あらすじ
「人生を幸せにするのは何?」
TEDトーク歴代ベスト10 ついに書籍化!
ハーバード大学の史上最長の幸福研究が
導き出した、「よい人生」を送るための鍵。待望の邦訳
石川善樹(医学博士)
石山アンジュ(社会活動家)
アンジェラ・ダックワース(『やり抜く力 グリット』著者)
ほか、本書への推薦の声続々!
ハーバード大学による史上最長、
84年にわたる科学的「幸せ研究」が解明した
幸福で健康な人生を送るための鍵
――それは「よい人間関係」
「よい人生とは何か、なんて誰にもわからない。
でも、本書は私たちに一つ確かなことを教えてくれる。
よい人生の礎には、よい人間関係があるということだ」
――石川善樹(医学博士)
「心を閉ざしてしまいたくなるような先行き不安な世の中だけど、
それでも人の幸せは、つながりから生まれる。そんなシンプルな真実を
証明してくれる一冊」
――石山アンジュ(社会活動家)
[本書が伝えたいこと]
・幸せな人生とは偶然の賜物ではない
・「よい人生」のための最高の投資先は「よい人間関係」である
・重要なのは人間関係の「質」。心の通う人間関係のなかで生きることが大切
・幸福な人生には、正常なコレステロール値より人間関係の満足度が必要だ
・自分は自分の人生の専門家ではないと知れば、新たな可能性を見つけられる
・ポジティブな人間関係は、人間のウェルビーイングに不可欠である
・人間関係が良好な人ほど、年齢に関係なく死亡リスクは低くなる
・孤独感は肥満の2倍健康に悪く、一年あたりの死亡率を26%高める
・ソーシャル・フィットネスは、筋肉と同じで何もしなければ衰えていく
・苦難や老いのつらさから人を守るのは「守られている」という感覚
・幸福度は“注意”を「自分」から「他者」に向けた人の方が高くなる
・人には栄養、運動、そして人生の目標と同じように、仲間が必要だ
「幸せな人生は、夢のような社会的成功をつかんだ先にあるわけではない。
大金を手に入れれば向こうからやって来るものでもない。
幸せな人生はあなたの目の前にあるし、手を伸ばせば届く。
そして、よい人生は、今、ここから始まる」――本書より
<本書に寄せられた賛辞>
「『幸せ』とは何かを知る旅へ、私たちをいざなう本。
旅の途上で出会う数々の人生が、幸せの鍵は“人とのつながり”だと教えてくれる」
----ジェイ・シェティ(『モンク思考』著者)
「史上最長の幸せ研究が、よい人生を送る方法を解明した。
科学的裏付けに基づく本書は、
世の中にあまたあふれる人生指南の書とは、一線を画している」
----アンジェラ・ダックワース(『やり抜く力 グリット』著者)
「幸せな人生に必要なのは、意外なくらいに身近な、
ありふれたものだった。
本書には、かつてない孤独な時代を生きる私たちにとって、
本当にありがたいアドバイスがつまっている」
----ローリー・サントス(イエール大学教授 心理学)
【著者プロフィール】
ロバート・ウォールディンガー Robert Waldinger
ハーバード大学医学大学院・精神医学教授。マサチューセッツ総合病院を拠点とするハーバード成人発達研究の現責任者であり、ライフスパン研究財団の共同創立者でもある。ハーバード大学で学士号取得後、ハーバード大学医学大学院で医学博士号を取得。臨床精神科医・精神分析医としても活動しつつ、ハーバード大学精神医学科心理療法プログラムの責任者を務める。禅師でもあり、米国ニューイングランド地方はじめ世界中で瞑想を教えている。
マーク・シュルツ Marc Schulz
ハーバード成人発達研究の副責任者であり、ブリンマー大学の心理学教授でもある。同大学のデータサイエンスプログラムの責任者であり、以前は心理学科の学科長を務め、臨床発達心理学博士課程の責任者でもあった。アマースト大学で学士号取得後、カリフォルニア大学バークレー校で臨床心理学の博士号を取得。ハーバード大学医学大学院で博士研究員として健康心理学および臨床心理学の研鑽を積んだ後、現在は臨床心理士としても活動している。
【訳者プロフィール】
児島 修 Osamu Kojima
