【感想・ネタバレ】お金は銀行に預けるな~金融リテラシーの基本と実践~のレビュー

あらすじ

私たちは、自分のお金を労働力で稼ぐ、自分で稼いだお金を消費する、というやり方にはとても慣れているのですが、自分のお金が自分以外のところでお金を稼いでくる、あるいは自分で稼いだお金を消費という形ではなく投資をするという考え方には、今一つなじみきれていません。自分のお金は自分でコントロールしよう。年金不安、所得格差が進む中、私たちが身につけなければならない能力とは?第一人者が分かりやすく解説。【光文社新書】

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Posted by ブクログ

オーディオブックにて。
2007年の本だったんだ。18年前に出会っていたらよかったなと思ったけど、いつからだって遅くない。早ければ早いほどいいので資産運用ちゃんとしようって思えた。金融リテラシーが小学校からの必須科目になるといいな。金融に関心を持つことが社会との関わりになるという結びのお話しすごくよかった。
とにかく今普通預金で眠らせてるお金に働いてもらわなきゃ!という焦りと、タダ飯は無いということも忘れずに金融のお勉強したいと思う。オーディオブックで聞いたけど書籍で改めて読みたい一冊。

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2025年09月10日

Posted by ブクログ

 社会人になりたての頃、新書を読むことで背伸びがしたくて買ったような記憶がある。あの頃もっとちゃんと読んで、すぐ実践していたら良かったと思うが、当時は余剰資金なんかなかったので仕方がない。NISAもなく投資=危険というイメージが浸透していたように思う。ある程度の金融リテラシーが身についた状態で読むと、初心者向けに良心的に解説されていることがよくわかる。基礎的な考え方を勉強するのに最適。タダ飯はない、リスク分散等。機会損失の大きさに気づくことは、金融に限らず何をするにも当てはまる。

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2024年09月28日

Posted by ブクログ

こういう本がもっと読まれた方がいいと思う。
これまでの日本は、ギャンブルの様な投資をしている人が目立ち過ぎていたと思う。
リスクを管理することは、お金に限らない。
生活全般を見直す為にも、リスクを管理する考えを取り入れていきたい。

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2024年04月13日

Posted by ブクログ

15年前と古めの作品ではあるが、原理原則的なところは変わらないと思う。金融リテラシーを高める入門書としておすすめ。

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2022年05月05日

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とてもわかりやすい。
投資って僅かでも下がると不安になってしまっていましたが、お陰で少しは気楽に気長にに取り組めそうです。

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2021年05月28日

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2007年に出版された本ではあるが、現代にも通じるような事が書かれていてとても面白かった。金融リテラシーという言葉は中田敦彦のYouTubeで知った言葉であるが、この当時からこのように警鐘を鳴らしておりこれから長い人生を送る自分にとっては必携の本になると思った。ここから私は、まずは自動天引きできる積立預金と小規模から始められるインデックス投資を始めたいと思った。

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2021年05月02日

Posted by ブクログ

初心者にはとても満足度の高い内容でした。
ゴール設定とそれに向けての具体的内容が丁寧に書かれているので読むだけで大まかなイメージが描けた。
第4章の社会的責任についても良かった。

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2021年02月22日

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金融の入門書として分かりやすかった。様々な金融商品の説明や特徴。どんな事から始めれば良いかという事が順序立てて記載されていた。本書の中で何度も出てくる『タダ飯は無い』を意識して取り組んでいこうと思った。

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2021年02月06日

Posted by ブクログ

一言で言うと、こういう本が欲しかった。
まさにそういう一冊。

私は子供時代からお金について学ぶ機会がなかった。
お金ばかりに囚われていたら不幸になると呪文をかけられていた。
お金よりも大切なものがあるのは確かだが、お金がなければやりたいことも自分で選べないのにも関わらず。
知識としてでなく、読んだことを実践する。
この本にはその力があるし、自分もやろうと思う。読みやすい。誰かに進めたくなる1冊だった。

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2020年06月08日

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2007年でこの先見の明。すごいです勝間さん。

何も勉強しないからいつまでも労働でしか対価を得られないんでしょとバッサリ。運用しないからいつまでも資金が少ないままなんでしょとドS発言。

ただ飯なんてものはない
(There is no such thing as a free lunch)

