【感想・ネタバレ】透明な夜に駆ける君と、目に見えない恋をした。のレビュー

あらすじ

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「打上花火、してみたいんですよね」
花火にはまだ早い四月、東京の夜。
内気な大学生・空野かけるはひとりの女性に出会う。名前は冬月小春。周りから浮くほど美人で、よく笑い、自分と真逆で明るい人。話すと、そんな印象を持った。最初は。
ただ、彼女は目が見えなかった。
それでも毎日、大学へ通い、サークルにも興味を持ち、友達も作った。自分とは違い何も諦めていなかった。
――打上花火をする夢も。
目が見えないのに? そんな思い込みはもういらない。気付けば、いつも隣にいた君のため、走り出す――
――これは、GA文庫大賞史上、最も不自由で、最も自由な恋の物語。

※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください

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Posted by ブクログ

ネタバレ

最後、小春は大学卒業する前に亡くなっちゃうのかなって思ったらハッピーエンドに終わったので歓喜。
やりたい事をやり切ってて感動した。

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2026年04月02日

ネタバレ 購入済み

胸に来る物がデカい!

盲目のヒロインと主人公の切ない物語でした
癌が原因で視力を失い、癌が再発し余命宣告までされ、主人公と距離を取ろうとするヒロイン
それでも諦めない主人公とのやり取りが切な過ぎて泣きました
最後に主人公に残したボイスレコーダーのメッセージは号泣物です
読み終えた後、胸にドカンと来る一冊でした!

#泣ける #切ない #感動する

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2025年02月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

思ったよりしぶとくて(言い方)ちょいびっくりした。


ネタバレ
冬月小春ふゆつきこはる
盲目。大学1年
空野かける
早瀬優子はやせゆうこ
小春の友達でボランティアで盲目の小春のサポートをしている。
鳴海潮なるみうしお
かけるの寮で同室。

新歓コンパでかけるは小春に出会う。はじめは盲目の小春に深く関わりたくないと思うが、優子に頼まれて授業のサポートをするうちに一緒にいる時間が増え恋をする。
2人はお互い想いあっていた。
ある日、小春にキスをされる。
それからどうしたいいか、(告白して付き合うとか、でも障害者と付き合うのは大変そう)を潮と優子に相談。呑みながら相談し、酔った勢いで『空野かけるは冬月小春が好きです。付き合ってください。』と告白したものを優子にスマホで動画を撮られていた。優子はその動画を冬月に送ってしまう。
しかし、それから冬月は大学に来なくなった。

冬月は花火をやりたがっていて、ふたりで買いに行った。
冬月は点字が書かれた黄色い栞を持っていた。その栞がかけるといるときに風に飛ばされてなくなってしまった。
大学に花火研究会というものがあってふたりで入ろうとするが、花火は危険だから、目の見えない冬月は断られてしまう。

冬月が盲目になったのは中学3年生のとき。
小6で脳に小指の爪ほどの小さな癌が見つかり、手術した。中学3年生で網膜に転移した。両目を摘出するか、眼球を温存して手術と抗がん剤治療するか迫られ、温存策を選択。卒業式にはでられなかった。抗がん剤治療は記憶も混濁する。
視力がなくなり、点字を覚えて
4年がかりで高卒認定資格をとって、大学に入学した。

冬月との連絡はかけるだけでなく、優子も潮もとれなかった。大学にもこない。
潮が隣町の大きな病院に入って行く冬月を見かけた。というから、かけるはその病院に行く。優子もあとから言った。

冬月は病院の小児科のキッズルームでピアノを弾いていた。

冬月は記憶を失っていた。かけるが声をかけたが「どなたですか?」と言われてしまう。大学に行っていたという記憶さえなかった。スマホも壊れていた。

かけると優子と潮の3人は小児科のボランティアをはじめて、冬月に近づく。

冬月は癌が肝臓に転移して余命半年だった。今年いっぱい命が持つ可能性は5%だと主治医は言った。

冬月の栞がみつかった。
栞には点字で
『のみかいにいく さーくるにはいる』
『ともだちをつくる かいものにいく』『はなびをする こいをする』
と書かれていた。

かけるは花火をしようと決意。

花火大会は病院の子供たちが描く絵を打ち上げる型物花火というものもやることになった。冬月とかけるも絵を書いた。

花火大会にむけて冬月は生きることをがんばった。
しかし、当日体調悪化で花火には行けず。
かけるはそばにいてスマホから中継で花火をみることに。通話相手は優子と潮。
冬月の書いた絵はハートマークだった。
かけるも同じ。ふたりは恋人になった。

冬月はかけるにキスをした翌日、癌が発覚し、自分と付き合えば必ずつらい別れがくるとわかり、記憶のないふりをすることにしたのだった。

冬月は北海道の病院に転院。
離れる前、栞に書いてあるほかにやりたいことはないのか、かけるが聞いた。
ウエディングドレスが着たい。新婚旅行にも行きたい。子供がほしい。子供の参観日に行きたい。家族旅行がしたい。成人式には振り袖を着せたい。子供の結婚式に出たい。
冬月は何度も癌を再発させ、やがて命を奪った。

小春が他界してすぐに、かけるに大腸がんが見つかり、治療むなしく肝臓、肺に転移。末期がんになってしまったかける。
しかし、そのときかけるはすでに、小春と結婚し、子供をもうけ、その子供も結婚しすでに25歳になっていた。子供の名前は咲良(さくら)
そう。小春は自分の願いをすべてかなえたのだった。45歳で乳がんがみつかり、闘病生活をおくったが、他界した。
かけるは自分の治療を諦めようとしていたが、小春からのメッセージを見つけ治療を頑張ると決める。
メッセージは『かけるくんのおかげて幸せな人生だった』というもの。

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2026年06月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

盲目の少女 冬月小春との恋を描く大学生の青春小説。
前半は大学生らしい軽快な掛け合いもみられる展開だったが、想いが通じた瞬間から展開が大きく変わる。小春目線の、自分の思うまま恋をしたい気持ちと、余命も短い自分と一緒になることがかけるにとってどうなのか、という気持ちのジレンマが伝わってくる。さらに闘病も合わさって後半は苦しい展開が続くが、エピローグではそれらに打ち勝ったことが描かれている。正直、余命がもうほとんどないと言われていたところから回復して結婚して子どもまで授かるという展開は奇跡的すぎる気もしたけど、その後小春に乳がんが見つかったり、かけるにもがんが見つかるという展開があり、すべて上手くいったわけではなかった。エピローグでは他の登場人物についても描かれていて、鳴海も早瀬も社会人となり今後の生き方に悩んでいた。みんな大なり小なり辛い境遇を抱えていて、そんな人たちの前で花火が上がり、それを見上げる。この小説では花火がフューチャーされているけど、花火の美しさというより、花火を見上げて顔を上げる、俯いていた顔を上げるというところに焦点が当てられていた。花火を見て、そのものの美しさを楽しめなくても、見上げるということそのものが大切、ひいては上を向いて生きていくってことの大切さを感じた。

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2025年06月29日

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