【感想・ネタバレ】インビジブルのレビュー

あらすじ

大藪賞&推協賞W受賞! 新鋭が放つ骨太ミステリ
昭和29年の大阪で起きた連続猟奇殺人事件。中卒叩き上げの若き刑事・新城と帝大卒の警察官僚・守屋は戦後日本の巨大な闇に迫る。

※この電子書籍は2020年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

戦後日本の社会、戦争被害者の境遇、それらの要素を全てが正反対な2人の主人公が事件解決のために紆余曲折しつつも進むという王道ミステリー小説にうまくまとめ上げた作品。文字数も難しい文字も多く、会話にはその当時さながらのこてこての関西弁が多く、読みづらい部分は多かったが、それ以上に物事のテンポが良く、ストーリーの進展が気になって熱中して読むことができた。

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2025年06月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

大阪市警視庁・・・GHQが産んだ時代のあだ花である自治警察が警察法改正で現在の警察体制になる時代背景が、物語の本筋によく絡み独特の景色を読者に見せてくれる
若手である新城洋巡査にとっては初めて帳場がたった殺人事件捜査だが、鼻持ちならぬ国警出向者(帝大卒エリート)守屋と組ませられ衝突しながら相手を理解する構図がうまい
この時代の一面を知った気分にさせる一冊です

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2025年05月06日

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