動産を売買するときには【流動性の高さ】を考慮する必要があります。

資本主義というのは、厳しいいい方をすれば『賢くない人から賢い人へお金が流れるしくみ』だと思っています。

分散投資をすすめる勝間さんの渾身を込めた1冊。

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2025年05月16日

Posted by ブクログ

投資について学ぼうと思ったときに読む本として、特に金融リテラシーを高めたいと考える人にオススメできる本。かく言う自分もその1人なので、ここから他にも本を読んだり調べたり、実際に投資したりしながら知識と経験を身に付けたい。
投資に関して言えば、本書内で見かける「インデックス投資」や「ドルコスト平均法」など、他のところでもオススメされているモノが勧められている(ので、それだけ大事だってことでしょうね)。

印象に残ったのは、FXや先物取引は他の場所だと割と悪し様に書かれたり話されたりしているイメージがあるが、この本ではそういった金融商品も含めてきちんとリスクとリターンを解説している。また、参考書籍や金融教育に関するサイトのURLも多く紹介されている。
こうした本書の姿勢は、やはり投資に関する本であるだけでなく、金融教育を第一とした本だからだろう。出版されたのが2007年秋とかなり前であり、その頃とはまた違った投資に関するトピックも出てきている(NISAなど)ため、そういった内容も含んだ改討版が出てほしい!

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2023年09月09日

Posted by ブクログ

本棚にあった本を久しぶりに読んでみた。

お金を銀行に預けても増えないから、運用をしようという内容。

この本を読んだ当時、なるほど~と思ったが、投資信託を1万円ずつ4種類、4万円積立する、というところでつまずいてしまって、月に4万円は無理だな~というところで終わってしまい、始めずじまいだった。
思えば2万円でも始めておけば、この15年でずいぶん増やすことができたのではないかと、強く強く思う。
たまには昔の本を読む意味はあるなと思った。この反省を生かさないと。

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2023年06月03日

Posted by ブクログ

とてもわかりやすくて、スラスラ読めた。
基礎的な知識を教えてもらうことが出来、投資を始める時に何からどう始めたらいいか具体的に書いてあるので、初心者の人におすすめな本かと思います。

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2023年05月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

勝間和代さんのベストな本と言ってもいいくらい、大切なことを語っている本。日本人にありがちな、お金を儲けることは悪いこと、美徳の概念と、アメリカのような金融リテラシーという考え方との差を分かりやすく解説し、一般の人が金融、運用、調達、という観点で学ぶことができ、さらに一歩踏み出すことを後ろから後押しするような本となっている。運用は、ポートフォリオ理論に基づいて、ある一定の割合で分散投資する方法を基本にしているので、ボロ儲けはないが、一方で大負けすることのない方法だったと思う。本書が出ている2000年代中盤にこの本で投資した人は、株であれば、ボロがちしているし、海外資産を組み込みつつ、日本資産で持っていたとしても勝っていた。
分散投資、5%くらいがちょうどいい、あとは手数料のあまりかからないもので運用してみよう、そんな気軽なメッセージがいい感じだと改めて思う。本書を初めて読んだときに、影響を受けたものであるが、今もなお色褪せないと思う。日本の金融リテラシーは少しでもアップしただろうか。
若いうちに、この本と出会うことで、ちょっと目が覚めたのを覚えている。当たり前って、当たり前ではないという単純なことだ。お金を増やすことって、減らさないことでもあるんだなと。投資も悪ではないということ、どこにお金の置くのかが大事だということだ。投資は、金融商品だけでなく、勉強や経験に投資することもできる。そこに集中してきた人、つまり浪費してこなかった人が、経済成長と期待利回りを得られるというふうに思考してもいいと思う。

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2022年05月06日

Posted by ブクログ

金融をほとんど勉強したことがなかったので難しい部分もあったが全体的には読みやすかった。
おすすめの投資信託を具体的に挙げ、なぜ薦めるのかまでとことん説明されていた。また印象的だったのはなぜ金融を学ぶべきか、という部分。金融は有権者の一票と同じだと述べる意味を初心者のわたしでも理解できた。
金融を学びたい人は難しい部分はとばしてとりあえず最後まで目を通してみるのがおすすめ。

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2022年04月04日

Posted by ブクログ

2007年の本。読み返してみたが、金融の基本がわかりやすく解説されている。読みやすい。今の投資環境では少し古さがあるが、基本はこの本で良いくらい素晴らしい。

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2022年02月19日

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これまで投資について漠然と手を出してはいけないものだと思っていたけど、そんなこともないとようやく気付けた。分かりやすくてためになる。

