【感想・ネタバレ】リーダーの基準 見えない経営の「あたりまえ 」のレビュー

あらすじ

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『戦略と実行』(2011年刊)で知られる気鋭の経営学者の書き下ろしリーダー育成論。 本書の序章「何が見えて何が見えないか?」からの一部抜粋です。

「現実には、単に成功したリーダーの事例をいろいろ示して、『学べ』と言っている『そのままコピー型』、あるいは『何も考えずに丸暗記型』、結果として死語とも思われる『頭でっかち』を一生懸命作っているのではないかと思うのです。

知識だけは珠のようにあるが、何が本当に正しく、何を捨てなくてはならないかという戦略の基本的な発想がなおざりになっていないだろうか。たとえわかっているつもりでも、その取捨選択の『基準』を議論することなく、単に取捨選択が重要だと叫んでいるのではないだろうかと。」

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Posted by ブクログ

ネタバレ

知り合いの大手企業の管理職からオススメされた一冊。
表紙の第一印象は、古くて堅苦しく読むのに時間がかかりそうだなと感じた。
しかし、2017年発行と最近のニュースも踏まえた内容と、抽象的な表現だけでなく具体例が多くあり、非常に分かりやすかった。

今まで読んできたリーダーに関する本とは、一線を画していて、リーダーにとってあたりまえな考え方/行動を学べる。
大事なポイントを次に記す。
・観察力を鍛え、良い方悪い方、双方の想定外に対処する。
・見えない経営のあたりまえとは、一般論や理想論を鵜呑みにして納得するのではなく、原理原則と個別論、自分、自社の強み弱みをよく知った上で、自分のリーダーシップを考えること。
・人間は現状維持させたいという慣性が働いているので、新しいことに反対されるのはあたりまえ。
リスクを理解し、絶対大丈夫だと言い切れることが大事。

この他にも沢山の考えを学べた。
ぜひまたの機会に読み直したい一冊。

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2019年06月16日

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