あらすじ
「我々は、ウインドシア六本木をビルジャックした!」。ビル会社社長を人質にとり、最上階に立てこもる犯人。地上で手をこまねく警察を前に、17階のオフィスにいた船津康介はある奇策を思いつくが……。最先端技術を極めた都市の要塞と、どんな時代も変わらぬ人々の「思い」が交差する、どんでん返し満載の城攻めサスペンス。
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Posted by ブクログ
福田和代の2冊目。
序盤……、犯行グループのノリの軽さに違和感を感じるも、スピーディーな展開と読みやすい描写に、徐々に気にならなくなっていった。
この規模のクライムノベルにして、死者が一人も出ないまま終盤まで緊張感が持続する点、やや出来すぎではあっても誰も不幸にならない結末という点、気持ちが良い。
★4つ、7ポイント半。
2014.08.13.図。
Posted by ブクログ
六本木にそびえ立つランドマーク「ウィンドシア六本木」が、何者かにビルジャックされた。防犯システムは乗っ取られ、身動きが取れなくなった。いったい彼らの目的は何か?
なんか爽快だったなぁ。痛快っていうか。六本木ヒルズのまんまじゃん!って感じだったし、こんなにうまく行く!?っていうのもあるけど、痛快アドベンチャーらしく、スピード感あって。おもしろかった。
Posted by ブクログ
このところの作品が安定した面白さながらも、個人的には
実は贅沢にも何か、物足りなさを感じていた福田作品ですが
今作はその物足りなさを満たしてくれる作品でした。
ボリュームもスピード感も作品の内容も全てがバランスが良くて
読み始めたら止まらない一気読みな高層ビルジャック・サスペンス。
高層50階の複合ビルが丸々乗っ取りされるというサスペンス
なのですが、その動機や余りにも痛快で大胆な犯人達の手口は
痛快さを感じてしまい、ドキドキするというよりは、ワクワク
して犯人達側に自分も立って読んでしまいます。今までの福田作品
には見られなかったのは、思わず笑みが溢れてしまうような
何かユーモアのある部分や、暖かみのあるようなストーリーが
押し付けがましくなく響いてくるところでしょうか?
こういった犯人側の痛快さを描くクライムノベルはやはり面白くて
心躍るのはルパン三世とか...の影響なのかなー。
ラストはやややり過ぎで蛇足感をかんじなくもないけど、
新たな福田作品の一面と思えば何か一皮むけた気がして
ファンとしては嬉しい。
Posted by ブクログ
最初の幼馴染の3人組の話から、どう展開していくのかと思い読んでました。犯人側の人物像がよくつかめず、最後になって、もう一度読みかえしてしまいました。
Posted by ブクログ
内容(「BOOK」データベースより)
地上50階地下5階、まるで一つの街のような巨大ビル。バベルの塔か、人類の理想郷か?朝9時、警報ベルが鳴り響く。「我々は、ウインドシア六本木をジャックした!」人質は最上階に住むビル会社社長。駆けつけた警察はシステムに阻まれ、容易に突入することができない。じりじりと過ぎる時間の中、17階のオフィスに閉じ込められたビル会社の社員、船津康介は、ある奇策を試みる…。非常用井戸、備蓄食、発電所を備えた都市の要塞。そのセキュリティと防災システムが、人々を外界から遮断していく。
→ 冒頭の三人の少年の描写から、この三人がもっと事件にかかわってくるのかと思った。 結局は、『そうしたら俺がとめてやるよ』という、バビルの塔をおりこみたかったのか、という印象。
Posted by ブクログ
東京にあるウインドシア六本木は地上50階、地下5階の巨大ビル。
テナント・オフィス・居住を兼ね備え、便利さはもちろん、
地震や火災に耐え得るように最新の設備を持っている。
その管理は計画から設計建築まですべて行った川村章吾が社長のマーズコーポレーション。
その最新の設備システムを逆に悪用され、社長 川村が人質に取られ、5億円を要求される。
犯人の狙い・マーズコーポレーション社員との攻防を友情・家族愛を織り交ぜた作品。
読んでいる間はサスペンスと思っていたけど、
読み終わった今ではどちらかというと人情ものだったと思う。
犯人や動機が途中でほとんどわかってしまうし、?と思う部分もあるし、
この動機でこの犯罪は無理があると思うけど、全体的には面白く読めた。
最後のある種どんでん返しというか、え!と思わせてくれるけど、
私はどっちかと言うとない方がいいなあと思った。