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2021年11月12日

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金融リテラシーについて日本や他国の違いからかかれている。日本はバブル?のときに預金すればお金が貯まったが今はほぼゼロ金利。何か始めればいいのか書いてあり勉強になった

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2021年06月18日

Posted by ブクログ

金融リテラシーの本。
2007年だと多分信用出来なかったんだろうな…
401kがまったく運用できてないことに気づいて、投信の商品群について改めて見直した。
と言うか、投信の意味すらよくわかってなかった。

コロナ禍とか
希望退職とか
子どもの自立とか
定年まであと何年とか

良いタイミングで読むことができた。

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2021年01月12日

Posted by ブクログ

クリエイターの端くれとして「無償でもの作りをする」ことに対する議論を年に数回は耳にする機会がある。でも、じゃあ自分のお金に対するリテラシーというか、倫理観みたいなものはどうなんだろう、と考えた時に何も思い浮かばなかったのでこの本を手に取ったんだと思う。多分。
著者の勝間さんについては「一時期テレビに出ていて、結構ハッキリ物を言うさっぱりした女性」というイメージしかなかったんだけど、めちゃくちゃスゴい経歴を持っていたとは知らなかった。そして丁寧で親しみやすい文章から「教えてやる」ではなく「皆にも知ってほしい」という姿勢が感じられて好感を持てた。家電量販店とかで説明を聞きたい時、良いところだけじゃなくてダメなところもちゃんと正直に教えてくれる店員さんをホイホイ信頼してしまうタイプの人間なので、騙されないぞ!という気持ちは気付いたらどこかに消えていたし、自分も投資を始めてみようと思ってる。
この本にも書かれているけど、日本人は(自分がこの目で海外の思想と比較したことあるわけじゃないからこういう物言いもあれだけど)お金に対して慎ましくあることが美徳だ、という考え方が根付いている気がして、一番最初に書いた「無償でもの作り」もそのひとつだし、お金の話は下品、というイメージがついてたりしそうな認識はある。だからこそお金について学ぶ機会が社会科の授業でちょろっとだけ、くらいしかないし、そうなると自分で掴みに行くしか選択肢がない。
自分はこの本を読んで、投資ってのは「世界が進む未来への期待」を示すものに近いのかなと感じた。勝間さんが本書で提唱している「ドルコスト平均法」で積み上げられていく利益ってのは「世界は一歩ずつ、ゆっくりだけれど着実に良くなっている」という事実がもたらしてくれるプラスなんだろう。なんて、先月読み終えたファクトフルネスの知識と合わさって納得感のある一冊でした。

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2020年07月12日

Posted by ブクログ

銀行にお金を預けることは本来得られるべき収入を得られない。すなわち機会損失を生んでいる。このことをが明確に理解でき、今後の投資方向性の一助となる本。

銀行はインターバンクと銀行が設定する低金利の差で利益を得ている。マンションを新築で購入するより、頭金の利回りで賃貸した方がトータルで得。資産四分法とドルコスト平均法で年4%の利回りは可能。

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2019年10月30日

Posted by ブクログ

気になった点を列挙する。
銀行の定期預金は国債と利率を比較すれば、国債に投資した方がよいことが分かる。
株式はプロが得をし個人が損する。
外貨の金利が高いのはインフレ率でほぼ説明ができる。日本は長期デフレ状態が続いている。
住宅も1つの金融商品として考え購入を検討しなければならない。
生命保険も大きな金融商品であるのでよく考えなければならない。自分の生命保険も見直さなければならない。著者は逓減型保険の検討を勧めている。
金融市場はプロがしのぎを削っている場所なので生半可な知識では単純に勝てない(儲からない)と考えられる。
円高が進むと日本の株価が下がるのは相関があると考えてよい。

基本5原則
まずは金融相場を我々は予測できない。ということに基づいている。
1.分散投資
2.年間リターンの目安として10%はものすごく高い、5%で上出来。
3.タダ飯はない。
4.投資にはコストと時間が必要。
5.管理出来るのはリスクのみ、リターンは管理できない。
本書を読み終えたらまず、月々ノーロードでインデックス投資信託を始めることを勧めている。とにかく実践が大事なのだ。
また文末には消費行動にも言及している。お金を出して買うことは、その商品や企業に良いという意思表示、投票に近いと以前から考えていたが、それに近い感覚だと思う。

