【感想・ネタバレ】統計・確率思考で世の中のカラクリが分かるのレビュー

あらすじ

「統計数字はウソをつかない」とよくいわれます。逆に「統計数字にダマされるな」ともいわれます。一体どちらが本当なのでしょうか。私の経験では、「統計数字はウソをつかないが、それを使う人はよくウソをつく」です。【光文社新書】

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Posted by ブクログ

ネタバレ

統計と確率についての基礎知識を身に付けたくて、手に取った本。

統計と確率の解説については、専門的な内容であり、初心者には難しいように思う。
初歩の初歩から分かりやすく説明している本ではない。

ただし、政治家や官僚の嘘を暴いている本という意味では、非常に面白い本である。
数字は意図して低くみせることも、高くみせることもできるので、その定義と根拠を意識する必要がある。
新聞の読み方、資料の読み方には非常に役立つ内容であった。

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2013年04月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本書のタイトル通りなら1章だけでいいかと…

1章に書かれている事はわかっていても忘れてしまう、つい勘違いしてしまうようなこともある。例えば統計の取り方、質問の仕方で結果が変わっちゃうとか。
うっかりどんな質問をしてその集計結果が出たのかまで頭が回らずに、結果だけ見てその解説を読んで「そうなのかー」って思いこんじゃうことはありがち。
「増税に賛成ですか?」と「復興のための増税に賛成ですか?」では集計結果が異なるだろう。でもどちらも「増税に賛成か?」なんだからグラフタイトルはそうなっちゃうとか。
「可能性は極めて低いが0ではない」が「ないとは言えない」と結論付けられたり。
1章はベイズ統計以降も面白く良かった。

しかし、2章以降は東電と政府の問題とか復興財政案とかのお話。一章でも原発事故の話は引き合いに出されているが、2章以降はタイトルにあり、1章で色々な事例を出して説明している統計や確立の話はほぼ関係ない。
この本のタイトルなら別の本にした方が良いのでは?
と思える。内容の良し悪しと関係なく。

2章以降の復興案なども同意できるかどうかは兎も角、著者の考え方がわかりやすく説明してあり文としてはいいのだが、いかんせん本書のタイトルを考えるとちょっと…

上述より、タイトルに対する内容からすると★2つとしたいが、1章の内容が面白かったので★3つ。

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2011年10月27日

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