【感想・ネタバレ】キミとは致命的なズレがある(イラスト簡略版)のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2013年01月23日

面白かった! ジャンル的にはサイコサスペンスとかになるか。タイトルにも「ズレ」という言葉があるけど、読んでいてもちょっとしたズレがあるような違和感があって、終盤にかけてそのズレがゆっくりとハマっていくような快感はたまらなかった。 イラストも、特に表紙なんかパッと見るとビックリするけど、本文挿絵(とい...続きを読むうより扉絵だけど)含めて、とてもマッチしていてよかった。3月に新刊出るということで急いで読んだけど、つくづく今まで読まないでいて損してたと思わされた。いろんな意味にとれそうなタイトルもイイ。

0

Posted by ブクログ 2011年09月20日

ガガガ文庫らしい「ライトノベルの皮を被ったなにか」ジャンル。いいぞもっとやれ。
ちょっと違うけど「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」を読んだ後みたいな衝撃あり。文章の構成も見事で次に何を書いてくるのか楽しみな作家さんです。

0

Posted by ブクログ 2011年06月22日

これはよいサスペンス。デビューでこれってのはすごいなぁ。
よく練られたストーリーと展開、サスペンスらしい小出しのテクニックやミスリードを誘うセリフも上手く、読んでいる間も「こいうことなのかな? いや、それだとココはどうなる?」とワクワクドキドキしながら引き込まれて行く。とりわけ「見えないはずのものが...続きを読む見えたりしてはいないか?」という序盤での問いかけが、最後まで意味を持つあたりが上手い。
キャラクタやセリフ回しこそラノベ流かもしれないけど、説明的な描写ではなく各々の心理に即した選び抜かれたであろうセリフで微妙な雰囲気を作り出しているところに構成のうまさや表現力を感じる。
読み終えて、思わず拍手したくなるようなきれいな閉じ方もいい。内容のきわどさもあってか、入間人間のときも同じような感じだったのを思い出した。
本作は一応完結なのだけど、続く余地も若干残っているところが続編を期待させる。続きを書くとしたら難しそうに思うけど、この作者なら予想を上回ることをやってくれそうな期待感もある。ともあれ次回作がとても待ち遠しい。
あと、あとがきも素敵で、おかげで赤月カケヤという名は忘れないでいられそうです。加えて少ないけどイラストも素敵です好みです。こちらも期待してます。晩杯あきら=Vampire Killerという事で印象に残る名前なのもイイねw

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年06月07日

第5回小学館ライトノベル大賞 優秀賞受賞作.
面白かった!

海里克也は保健室で目を覚ました.
保険医の言うところによれば,会談で転んで気絶したらしい.
覚えていない.
十歳以前の記憶と両親を事故で失った彼にはここ数年の記憶しかない.
また記憶を失ってしまったのか.
「見えないモノが見えていないか?...続きを読む
そんな保険医の問いかけにドキリとする.
自販機の陰から出てきた誰にも見えてない少女.
突如現れ彼を苦しめる不幸の手紙.
少女の死の映像と命を狩る指の感触.
これは幻覚なのか? それとも….

面白かった!
最後まで引き込まれてしまったよ.
お陰で電車で降りる駅を乗り越してしまった.
優秀賞,流石です.
この人は今後もチェックしていこう.

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年06月01日

これで優秀賞とかガガガ文庫恐ろしい子・・!これはほぼラノベじゃない。ラノベレーベルじゃなくてもこの文章力があれば全然イケルだろう。ちょっと残念なのはラノベ要素というか萌えを表現しようとした部分がほんの少しだけあったこと。でもそれを差し引いても★5。個人的な趣味もあると思うけどね。ただ、グロな表現があ...続きを読むるのでそういうの苦手な人にはオススメできない。あと、ヒロインは居るけど可愛い女の子は出てきません。

今年読んだラノベで今のところ1番です。

0

Posted by ブクログ 2023年03月05日

ライトノベル特有の文章に慣れさえすれば、ミステリーとして面白かった。
10歳の時、大きな事故で記憶を失った高校生は階段で転んで気を失ってしまう。以降、不可解なものを見たり体験したりしてしまう。それは幻覚なのか、それとも……。
言い回しや登場人物等は典型的なライトノベルという感じだったが、それが逆にい...続きを読むい味を出しているんじゃないかと感じた。

0

Posted by ブクログ 2021年02月20日

全く予備知識がなく、カバーイラストと題名から想像するに、ラブコメかなと読み始めたら、結構重たい内容でびっくりしました。
勝手に想像しておいてなんですが、良い意味で裏切られましたね。
全く内容の分からない本を、何故に購入したかと云えば、ラノベのお勧めリストに載っていたから。

