100万でも心を豊かに、本能が望むままにというところが好感度。
東大も出て、30代はバリバリだった著者がなぜに20年も100万生活をと思ったけど、欧米的なお金よりも心が豊かな人生をというのを実践してる感じが素敵。
困窮してる悲壮感はまったくなく、ゲーム感覚で金銭収支をやっていたり、ごはんに関しては並々ならぬ独自の理想があり、うなずくものも。
将来的に日本もこういう形になっていくのだろうか。
年収1000万で時間も気力も奪われる毎日より、年収100万の心豊かなリタイア生活の方がなんだかあこがれてきました。
Posted by ブクログ
タイトル通り節約術が中心で、料理に関してはレシピもあり、料理にこだわっている方は参考になると思います。私としては、自作ヨーグルトと歯のケアの部分が良かったです。自作ヨーグルト作成と紹介されていた歯磨き粉は試して見たいと思います。
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こういう人の方が幸せだと思うのだけど。
自分の人生、自分の好きなことをする。
カネよりもストレスフリーの方が大事。
節約も無理にしてないところがいい。
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知恵と工夫とで生活を心豊かなものにされているなという印象。先日読んだイケダハヤトさんとの共通点は、節約をゲームとして楽しんでいること、そして友人との交流が活発なこと。
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世の中、自分が思うよりも望むこと(あれしたいこれ欲しい)があるからであって、その線引きをどこでとどめるか、そしてそれがひもじくないか、を考えて行動すればよいのだ、ということが綴ってある本です。
よく吟味すれば、安物買いの銭失いになる機会は少なくなるし、自分の満足度も上がる。
考え方によって人の幸せは違い、その定義を明確にして過ごせば日々幸せなのだ、ということ。
Posted by ブクログ
筆者とは生活環境が異なるので、全てを真似るというのは無理です。
しかし心身を大切にする、自分の内なる声に耳をすませる、など生き方としては非常に参考になります。
今日偶然、運動不足というか身体に対する無知というか、不摂生の末の結果に気づくことになり(まわりくどくてスミマセン)、まず心身大切にしなければ、仕事もままならない…ということを痛感しています。
Posted by ブクログ
最近この手の本を好んで読んでいる。会社人をやってると多くのことに心を蝕まれ、いっそ稼がない生活もありなんじゃないかと思うからだ。
しかし、いざ稼がない人の生活を覗いてみるとそれでも多くの努力は必要なんだなと思い知らされる。好きじゃないとここまで出来ないと思う。普通のニートは自分でパンを焼いて麺を伸ばして、ハーブ育てたりなんかしないもの。。。
この本を学んだことは少ない収入でも工夫して努力すれば質の高い生活はおくれるということだ。
自分もゲームやって、ギターでも弾いている時間から生活の質をあげることに力をもっと割いてみようと思う。
Posted by ブクログ
さくっとよめて面白かった。
著者の言ってることはすごく共感できる。
でもかなり心強くないとみんなの偏見におれちゃいそう。。
家族がいないからできるんだろうけど、もし同じような考えを持てる家族がいればもっと楽しく豊かな生活をおくれそう。著者みたいにひとつひとつを楽しんで生活しようと思った。ピザ窯ほしいなぁ。
Posted by ブクログ
確かに百万で暮らしていけて生活もそこそこ楽しそうだけで色々と自分の欲求を捨てないといけないよなと感じた。
作者も東大卒業しているからこういう本まで出せちゃうけど一般の人がこんなこと風に生活してたらただの変人ですよねっていう
Posted by ブクログ
時間がとにかくあって、働かなくてもマンションの家賃が年100万円入ってくる、という方だからこそできる生活術だなぁ、という感じ。考え方とかは活かせそうですが真似はできないです(笑)
Posted by ブクログ
すごいなー。僕なんか金・金・金、効率・効率・効率、だもんなあ。
うらやましい、とは思わない。ああなりたい、とも思わない。
でも、なんか敬意を覚えてしまう。「僕とは違う世界の人」は確かに存在するし、その人たちが幸せに生きているってことに、なんだか安堵する気分になる。
なんだか奇妙な良書。
Posted by ブクログ
一人暮らしだったらちょっとまねしてみたかったかも。。といった感じです。家庭持ちだとちょっと厳しいかなあ。料理に手間をかけてられない悲しい現状ですね。。
Posted by ブクログ
年収100万円しかない。と考えるか100万円もある。と考えるか
ある物の中で、いかに楽しむかを考える著者の生活はすごく心豊かに暮らしている印象。
何に幸せを感じるかは人それぞれ。
社会の常識や価値観なんて利用するもので、縛られたり、踊らされるものじゃないという締めの言葉にちょっとしびれました。
のっているレシピがまた美味しそう!