【感想・ネタバレ】遮断 警視庁失踪課・高城賢吾のレビュー

あらすじ

厚労省高級官僚である六条舞の父親が失踪した。事件性はないと思われたが、一億円の身代金要求が届き様相は一変する。現金を用意して引き渡しに挑むものの、あえなく失敗に終わる。同時期にくせ者新メンバー田口はインド人技術者の失踪事件を調べていた。鍵は外国人労働者の就労斡旋なのか。二つの事件の関係は?書き下ろし長篇第七弾。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

【警視庁失踪課シリーズ第7作目】
失踪課の舞の父親、厚労省官僚の六条恒美が失踪する。
だが、なぜか舞の母親は捜査に非協力的。何か隠している。シリーズ3作目の大学理事長の時と事件の雰囲気が似ている。
前作ではやる気のなかった真弓だが、失踪課のメンバーの家族の事件ということで、久々にやる気を見せている。
ただ、法月の代わりに入ってきた田口がまったく役に立たない。でも舞同様に、事件の糸口のきっかけになるのを手繰り寄せる。

父親は官僚で政治を見てきたからこそ、政治家になって日本を変えたいと準備をすすめ、その裏で母親が脱税を行い、それを知らなかった舞。
父親は無事だったが、何か悲しい終わり。この事件では、刑事らしい顔をみせた舞が、警察をやめてしまったのも悲しい。
捜査もせず、定時で帰る舞だったが、今までの失踪者のデータ入力は完璧で、だからこそ、舞は事件の糸口のきっかけを高城に与えることができていた。

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2023年05月22日

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ネタバレ

部下の父親が失踪し身代金の要求から誘拐事件に発展してしまいます。そんな中、ふらりと自宅に戻ってくるものの、国会議員に立候補する予定と絡み事件の真相はいったいどこに?主人公高城の娘の失踪事件、高城自身がようやく向き合う決心がついたのか、少しずつ捜査を再開させ始めます。高城の心情がなんとも切なく胸を締め付けられます。

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2020年10月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

堂場瞬一に外れ無し…なんとか更新。

少々冗長になり過ぎた感はあるものの、後半の失踪感は健在。政治に疎い分、状況の整理がしにくかったのは、置いておいて…(笑)。

今回は、ファンサービス的に馴染みのある名前が登場してきて、ニンマリ。




…愛美に対しての思わせ振りな描写も気になるが……、“高城の事情”にもより一段と迫りつつある感じ。シリーズとしての盛り上げドコロが近づいてきているようだ。


★4つ、7ポイント半。
2013.07.23.了。

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2015年07月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

娘の綾菜の捜索を再開した高城だったが、インド人技術者と同僚の六条舞の父(高級官僚)の失踪が重なり、失踪課は俄然忙しくなる
六条氏の足取りはなかなか掴めず、そうこうしているうちに身代金要求の電話が入る・・・が、身代金は受け取りがなく、暗礁に乗り上げたところへ六条視が帰宅してくる
帰宅した六条氏は何も語らず、六条氏の妻が現金一億円を自宅金庫から用意したことも説明が何もない。折りしも高城を撒いて現金を誰かに渡した形跡がある
政界への転身を目指した六条氏は、牛島議員からプレッシャーを受け、ホテルに軟禁状態になり、その後牛島議員からスキャンダルのネタ探しを請け負った暴力団が口止め料として現金を要求したいた
自宅にあった高額の現金は選挙費用として妻が隠していた(未申告)配当金だった
すべてが明るみに出、失踪課から六条舞は去っていく

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2012年02月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

警視庁失踪課・高城賢吾シリーズ第7弾。
六条舞の両親に振りまわされ、翻弄されるという読み終わってみれば、その程度のお話。
高城の勘は発動されなかったか?
シリーズのはざまの休憩か?

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2013年08月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

長くかかってしまったけど読破。愛美ちゃん可愛いとか思いつつ六条さんが大変な中で成長したような感じがする。高城さんも少しずつ動き出してきました。次は、少し頼りなく?なった失踪課ですがどうなるか気になります。

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2012年06月29日

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