0

Posted by ブクログ 2018年12月09日

最後の解説以降は蛇足だがそこまでは良く出来たホラミス
欲言うなら話の展開を追う物語としての出来は良くとも
小説としての必要さがあまり感じないところ

0

Posted by ブクログ 2014年02月01日

サスペンスとして読むならラストが面白くないですが。
タイトルの通り、ズレがある。に焦点を合わせるとその話運びに納得できる。

私が思うにアインズヴァッハの門とは常識が入れ替わることでは?
殺人が許される場所はない=殺人行為が常識的ではない殺してはいけない当たり前が、当たり前になってしまうこと。
また...続きを読む、主人公の立場が変わるにつれ考え方が変化している。
これもズレなのではないだろうか。
そうとらえるとこの話はタイトル通りのストーリー展開をしているように思う。

0

Posted by ブクログ 2013年08月23日

【展開好】面白かった!
ガガガじゃなきゃできなかったかもなぁと思う、サイコでミステリーというよりサスペンスなお話。

過去の記憶がない克也が、ふとしたことから自分が殺人鬼かもと疑うようになっていく。
過去の事件の真相を巡るたび、でてくる疑問が、また思いもよらない方向に話を持っていくので、ページをめく...続きを読むる手が止まらなかった。

主人公がよく倒れる理由。差出人不明の謎の手紙。妄想か、現実かわからない存在。何かいったらネタバレになりそうなんだけど、うまくちりばめられてるなぁって感じでした。

0

Posted by ブクログ 2013年06月16日

古本屋でみつけた「このラノベがすごい!」の推薦文で購入した筈なんだけど、
どんな部分に惹かれたんだっけ?(笑)

作品としては十分堪能できました。買って悔いなし(40円くらいだったし)。

勢いもあったし登場人物も魅力的。
主人公が何度も倒れる理由、恐怖する女性教師など、
お、そういうことだったのか...続きを読む、と、
単純なエピソードが意外に含みを持たせてあったりと高評価です。

ただし、書評にもあったように、やや回収できていないエピソードや、
意味ありげに配置されている割にはほとんど役割をなしていない登場人物が残念。
保険医の先生とか最初に主人公とホモ疑惑をもたれる友人とかね。

偏見かもしれないんだけれど、この作者もそうなんだけど、
「人嫌いで現実に人と接触したくないから」という理由で作家という道を選んだ場合、
登場人物の扱いにその弊害が現れるような気がしてならない。
つまり、日常で多くの人を扱い慣れた脳構造をしていないので、
多くの人間を登場させても1人1人をきちんと書き込めない、
キャラクターとして肉付けできないといったような。

人は出てくるんだけどそれは書き割りに書かれたその他大勢で、
名前と見た目は最初に触れられるものの、作者の心がそこにないので、
物語の中で動くことができないのだ。

だから残念ながらわれらの雨笠良平くんのでくの坊ぶりは気の毒きわまりない。
そりゃそうだ、どういう性格でどういった育ちで、とか、
基本情報が与えられていないんだもん、事件が起こったら対応すべき回路がなくて、
たんにショートするしかない訳だ。
(その意味で最後の彼の行動はまさに正しい訳だが、彼に基本情報がインプットされていたら
もう少し別の流れもあったろうに、なんと残念な)

でも文章を見るに、若い人みたいだし、
レンアイして挫折してくるしんで自分のエゴに吐き気をもよおして、
もっと七転八倒すれば、いーんじゃない?
と、おばちゃん、おもうで〜、
と、関西弁でごまかしたところで、きょうはおしまい。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年03月12日

途中まで面白かったのに
最後 腑に落ちないところがあって
消化不良。

妄想じゃなかったの?
実態があるの?
誰の事を言ってたの?

うぅーん。
でも、読みやすかったので
他のが出たら読んでみようかな。

0

Posted by ブクログ 2012年10月16日

インパクトのある題名と表紙絵、そして「真実は目に映る―?」という言葉と共に自分の顔が映って見える銀色の帯の衝撃が強く、思わず買いました。終わり方がすこし好みではありませんでしたが、買ってよかった。

0

Posted by ブクログ 2012年08月31日

良質なサスペンス物として楽しめる良いラノベだと思う。
ただ、終盤辺りの謎が解かれていくところのカタストロフというか、疾走感については若干の物足りなさを感じた。
事前に情報を与えられすぎて「え!? そう言うことだったんだ!」というよりも「あぁ、こういう流れできたらあれだよね」という感じでまとまってしま...続きを読むっている感じを受けた。
読みやすくはあると思うが、サスペンスは終盤の加速度的な崩壊と収束が醍醐味だと思う私個人としては、惜しいなぁと思わざるを得ない。

0

Posted by ブクログ 2012年05月08日

初っ端からサイコチックでそのままラストまでつっ走りきったという印象。構成は非常に優れていると思います。特に夢乃咲希の存在と宮崎ひなたのクロスアウト。


ただ、心理学関係の知識が豊富すぎて、若干語りすぎな気もしました。ひけらかされているような気分というのでしょうか。ただ作品の方向の関係上ある程度のも...続きを読むのは必要でもあるのでそこはバランス感覚でしょうか。


