あらすじ
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直木賞作家が60代にして漫画家デビュー! 荻原浩にしか描けない、センチメンタルで不可思議な絵物語。「アマゾン川流域に流れ着いた瓶の中には、日本語で綴られた遥か遠い地からの手紙が入っていた……(大河の彼方より)。「93歳。病室で最期の時を迎えようとしている幸子のもとに、次々と懐かしい人々が訪れて……」(人生がそんなにも美しいのなら)。「4月1日の午後1時にあの桜の木の下で会おう。幼なじみの二人が交わした約束の行方は……」(あの日の桜の木の下で)など、人生のほろ苦くも愛おしい一瞬から、日常の半歩先に広がるブラックで奇妙な世界まで、全9編収録。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
荻原浩の漫画家デビュー作。傑作。これは小説では描けない世界だ。画のタッチと作風は『星守る犬』の村上たかしに似ているかな。加えて,独特の奇想天外風味がある。
Posted by ブクログ
直木賞作家・荻原浩さんが描いた漫画です。
たまたま文庫化されものを本屋で見つけ、ただひたすらに「興味津々」。結果はう~~ん。
あとがきに「絵で物語が綴れたら、いままでできなかったことが、できるんじゃないか、そう考えてしまったんです。」とあります。何となく判ります。
例えば上下二コマに同じ夜店を描いたページが有って、上のコマの提灯は「祭」で下のコマでは「祟」。その間に説明は無く、どうも普通の世界と異世界が混在している状況を描いたもののようです。確かにこれを文章で書くのは難しい。ところがです、このページを見たら、その後は目が「間違い探し」を始め、ストーリーが追いかけられなくなってしまいました。確かに今まで出来なかった事が出来たのかもしれないけれど、上手くは行っていないように思います。
まあ、漫画を読み慣れていない私の評ですから、参考にもなりませんが。
そういえば、他にも漫画を描いた小説家が居た記憶があるのですが、いくら調べてえも判りませんでした。誰だったんだろう?確か短編集の中の一編が本人が描いた漫画だったような記憶があるのだけれど。。。