【感想・ネタバレ】透明な夜に駆ける君と、目に見えない恋をした。のレビュー

あらすじ

【購入者限定 電子書籍版特典あり】
当コンテンツを購入後、以下のURLにアクセスし、利用規約に同意の上、特典をお楽しみください。
https://xget.jp/items/2122

「打上花火、してみたいんですよね」
花火にはまだ早い四月、東京の夜。
内気な大学生・空野かけるはひとりの女性に出会う。名前は冬月小春。周りから浮くほど美人で、よく笑い、自分と真逆で明るい人。話すと、そんな印象を持った。最初は。
ただ、彼女は目が見えなかった。
それでも毎日、大学へ通い、サークルにも興味を持ち、友達も作った。自分とは違い何も諦めていなかった。
――打上花火をする夢も。
目が見えないのに? そんな思い込みはもういらない。気付けば、いつも隣にいた君のため、走り出す――
――これは、GA文庫大賞史上、最も不自由で、最も自由な恋の物語。

※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

ネタバレ 購入済み

胸に来る物がデカい!

盲目のヒロインと主人公の切ない物語でした
癌が原因で視力を失い、癌が再発し余命宣告までされ、主人公と距離を取ろうとするヒロイン
それでも諦めない主人公とのやり取りが切な過ぎて泣きました
最後に主人公に残したボイスレコーダーのメッセージは号泣物です
読み終えた後、胸にドカンと来る一冊でした!

#泣ける #切ない #感動する

0
2025年02月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

盲目の少女 冬月小春との恋を描く大学生の青春小説。
前半は大学生らしい軽快な掛け合いもみられる展開だったが、想いが通じた瞬間から展開が大きく変わる。小春目線の、自分の思うまま恋をしたい気持ちと、余命も短い自分と一緒になることがかけるにとってどうなのか、という気持ちのジレンマが伝わってくる。さらに闘病も合わさって後半は苦しい展開が続くが、エピローグではそれらに打ち勝ったことが描かれている。正直、余命がもうほとんどないと言われていたところから回復して結婚して子どもまで授かるという展開は奇跡的すぎる気もしたけど、その後小春に乳がんが見つかったり、かけるにもがんが見つかるという展開があり、すべて上手くいったわけではなかった。エピローグでは他の登場人物についても描かれていて、鳴海も早瀬も社会人となり今後の生き方に悩んでいた。みんな大なり小なり辛い境遇を抱えていて、そんな人たちの前で花火が上がり、それを見上げる。この小説では花火がフューチャーされているけど、花火の美しさというより、花火を見上げて顔を上げる、俯いていた顔を上げるというところに焦点が当てられていた。花火を見て、そのものの美しさを楽しめなくても、見上げるということそのものが大切、ひいては上を向いて生きていくってことの大切さを感じた。

0
2025年06月29日

「男性向けライトノベル」ランキング