あらすじ
「社員満足度日本一」のECスタジオとはどんな会社なのか?「お客に会わない」「10連休以上の休暇が年4回」「iPhoneを全社員に支給」等々、その非常識なまでの「社員第一の姿勢」を紹介し、会社のやる気と利益をアップさせるためのノウハウを紹介する。
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Posted by ブクログ
ユニークな社内制度などを実際導入しているお話から始まり、とてもおもしろいと思いました。
内容の濃さとしては、物足りない感じでした。
ITのツール紹介など実用的なお話しが後半では列挙されていて参考になりました。
1冊のボリュームは少ないので、すぐに読み終わるので、ベンチャーの空気や、ユニークな社内制度などの事例を知りたいのであれば、さらっと読む程度にはいいと思います。
Posted by ブクログ
就活するにあたり、気になるタイトルの本だったので、手にとってみました。
社員満足度に関することが詳しく書かれているのが、1,2章。
今まで「お客様は神様です」が当たり前だと思っていたわたしにとって、お客様よりも社員を優先するというその姿勢そのものに驚きでした。
しかしなるほど、社員満足が顧客満足度につながる、というのに納得です。会社にも顧客にも圧迫されうる環境にある社員に配慮するのが、最終的には一番良い結果を生むことになる。
3章は企業経営の戦略、4,5章は、作業効率化のためのツール(ソフト)紹介とその利用法について書かれています。
前者では、テレビ局が取材に来たくなるようなことをして、宣伝費を節減したり、求人媒体を使わない求人方法などが印象的でした。
後者は、ちょっと捻れば日常生活でも使えそうな効率化の手法がずららっと述べられています。わたしはここで初めて「クラウド」について知りましたが、そのクラウドを利用して社内ポータルを構築する方法はすごいと思いました。
あとは、コミュニケーション方法の使い分けで、メールは読むだけで良いもの(返信のいらないもの)にすること、というのは目からうろこでした。返信までにタイムラグのあるメールよりは、スカイプなどでやりとりをした方が効率が良いのは確かですね。
企業経営に関する内容ですが、企業以外でも複数人で連携が必要なときのコミュニケーション方法として使えそうで、読んでいて楽しかったです。今すぐ使いたくなる方法ばかりなのですが、目下のところ使うアテがありません(笑)
ただ、この本に示されている働き方は、IT企業だからこそできる方法であることは間違いないです。「顧客に会わない」「電話を受けない」というのは、確かに効率的かもしれませんが、それでは済まされない業種などたくさんあります。
時と場所を選ばない働き方というのは、ITに関して知識を持ち、それを有効活用することを知っていることが条件。現状でそれができるのは、まだまだ一部の企業だけでしょう。
また、良いことずくめの本というのは逆に不安なもので……。
この本に載っている夢のような話はすべて実話だとしても、では、逆に負の面が一つもないかと言えば、絶対そんなことはないはずです。
できれば、1,2章の「社員満足度」に関わる部分をもっと拡大して、過去に採用されなかった制度も挙げて、「なぜそれが採用されなかったのか」というところまでやってくれたら良かったと思いました。