あらすじ
女の毒が体内に入り、蝕まれていく--
簡易宿泊所で暮らす晴男はレイプ現場を中年女性・優子に目撃され、彼女の家につれていかれる。
そこには同じ格好をした十名ほどが「家族」として暮らしていた。
おぞましい儀式を経て一員となった晴男は、居住者は優子に虐待されていることを知る。
一方、区役所で働く北島は、中学時代の初恋相手だった愛香と再会し「家族」での窮状をきく。
北島は愛香を救い出す可能性を探るが、“悪魔”が立ちはだかる。
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Posted by ブクログ
最初の1行からサクサクと読み進められてしまう、、そして後半の引き込まれて具合がハンパない。さすが武丸さん、、晴男?ハルオ?時間軸どうなってる、、?もう1回読みたい!!
Posted by ブクログ
気持ち悪い。恐らく、これが我孫子武丸先生にとっての最上級の褒め言葉であると思う。
人間の肉を食べる行為については、それを習慣とる部族もいる点で、たんに文化の違いであるというのを念頭におくと、ある種の人間以外(悪魔)の境界として描かれていることには、ちょっと物足りなさも感じる。
少なくとも何も知らずに食べてしまった犬は、最初から最後まで何の罪もないので、せめてそこは助けてあげよう、とも思う。
Posted by ブクログ
最後の最後までは面白かったんですよ、かなり。
最初のシーンからなんかモヤモヤするというか違和感があって
北島=ハルオなの!?すごっ!!と思ったんだけどラストが好きじゃなさすぎて、、、残念。
匿名
ずっと嫌な気もち
物語のスタートはなかなか強烈で、嫌悪感を抱きました。自分なら、と想像してしまい、気もち悪くなりました。
後半では、あれ?この晴男ってどの晴男?と無駄に深読みしてしまいました。
結末は好みが分かれそうですが、私は好きでした。
何かあったら嫌だなぁと最後の最後まで心配しましたが、ひとまずほっとできて良かったです。
Posted by ブクログ
★3.5
最高に胸くそ悪くてずっとずっと最後まで気持ち悪かった…
ただグロいだけじゃなくて、人が人を支配する、洗脳する怖さとおぞましさ。作者にハマりそう。
Posted by ブクログ
殺戮が好きすぎて同じ作者さんの作品を読みたくてこちらを読みました。しかし、越えられませんでした。ハルオと晴夫、登場人物が絶妙にみんな気持ち悪い。いい意味で。最後の片桐は何者だったのか、愛香と晴夫もとい北島はどうなったのか煮え切らない終わり方をしたのがモヤっとする。個人的に1番気持ち悪いのは個人的には北島です。愛香への執着があまりにも気持ち悪いですが、そういう人を書くのが我孫子先生のよさでもあるな、と。