あらすじ
「たんぱく質が大切」。その考え方が浸透し、最近は意識して肉を多めに食べる人が増えている。中には、健康のためにと、プロテインでたんぱく質を補う人も。金津氏は、そんな風潮に警鐘を鳴らす。肉を代表とするたんぱく質は、ただ摂取すればいいわけではなく、その摂り方が重要だ。そのうえで、肉や魚を「おいしく」「たっぷり」食べられることが、健康の証だという。「おいしく」「たっぷり」食べられない身体のまま、無理に肉や魚を摂取すると、疲れやすい、気力が湧かない、お腹を壊しやすい、よく眠れないといったさまざまな不調が出てくる。本書は「たんぱく質」の正しい食べ方を説き、より健康な身体へと導く一冊である。
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Posted by ブクログ
読み終わって頭に残った内容
•たんぱく質をとれ!
-肉摂取による胃もたれは実はたんぱく質不足が起因している
-1人1人消化量は違うからお腹いっぱいだと感じたら箸を止めろ!
•卵や魚からでもたんぱく質はとれ!
•肉の油は有害じゃない
•優先順位 肉>野菜>炭水化物
•麦と乳製品は避けろ!
•糖質は減らす、麻薬
•亜麻仁油を摂取
Posted by ブクログ
長年にわたる過敏性腸症候群に悩まされていて、リーキーガット症候群のことを知り、そこから意を決して徹底したグルテンフリーの生活をまずは3週間試した。この本に書かれてある通り、小麦粉を断つのは、始めた当初本当に辛かった。ベーカリーの前を通ると香ばしい匂い、デパ地下のスイーツ売り場、実際当事者になってみると、こんなにも小麦粉製品が溢れているということわかっているつもりでも目にしない日はなかった。でも不思議にその欲求が次第に薄れていくのも自覚できた。そして下痢の方が改善されたのが何より嬉しかった。もちろん、これだけで改善されたとは言い切れないが、体感として大きかった。
そうすると、次に思うことは、体重を増やそうかということ、体質のせいもあるだろうが、食べられる量がもともと少量のため、食べても現状維持が精一杯。そしてこの本を手に取った。
グルテンフリーについては実体験から納得。現在厳格なグルテンフリーはしていないが、米粉で代用がかなりきくので続いている。ただ、糖質制限については、概ね間違いはないと思うが少しどうかなと疑問が残るところも。
でも、どの栄養素についてもやはりそれを摂取して体の中に取り込むには、ただそれを含む食材を単純に口にするだけではダメで、それを分解、代謝するための、必要な酵素を作り出すことも必要であり、その中で、やはりタンパク質が一番重要な役割を担っているのかなぁと思った。
Posted by ブクログ
分かりやすくて読みやすかった。乳製品が身体にあまり良くないというのは知らなかった。毎日ヨーグルト食べてました…。麦茶もダメだとは。
糖質も果物も小麦製品も乳製品も今後食べ続けていくと思いますが、ちょっと量は控えてみようかなと思いました。
以下個人用メモ書き。
プロテインを、継続して摂ると、尿素窒素(BUN)という血液マーカーが上昇する。このマーカーが上昇するときは、体内で筋肉を壊してたんぱく質不足を補っている可能性がある。
総蛋白のベストな値は7.2以上〜7.5未満。
現在の小麦は品種改良や遺伝子組み換えが幾度も行われ、アミノ酸の並び方が昔の小麦とは全く違う。現在の小麦たんぱくはヒトの消化酵素では分解することが困難。牛乳に含まれるカゼインも同様。
ヨーグルトはおすすめできない。腸内には膨大な数の細菌が存在していて、1種類や2種類菌を入れたとて、それが腸内細菌のバランスを整えるのにマッチする菌である確率は天文学的数値。ヨーグルトを食べるようになってお通じが良くなったという人は、乳製品をとるとお腹を下してしまう、乳糖不耐性による軽い下痢だと考えられる。