英日翻訳者。立命館大学文学部卒。主な訳書に、パーキンス『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』、ハウセル『サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット』(ダイヤモンド社)、リトル『自分の価値を最大にするハーバードの心理学講義』(大和書房)、ケンディ『アンチレイシストであるためには』(&books)などがある。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
長かったし、初めはアンケートの内容ばかりでつまらないと思ったがオーディブルで少しずつ読み進めることができ、読み切ったら面白かった。
人間関係が人生の幸福度や健康をかなり左右し、家族、パートナー、友人、職場での関係構築の方法について色々な視点から教えてくれる。
意識的に自分が大切にしたいとと思える人に感謝の気持ちを伝え、時間を割いていきたいとより思った。
パートナーとの関係構築では、感謝日記をつけて伝えるようにする、話し合いのときは共感しようと努力する姿勢が大事、という点は自分の行動に繋げていきたい。
またいつか読み返したいと思える本だった。
幸せな人生は目的ではない
幸せな人生を送るのに必要なのは良好な人間関係だ。
その証明とそのために必要な行動のポイントを教えてくれる。
最後に書かれた幸せな人生は目的ではなく道のりだという言葉が響いた。本書を参考に良い道のりを今このときから歩みたい。そう思える一冊だった。
Posted by ブクログ
幸せになるために大事なことが記された本
メモ
・よい人間関係が非常に重要
・上手に歳を取る秘訣は?幸せでいること、思いやること。食べ物に気をつけること。外に出て散歩や軽い運動をすること友達を持つこと。
・良好な人間関係は生存率を50%以上高める
・人間関係を育むこと自体が人生の目的
・他者と過ごす時間が非常に重要
て生き生きとした関係を取り戻すための効果的な人付き合い原則
寛大になる もちつもたれつ
新しいダンスのステップを習う 新しい経験
好奇心を強く持つ 他者の人生への深い好奇心
・注意と気配りのすすめ
時間と注意は後から補充できず人生そのものとも言える。
心がさまよっていると不幸になる
・snsでは積極的に関わること
今ここへの注意が人生を豊かにする
・誰かと過ごす時には好奇心を忘れないこと
Posted by ブクログ
ハーバード成人発達研究の本。最初は、ハーバード大学の学生とボストンの貧困層の人たちの人生を追跡するところから始まった。被験者は当初の724人から三世代にわたる1300人超になった。今でも拡大を続けている。
よい人間関係が重要。だが簡単ではない。
幸せは達成するものではない。内なる欲求を満たしても幸せにはならない。
電車の中の見知らぬ人に話しかけるほうが黙っているよりいい気分になる。
文化からのメッセージが幸せから遠ざけてしまうことがある。本来重要でないものを追いかけてしまう。
「金が人間を幸せにしたことはないし、これからもない」フランクリン。
年収75000ドルを超えると幸福度はお金には比例しない。ある程度の幸せはお金で買える。お金が目的になると幸福度は下がる。
配られたカードで勝負するしかない。=変えられるものを変える、変えられないものはあきらめる、賢く区別する。
人間関係が良好なほど死亡リスクは低い。
幸福度は設定値に戻っていく。しかし、もともとの設定値が決める幸福度はせいぜい半分。残りは自分の行動で決まる。
人間関係をはぐくむこと自体が人生の目的である。
不妊に悩むと妊娠が人生の目的になってしまう。お互いの関係を大事にすることを忘れない。
p70
p348から
研究チームの質問が、被験者の人生に影響を与えているのではないか。その可能性はある。
2年ごとに人生を見直せたという被験者がいた。第二世代の68%が被験者になることに同意した。調査されるほうも人生を豊かにした。
個人としての成功ではなく、他人に対して何ができるか、によって人生の価値が決まる。今始めても遅くはない。良好な人間関係は幸せ、健康、長生きのもとである。幸せな人生は目的地ではなく、人生そのもの。
20250501再読
健康で幸せな生活を送るには、よい人間関係が必要。それ以上でもそれ以下でもない。
ポジティブな人間関係は不可欠。
眼の前にある、幸せになるための選択肢を選ぶには、面倒な人間関係を克服しなければ奈良に。