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2018年11月23日

Posted by ブクログ

著者は、肩書きだけ見るととんでもない人種なのかと思ったが、書いてあることは非常にまともだった。「お金に働いてもらう」「株の個別銘柄は危険」「インデックスはおすすめ」などは周囲からも聞いていたキーワードだったので、余計になるほどと思った。参考文献も多く紹介されており、金融リテラシー向上の最初の1歩としては、非常に良い本だと思った。

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2021年08月08日

Posted by ブクログ

勝間和代という人は、人生の指南書やノウハウ本のようなものばかり書いている人なのかと思っていたので、こういう硬派で正統的な金融の本を出しているというのは知らなかった。もともとこっちが本業であるだけあって、とても理論的に細かく説明をしている。

タイトルの、「お金は銀行に預けるな」という言葉に惹かれて読み始めたけれど、そのテーマでの話しは全体の一部で、この本ではそれを含んだ、金融全般のことについて書かれている。
それで期待はずれだったかというと、その逆で、期待していたよりも遥かに多くの情報がわかりやすく解説された、とてもカバーする範囲が広く、内容の濃い本だった。

一つ一つのトピックについて、たとえば、お金を銀行に預けるとはどういう意味を持つことか、生命保険とは何か、投資信託とは何か、ということのそもそもの定義から丁寧に説明がされているので、金融についての知識がまったくない状態からでも、とてもよく理解が出来るようになっている。文章がとても理路整然としていて、説得力がある。
こういうレポートや論文を書き慣れているためだと思うのだけれども、ここまで、金融のことを知らない人に対してわかりやすく文章を書けるというのはスゴいことだと思う。勝間和代という人を見直した一冊だった。

投資家にとって、金融とギャンブルを分ける鍵は何でしょうか?
それは、金融はリスクの計量ができるのに、ギャンブルはできない、ということです。逆に、同じ金融であったとしても、投資家がリスクを計量しないままに投資をするのはギャンブルであって、金融でありません。(p.50)

金融は非常に公正な市場で、勉強すれば勉強した人にリターンが必ず返るしくみになっています。そこには嫌な上司もいませんし、妙な社内政治もありません。アマもプロも、同じ立場で勝負ができます。(p.56)

新築マンションをなぜ買ってはいけないのかというと、新築には必ずその建築業者の利ザヤが多く乗っているためです。購入価格のだいたい20〜30%ぐらいは、その新築マンションの広告費や粗利益であると考えていいでしょう。したがって、新築マンションは、買った瞬間に値が下がるケースが多いのです。新築マンションはその1000万円分の儲けで、モデルルーム代やチラシ代、セールスマンの人件費までまかなっているのです。(p.100)

しかし、それでも住宅をどうしても持ちたいと思うのが人間の本性です。それはやはり人間には所有欲があるためです。ただ、その所有欲を満たすために自分がどのくらいのコストを払っているかということを計算することが大事なのです。(p.103)

資金量の限られている個人投資家は、自分の資金がある程度なくなっても何に問題もないという人はいないわけですから、もともと分散して投資を行うことが特徴である投資信託を買うということは、手数料を払うという多少のデメリットがあったとしても理にかなっていると考えられるのです。(p.115)

私は、資本主義というものは、厳しいいい方をすれば、「賢くない人から賢い人へお金が流れるしくみ」だと思っています。言い換えれば、資本主義の根幹をなす金融のしくみをよく知らなければ、それまで汗水流して働いて得た賃金が、いろいろな意味で、自分たちの資産からあっという間に流れ出てしまうしくみともいえるでしょう。つまり、毎日毎日、頑張って頑張って、せっかく1万円、2万円と稼いでいるのに、その裏側では住宅ローンや退職金運用で失敗し、数百万円単位の損をしているかもしれないのです。(p.125)

住宅ローンの項目で、銀行も住宅メーカーも、私たちが住宅を買うことで潤っているという話しをしましたが、これと同じように問題の背景にあるのは、生命保険も、私たちがきちんとした計算をしないまま、割高なお金を払うことによって潤っているということです。そして、生命保険会社には、逓減型のように顧客の単価が低い商品は手数料も小さく儲かりにくいため、大型の終身保険や、一定型の定期保険を勧める動機があるのです。(p.134)

初心者にお勧めなのは、次の2つのキーワードが入った投資信託です。
1)「ノーロード」
2)「インデックス投信」(p.174)

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2020年07月15日

Posted by ブクログ

2007年に読んでいたとしてもきっと実行にうつせてなかったと思う。
それは、全く知識がなかったし、実際にやろうとしたときの手間が大きかったと思うから。
今は、すまほで簡単に投資できるようになったし、いろんな知識も増えたので、株、確定拠出年金もやっている。