血糖値の急激な変動は自律神経にもかなり影響を及ぼす。甘い物が好きな人は、解糖系依存になりやすく、感情の起伏も激しくなる。そういう人は甘いものを食べるとほっと落ち着くことが多いため、これがまた依存につながる。
特にジュースや糖質たっぷりのフラッペなどの甘い飲み物は、さらに血糖値の乱高下を招きやすく、もはやメンタルの健康にとって凶器。
羅漢果という中国原産の果物と糖アルコールであるエリスリトールで作られた甘味料がおすすめ。毒性がなく、体内で代謝できないため、血糖値や中性脂肪が上がる危険もない。てんさい糖も、腸内細菌のエサになるオリゴ糖が入っていておすすめ。
Posted by ブクログ
妻からのおすすめで一読。タンパク質の取り方について示した本で、日本人はタンパク質の摂取量が少ない。1食150gの肉の摂取が理想。しかしながら、それだけ取るとお腹が緩む。理由は腸の消化機能が追いついていないから。腸の働きを良くする為にはリーキーガットにならないことが必要。リーキーガットとは漏れている腸と訳され、栄養素が漏れてしまい、病に侵されたり体調不良の要因となるもの。改善のためには〇〇を食べるではなく、〇〇を食べないことがたいせつ。何かというと、小麦粉に含まれるグルテンである。よって、カレーパスタうどん粉もん等の小麦粉を取らないのと果物は酔わないアルコールと呼ばれ、制御されないまま脳に快楽物質を運ぶ。まずは小麦を2週間断ち、体調が良い状態を体験しようというもの。
この本を読んで、まずはモノの試しに2週間小麦粉を経とうと思えるほど、読み応えがあった。
Posted by ブクログ
「お腹を壊しやすい
疲れやすい
気力がわかない
よく眠れない…
その不調、
たんぱく質が原因です」
それに惹かれて、購入。
要は…
小麦製品と乳製品を摂らない。
糖質も避ける。
今の不調は、小腸に炎症を起こしていて、
たんぱく質を体内に吸収できない状態。
なので、小腸を回復させて、
たんぱく質を吸収しやすい体にしましょう!
と、言う本。
対応策として…
小麦製品と乳製品を2週間、摂らない。
糖質も避ける。
たんぱく質を積極的に摂取する。
最近、下痢をすることがあります。
こってり系だからからか…
ビールで身体が冷えたからか…
この本を読んで、なんとなく、原因かもと思いました。
小麦や糖質の中毒についても書かれていて、そうかも?
と、思いました。
小麦製品と乳製品を2週間、摂らない。
を、2/1から、実践します。
Posted by ブクログ
最初に質問です。
「毎日900kcalのステーキと900kcalのかけそばのどちらかを食べ続けたとして、どちらがより太るか?」
理論的には同じカロリーなので、差は出ないはずですが、実際には糖質の多いかけそばの方が太ります。
健康を考えるなら、カロリーではなく、タンパク質や糖質の量に注意すべきです。全体カロリーを抑えても、タンパク質が少なく糖質が多ければ、筋肉量が落ちて血糖値と中性脂肪が上がり、健康的に痩せることはできません。
こうしたカロリー計算一辺倒の無意味さを指摘した内容でもあります。
以下は、私の備忘録。
・タンパク質をとるためたくさん肉を食べた翌日の便がゆるくなるのは、腸内の消化酵素と胆汁酸不足のため、その原料となるのはタンパク質。つまりタンパク質を消化吸収するためには体内に十分なタンパク質が必要なため、そうでない人が無理にタンパク質を食べてもうまく消化吸収できずお腹の調子が悪くなる
・内臓脂肪は脂質の取りすぎで作られるのではなく、糖質の取りすぎのため。食事からの余分な脂は便と一緒に排出されるので心配ない
