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Posted by ブクログ
第5回小学館ライトノベル大賞 優秀賞受賞作.
面白かった!
海里克也は保健室で目を覚ました.
保険医の言うところによれば,会談で転んで気絶したらしい.
覚えていない.
十歳以前の記憶と両親を事故で失った彼にはここ数年の記憶しかない.
また記憶を失ってしまったのか.
「見えないモノが見えていないか?」
そんな保険医の問いかけにドキリとする.
自販機の陰から出てきた誰にも見えてない少女.
突如現れ彼を苦しめる不幸の手紙.
少女の死の映像と命を狩る指の感触.
これは幻覚なのか? それとも….
面白かった!
最後まで引き込まれてしまったよ.
お陰で電車で降りる駅を乗り越してしまった.
優秀賞,流石です.
この人は今後もチェックしていこう.
Posted by ブクログ
これで優秀賞とかガガガ文庫恐ろしい子・・!これはほぼラノベじゃない。ラノベレーベルじゃなくてもこの文章力があれば全然イケルだろう。ちょっと残念なのはラノベ要素というか萌えを表現しようとした部分がほんの少しだけあったこと。でもそれを差し引いても★5。個人的な趣味もあると思うけどね。ただ、グロな表現があるのでそういうの苦手な人にはオススメできない。あと、ヒロインは居るけど可愛い女の子は出てきません。
今年読んだラノベで今のところ1番です。
Posted by ブクログ
途中まで面白かったのに
最後 腑に落ちないところがあって
消化不良。
妄想じゃなかったの?
実態があるの?
誰の事を言ってたの?
うぅーん。
でも、読みやすかったので
他のが出たら読んでみようかな。
Posted by ブクログ
すごく展開が気になる話だし美鳥かわいかったけど、ツッコミ入れたくなる細かい粗が多いのがもったいない。
全体的に言えるのは真面目な話が薄っぺらい。
克也の発言が薄っぺらいのは高校生っぽくて逆にいいんだけど、それ以外の部分でも割と薄いのがちょっと残念。
終盤のネタバラシが無理やりねじ込んだ感があるのもちょっとなー。
女子高生がいきなり車を運転ってのは苦笑したくなる展開。あれなら刺されなくてもよかったかも。
でも、美鳥のあっけらかんとした感じは好きだし、作品の暗さの元凶がが同時に作品の明るさも担ってるってのも面白かった。
それと表紙最高。
Posted by ブクログ
面白かった。
サイコな感じで。最後の方で衝撃の事実が発覚。
段々謎が解けて行く感じが快感。
途中背筋がぞわぞわしたり。
イラストも素敵。
Posted by ブクログ
美鳥に関して未解決のまま終わる事に、言い知れない不安定な読後感を得た。何処まで行っても平行線な、致命的なズレのある理解し得ない相手も存在するという事に。★みっつかよっつか迷ったけれど、3.5くらいって事で切り上げてよっつで。地の文や会話が結構一般書籍寄りでお堅いのが個人的に気になった。暗い話なのに雰囲気はさらっとしているというか。明け透けなドロドロ感があるよりは全然独特で良いのだけども、ちょっと損してる気もする。
書店にて新品購入。タイトルが秀逸。
Posted by ブクログ
読んでいる最中は、得体の知れない恐怖のようなものを感じながら終始読んでいました。
こういう描き方ができるのは素直にすごいと思うし、専門知識も深いので、今後の活躍が期待できるのではないでしょうか。
ただ、残念なことが1つあった。それもとても大きな残念さんが。この物語の核心である事件の、被害者と加害者とその現場に居合わせた者が同じ学校にいたとか、真犯人の家庭環境とか……その辺のはあまりにもうまくできすぎのご都合主義だと思った。
主人公の周囲にあれだけ賢くて曲者な大人がいながらそんな致命的なこおとを見逃していたんじゃあ、結局、彼等もじつはそんなたいしたことないのかなって思ってしまいましたもの。