【感想・ネタバレ】いつの空にも星が出ていたのレビュー

あらすじ

うれしい日も、つらい日も、この声援と生きていく――。

本屋大賞受賞作家、40年の想いの結晶。
大洋ホエールズからDeNAベイスターズへ。
時を超えてつながる横浜ファンの熱い人生が胸を打つ感動作。


さえない高校教師。未来を探して揺らぐ十代のカップル。奇妙な同居生活を送る正反対の性格の青年たち。コックの父と少年野球に燃える息子。彼らをつなぐのは、ベイスターズを愛する熱烈な思いだった! 本屋大賞受賞作家が、横浜ファンたちの様々な人生を描き、何かに夢中になる全ての人に贈る感動の小説集。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

目次
・レフトススタンド
・パレード
・ストラックアウト
・ダブルヘッダー

驚きました。
著者がガチのベイスターズファンだよ言うことがよくわかる作品集です。
大洋ホエールズ時代から現在までの、横浜を本拠地とするチームを応援する人たちの物語。

試合の展開が、選手のプレーの一つ一つが、詳しすぎてさすがに引く。
私も学生時代はプロ野球の試合を見に行きましたし、野球マンガはそこそこ読んできたので、言わんとすることはわかります。
だから余計に、その熱量にね…。

だって、言っちゃあなんだけど、まあ弱小球団ですよね、たいていの時は。
でも、諦めない。
負けたって熱い。
この、オタク気質というのでしょうか。
わかりすぎるくらい、わかる。
だから引く。
今でこそ推し活と言われて市民権を得ているけれど、要はオタ活だもんね、これって。

好きな気持ちって、やめようと思ってやめられるもんじゃあない。
損得でもなく、勝手にあふれ出てきてしまう気持ち。
それが一番顕著だったのが『パレード』かな。
『ダブルヘッダー』のじいちゃんも、かっこいい。
好きな気持ちに定年はないんだよ。

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2025年12月09日

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