あらすじ
元婚約者の皇太子と、浮気相手の聖女に嵌められ断罪されたイリス・タランチュランは、冷たい牢獄の中で処刑の日が刻一刻と迫るだけの絶望に満ちた日々を送っていた。しかしある日、夢の中で白いウサギの神様に「やっぱり君を聖女にする」と告げられる。目を覚ますとイリスの瞳は、聖女の証である“ルビー眼”に変化していた。
イリスは牢獄で知り合った隣国の大公子と聖女の身分を利用し、自身の立場を逆転していく！
元悪役令嬢の華麗なる大逆転劇、ここに開幕！
感情タグBEST3
まさに復讐。自分本位な国王、ダメダメ王太子、偽物(になった)元聖女など、救いようがない人たちの他に自らの行いに後悔して懺悔した大神官もいて、綺麗事だけでは済まない人間らしいこともありました。
全ての原因は神様の配役失敗ですね！
匿名
絵が良くてあらすじも面白そうだったので購入しました。
ストーリーはおもしろい、と思います。中学生や高校生が作るような、学生時代の文芸部で作られた小説を思い出しました。
Posted by ブクログ
完結してる！
明日は死刑からの大逆転とザマァを安心して楽しめる。
恋愛も有りぃです。
帝国の皇帝は意外とザコでした。
カラー人物紹介ではカッコ良すぎでは？
そして大神官は意外とかわいそうでした。
そんな過去があったのね!
匿名
大逆転
こういうお話もできるんだなぁというのが、正直な感想ですね。無実なのに断罪され処刑された令嬢がループを繰り返す話は多くあります。処刑されなくてもザマァする話も多いです。でも、牢獄から脱獄もせずに大逆転するのは珍しいかなと思いました。ほっといてもこの国は倒れたかとも思いますけど。
死刑になる直前から始まる、大逆転劇。
脳内お花畑の王子とヒロイン。
そして、自分のことだけしか考えない陛下。
人間って、よく深い生き物だよね。
Posted by ブクログ
まさに大逆転！
復讐もしっかり完遂しつつ、国の問題も解決。
恋も成就。
冒頭では死刑を待つ身だったところから、よくぞここまで。
皇帝の最後の足掻きに驚かされたけれども、こういうときに力を発揮するのは王道、そして愛する心。
ベタといえばベタだけど、かつて婚約者に裏切られて死刑を言われていた彼女にしてみれば、相手を愛することは非常に勇気のいる行動だった筈。
愛の前には、悪き企ては脆くも崩れ去るのである。
妻を息子を側近を犠牲にしたのにね、哀れだ皇帝。
前述通り、復讐も完遂しているので、元聖女にもきっちり自ら制裁を加える聖女。
寧ろ元聖女に丸め込まれているのではと心配していたら……上を行きましたね、びっくり。
ただ清らかであるとは限らない聖女なのはよかった。
そもそも想定外の展開になっちゃったから聖女選び直すねとか宣ううさぎ姿の神様が出てくる世界ですから。
なかなか変わっております。