・全粒粉や玄米を主食にし肉類、卵、乳製品を摂らないマクロビオティックは、動物性タンパク質に含まれるビタミンB12が不足するので必ず貧血になる
・同様に、1990年全米で流行った「アブラを控えて低脂肪食を」という飽和脂肪酸悪玉説キャンペーンは、アブラの代わりに糖質で埋めたため肥満と糖尿病患者が増大した(日本では未だに…)
・LDLコレステロールが悪者扱いされているが、厳密に言えば、動脈硬化を招く酸化LDLコレステロール値が問題(にもかかわらず、この測定検査は自費診療扱い)
・亜麻仁油、えごま油が最強の不飽和脂肪酸(ただし、低温圧搾のみで無表記は避ける)
・加熱調理にはココナッツオイル
・トランス脂肪酸はプラスチック
・実践編、まず小麦製品とバターを除く乳製品を2週間断つ、その後の体調改善を実感出来れば半分成功
・日常的に積極的に摂るべきもの、グラスフェッドバター、ココナッツオイル、MCTオイル
本書は発売10ヶ月で17刷という話題本でした。
Posted by ブクログ
そこそこヘルシーだと思っていた自分の食生活が、筆者の観点からは全くダメダメだったということにまず衝撃。
「しっかりたんぱく質を摂り、小麦・乳製品はたんぱく質の吸収を悪くするので食べない。フルーツも糖質だから日常的に食べるようなことはしないほうがいい」
今までの食生活と真逆すぎてどうしようと思ってしまいました。
たんぱく質の吸収が悪くなる「リーキーガット症候群」についての記述が多いので、そういう症状でお困りの方やアレルギー体質の方には役立つのかもしれません。
自覚症状がなくても食生活を変えると今までと身体が変わります!まず2週間やってみて!とのことですが、小麦・乳製品が食べられないのは自分としては辛くてやる気になれず…。ごめんなさい。
しかし一方で筆者は「身体の代謝は一人一人違います。ご自分で試行錯誤してほしいと思います」とも言われているので、とりあえずたんぱく質を今までより気持ち多め、パン・ごはんやフルーツなどの糖質は気持ち控えめ、身体によいとされるココナツオイルやMCTオイルを積極的に摂るところから始めようと思います。
Posted by ブクログ
リーキーガット=直訳すると漏れている腸。プロテインを飲んでも、消化できず負担になる。
尿素窒素(BUN)がプロテインのせいで上昇している人がいる。
タンパク質不足はむくみの原因。血中たんぱく濃度を補うため水分を外に出す=浮腫。
ナトリウムを出すためにカリウムを摂る、では改善しない。
総タンパクの値は7.2~7.5。多すぎても少なすぎてもいけない。多い場合は、水分を外に出している可能性がある。
リーキーガットは、グルテンとカゼインで起きやすい。
小麦、乳製品。中毒になりやすい。
胃ではタンパク質が真っ先に消化される。
糖反射=胃のMMCという扇動運動が糖質をたくさんとることで行われなくなる現象。
逆流性食道炎は、糖質制限を行うと改善する。
果糖はアルコールと同じ。100%ジュースは益がなく欠点ばかり。果物はたまに食べる嗜好品と考える。
必須脂肪酸のオメガ6は過剰気味。アラキドン酸は炎症を起こしている可能性がある。
オメガ3脂肪酸=アマニ油、えごま油。
加熱には、ラード、バター、牛脂、ココナッツオイル。無臭のものもある。
小麦製品と乳製品をしっかり押さえる。
コールドプレスのアマニ油、えごま油をサラダや納豆にかける。
甘いものがほしいときは、紅茶やほうじ茶にココナッツオイルを入れる。ゆで卵、焼き鳥を食べる。チョコレートを食べる。
おせんべい、クッキー、ドーナッツ、ジュースには手を出さない。
まずは2週間、小麦と乳製品を辞めてみる。体調がよくなる。