反対意見も多いと思うが、勝間さんが言っていたように、1%の手数料を払ってもプロに任せるのが結果的には良いような気がした。
それは、自分で勉強して投資をしていったとしても、勉強するための時間とコストがかかるし、実際暴落したときに冷静に判断できる自信もないから。

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2022年01月16日

Posted by ブクログ

金融系の勉強の為手に取った1冊。

2007年の本とはいえ、2021年の今読んでも通ずる事が多い。(というか投資信託で長期での資産運用という内容についてはほぼ最近の本と同じ事を言ってる)

特に年齢別に資産運用のゴールを決めるという内容の部分は具体的で分かりやすかった。

-30代は生活資金の2年分を資産運用で産み出す。
-40代からはサラリー収入の20%を資産運用で産み出す。

自分の資産運用(投資)の目標を明確に立てるいいアドバイスがもらえた1冊

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2021年03月17日

Posted by ブクログ

最近勝間和代さんにハマっており、また、資産運用の勉強していることもあって手に取った本。2007年出版とかなり古い本であるにもかかわらず、現在にも共通する内容が多く非常に学び深い本。

“「お金のことを人とあからさまに話すのは恥ずかしい」と言う美学がある日本人。同じ10,000円を稼ぐにも汗水たらして稼いだ10,000円の方が、お金を運用することで得た10,000円よりも尊いと言う価値観がある。 “これは本当にそうだよなぁと思う。

「リスク資産に投資する予算とゴールを決める」
実践的な内容が具体的な数値と年月をもって記載されていることで、非常にわかりやすい。まずは2年分の生活資金を資産運用でつくることを目標とし、その後は収入の20%を投資していく。確定拠出年金は40歳になってからにしようと思っていたが、この本を読んで試算した上で、やっぱり今からやろうという結論に至った。

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2021年01月07日

Posted by ブクログ

金融リテラシーの基本と実践。
2007年に出版された本ですが、今の時代でも参考になる実践方法でした。

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2020年08月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

・とっかかりは、ピンチであっても、あるいはチャンスであっても、行動することにはリスクがつきものです。

 留まるか、それとも行動するか、それは、自分が新しい環境でやっていくための準備をしてきたという、自信があるかどうか?そして、行動する勇気があるかどうか、希望を持てるかどうか、ということです。

スク教育の肝は、「将来に対する想像力」だと思っています。
 まるで一兵卒のように、組織の価値観や行動原則に従順に下積みの任務に励むよりも、「自分が人生の主人公である」と実感しながら生きる方がよいのではないでしょうか。少しでもリスクを取ることに慣れていくと、常に新しい世界にチャレンジできるようになり、こんなに楽しい考えがあったのかと、びっくりするぐらい生き方もかわってくるはずです。

 社会はもちろん、他者が認めてくれなくても、自分が満足できれば良い、という考え方もあるでしょう。でも、それは、慰めでしかないような気もします。一方で、社会や他者が認めてくれたとしても、その仕事の影に何の犠牲者もいなかったのか?問われれば、後ろめたいことがあるかもしれません。どちらを選ぶかは、一人ひとりの価値観であり、それが生きざまなのだと思います。

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2020年05月05日

Posted by ブクログ

著者は、先日抽選漏れで慶應MCC夕学五十講を聞きそびれた方ですね。著書が人気の方です。
金融リテラシーの解説本です。
意外と、労働者、女性の立場での意見が多く好感が持てました。
いわゆる投資本を批判するくだりで、どうやら池田氏の「年率200%」と思われる本を名指しで挙げられていたのには苦笑。
(現在の私のFXトレードのテキスト本です…)

持ち家はするな。インデックス型投資信託を買え(個別株投資は、素人がプロの鉄火場へ行くようなもの)。アクティブ型は、全否定してはいない。FXは、まあおすすめ。ポートフォリオのリバランスを1,2年おきに行え。
などが、趣旨でしょうか。
また、長期では、金融商品は必ず上がるとのお考えもお持ちのようです(そうあって、欲しいですが…)。

私は、本年初めに、Brics、エネルギー環境関連、外国債券投資信託(アクティブ型メイン)を全力買いしており、現在(2008年8月25日)プリウスが買えそうな含み損です…。
長期的には、必ず戻してくれるのでしょうか…。

最後に紹介されていた、キッズマーケットキャンプには、是非子供を参加させたいと思いました。

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2018年10月29日

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