【感想・ネタバレ】拍手のルール 秘伝クラシック鑑賞術のレビュー

あらすじ

「古典コン」(クラシックコンサート)に行きましょう。CDにはない魅力、「古典」ゆえの楽しみ方、何を聴くか? 正しい拍手の仕方とは? 知りたかった疑問にお答えします。「のだめカンタービレ」クラシック音楽監修の〈もぎぎ先生〉が案内する、もっと楽しむための鑑賞の手引き。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

クラシックをコンサート会場で聴くにもルールがある。
初心者にもわかりやすく解説した鑑賞術が本書。お得感あり。
まずは、クラシック音楽の幕開け、古典派時代について。時代的には18世紀終わりから19世紀初めで、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンが活躍。特徴は、過剰な感情の肉付けや装飾を排し、技法的に厳格正確、音楽的に飽きの来ない考え抜かれた珠玉の作品が多い。
そして、ライブならではの魅力を語り、拍手を分類する。以下は、作者による拍手の種類とそれに相応しい該当曲。
・来賓の拍手(儀礼的)ドボルザーク第九番
・料亭の拍手(投げやり)チャイコフスキー第六番
・殿様の拍手(ねぎらい)ブルックナー第四番
・シンパの拍手(共感)シベリウス第二番
・アイドルの拍手(感動、神格化)ブラームス第一番
・母親の拍手(愛情、妄信)シューベルト第七番
・国民の拍手(参加型、日和見)シューマン第三番
・国会の拍手(退屈)プロコフィエフ第六番
続いて、拍手のタイミングを間違いやすいのは、チャイコフスキー(交響曲第5番・6番、ヴァイオリンピアノ協奏曲第一番など)に集中。

以下は私の備忘録。
・NHK交響楽団の定期公演ではアンコール無し
・フライング気味拍手⇒そもそも演奏の余韻に浸ることなく拍手が出来るということは、音楽に集中していなかった証左
・万が一演奏後の拍手が起こらなくても、指揮者やステージマネージャーが色々と拍手の合図を出してくれる
・フライング拍手要注意曲目リスト
教会音楽全般、交響曲(ハイドン第45番、ベートーヴェン第6番、シューベルト第8番、メンデルスゾーン第3番、ブラームス第3番、チャイコフスキー第6番、ドボルザーク第9番、マーラー第9番、Rシュトラウス全般)
・ロシアのクラシックコンサートは時間通りに始まらない、客がうるさい
・山下洋輔トリオのライブ盤「クレイ」での観客の熱狂的反応の凄さ
・NHK交響楽団の定期公演ではリハが3日もある(理由は、デュトワ、サヴァリッシュ、サンティ、チョン・ミョンフン、プレヴィン、メータ、シュタインなどの巨匠指揮者によるNHK交響楽団の技量向上の機会としての意味合いもある)
・弾き振りの代表名曲は、アンドレ・プレヴィンのモーツァルトピアノ協奏曲
・暗譜で指揮ができるのは音楽の天才だから
・名曲のスコア(ポケットスコア)を眺めながら聴くのはおすすめ
・調別特徴と代表曲
ハ長調(明快)モーツァルトジュピター
ニ長調(祝祭的)モーツァルト戴冠式
変ホ長調(壮大)ベートーヴェン英雄
ヘ長調(田園的)ベートーヴェン田園
ト長調(男性的)バッハブランデンブルク協奏曲
イ長調(情熱的)ベートーヴェン第7番
変ロ長調(内向的)ベートーヴェン第4番
イ短調(感傷的)シューマンピアノ協奏曲
ロ短調(繊細)シューベルト未完成
ハ短調(壮絶)ベートーヴェン運命
ニ短調(女性的)モーツァルトドン・ジョヴァンニ
ホ短調(激情)バッハマタイ受難曲
ヘ短調(苦痛)チャイコフスキー第4番
ト短調(疾走感)モーツァルト第40番
・コンサートプログラムの基本的構成は、小品(序曲、前奏曲)、協奏曲(協奏曲やアリア)、メイン(交響曲、交響詩、組曲)
・小品があるのは遅刻した観客を救うため
・交響曲の構成は、楽章数が4で、第1楽章がソナタ形式、第2楽章は緩やかで美しい曲調、第3楽章は三拍子のメヌエットかスケルツォ、第4楽章はユーモラスで快速なフィナーレで大編成の管弦楽が入る
・コラムには簡単な交響楽的音楽史も
・また、交響曲のカレンダーと称して、各月や数字にちなんだ曲紹介も

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2025年12月24日

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