それと表紙のインパクトはかなりのものです。この表紙とタイトルと優秀作品ということで手を伸ばしました。

このような作品を優秀作として出すガガガ文庫さん、さすがです。痒いところに手が届くとはまさにこのこと。今月の第六回大賞にも期待してます。

0

Posted by ブクログ 2011年11月13日

これは面白い。サスペンス+ミステリー。デビュー作にしては完成度が高い。読んでる私が矛盾が気になった時に、ちょうど作中で矛盾が問題になったりする。タイミング、いやペース配分がいい。真相を最後まで気付かせず、徐々に結末へと導く。他のレーベルではおそらく出版されなかっただろう作品。ますますガガガ文庫が好き...続きを読むになった。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年10月24日

すごく展開が気になる話だし美鳥かわいかったけど、ツッコミ入れたくなる細かい粗が多いのがもったいない。

全体的に言えるのは真面目な話が薄っぺらい。
克也の発言が薄っぺらいのは高校生っぽくて逆にいいんだけど、それ以外の部分でも割と薄いのがちょっと残念。

終盤のネタバラシが無理やりねじ込んだ感があるの...続きを読むもちょっとなー。
女子高生がいきなり車を運転ってのは苦笑したくなる展開。あれなら刺されなくてもよかったかも。

でも、美鳥のあっけらかんとした感じは好きだし、作品の暗さの元凶がが同時に作品の明るさも担ってるってのも面白かった。

それと表紙最高。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年09月22日

面白かった。
サイコな感じで。最後の方で衝撃の事実が発覚。
段々謎が解けて行く感じが快感。
途中背筋がぞわぞわしたり。

イラストも素敵。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年07月25日

美鳥に関して未解決のまま終わる事に、言い知れない不安定な読後感を得た。何処まで行っても平行線な、致命的なズレのある理解し得ない相手も存在するという事に。★みっつかよっつか迷ったけれど、3.5くらいって事で切り上げてよっつで。地の文や会話が結構一般書籍寄りでお堅いのが個人的に気になった。暗い話なのに雰...続きを読む囲気はさらっとしているというか。明け透けなドロドロ感があるよりは全然独特で良いのだけども、ちょっと損してる気もする。
書店にて新品購入。タイトルが秀逸。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年07月05日

サイコパス他精神障害系のサスペンス。ガガガだけど一般小説よりだと思う。

ちょっとずーっと暗い雰囲気だったけど、楽しめた。

0

Posted by ブクログ 2011年06月06日

デビュー作らしい勢いが感じられて好印象。
ラノベっぽいキャラ造形とサイコミステリィの組み合わせは初めてだったのですが、暗くなりすぎずって感じでした。
サイコな縮み上がるくらい怖くないと!!って人には物足りないかも。

後半の流れからのオチは強引な気がしたってのと、もうちょい個々の心情の描写が欲しかっ...続きを読むたなぁ(一部除く)。ネタ的に続編とかは難しいと思うのできっちり書き切って欲しかった。

今後に期待、ということで。

0

Posted by ブクログ 2013年08月15日

だれが狂ってるかって表紙で一目瞭然。
事件現場に行くまではどんどん読めていけたけど、そこからの展開がイマイチぐっとこなかった。
あと、ヤンデレじゃなくて病んでるでした。ただ一部分において。
サスペンスを含んだストーリーは読んでいても面白かったです。デビュー作らしいので他作品もぜひ読みたい。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年07月12日

読んでいる最中は、得体の知れない恐怖のようなものを感じながら終始読んでいました。

こういう描き方ができるのは素直にすごいと思うし、専門知識も深いので、今後の活躍が期待できるのではないでしょうか。

ただ、残念なことが1つあった。それもとても大きな残念さんが。この物語の核心である事件の、被害者と加害...続きを読む者とその現場に居合わせた者が同じ学校にいたとか、真犯人の家庭環境とか……その辺のはあまりにもうまくできすぎのご都合主義だと思った。

主人公の周囲にあれだけ賢くて曲者な大人がいながらそんな致命的なこおとを見逃していたんじゃあ、結局、彼等もじつはそんなたいしたことないのかなって思ってしまいましたもの。

0

Posted by ブクログ 2011年06月21日

ラノベでは珍しいサイコパスモノ。
ミステリーやサスペンス要素も多分にあって、読み始めると引き込まれて辞めどころがわからなくなる魅力がある。
はっきりいって人生における教訓や深い感動は存在しないが、読み物としてはとても面白かったです。内容的に続刊があるかは微妙ですが、発売されたら読みたい。

0

Posted by ブクログ 2011年05月19日

個人的には大賞よりも、こちらの方が面白かった。ミスリード的な要因が多く、「アレ?」と思ってページを戻すことも何度か。お勧めできるかと聞かれると何とも答えづらい。これはガガガ文庫は多くの作品に言えることなのだけど。気になった場合は、買ってみてはいかがでしょうか。という感じ。

0

「男性向けライトノベル」ランキング