【感想・ネタバレ】日本でいちばん社員満足度が高い会社の非常識な働き方のレビュー

あらすじ

「社員満足度日本一」のECスタジオとはどんな会社なのか?「お客に会わない」「10連休以上の休暇が年4回」「iPhoneを全社員に支給」等々、その非常識なまでの「社員第一の姿勢」を紹介し、会社のやる気と利益をアップさせるためのノウハウを紹介する。

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新年の記念すべき一冊目として、この本を選んだ。理由は、自分の働き方を見つめ直し、今後どういうカタチで働いていくかを考え直したいため。社員を第一にする会社で働くと言うことは、素敵なことだと思える一冊。自分の仕事への応用はすぐには難しいが、自分の生活への応用もできそうに思う。すぐにできるIT活用の章は、自分が好きなせいもあるが、ワクワクした。

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2018年11月12日

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アイフォーン支給制度 ¥6,000/月の電話代支給
遣唐使制度
バースデイ制度    ¥14,000支給
ブルーベリーアイ制度 
食券制度    前月14日以上出勤したものに¥3;500支給
長期休暇制度  10日の休みを年4回確保

仕分けを定期的に行う
→利益を生まないコストは徹底的に削減

ーグルの最大限の活用
ログミーインの使用

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2018年10月28日

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目から鱗が落ちました。中小企業が伸びていくためにどんなことが大切なのか。常に無駄なことを排除することに心掛け、大企業に負けないような生き残り戦略をとっていることに驚きました。
「ランチトーク」という制度では、仕事に関係なく悩みや将来の夢を経営者に語ることができることにすごいと思いました。
将来の夢というと、必ずしもその会社で関わることでなくてもたくさんあると思うので、そういうことを尊重してくれる経営者であることもすごいことだし、またそうすることで仕事へのモチベーションが高まることを社長も知っているので、素晴らしいと思いました。

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2015年02月07日

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会社として継続的な成長を続けるために、一見変わった、顧客・社員のことを考えた徹底したブレない戦略を解説。後半のITスキルの解説も早速取り入れられるものが多くて良かったです。

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2015年01月03日

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社員第一主義というあの坂本先生の「日本でいちばん大切にしたい会社」シリーズの会社と同じ主義を取っているのは興味深い。
本当に一からやり直したのがよく見えるし、経営者の話や本をうまく咀嚼してる珍しい形ではないかと思った。
非常に参考になる部分、共感出来る部分が多かった。
ただしこの本の中身でもさえも既に古くなっている箇所が見えるのはやはりIT業界の流れはつくづく早いとも感じた。
会社として「しないこと」を決めるというのも素晴らしい。
その人にあった部署を作るというのもなるほどと思った。

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2018年11月25日

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社員満足度日本一を謳う会社の制度、IT戦略、ITツールの活用事例など、実際に行われている内容が具体的に紹介されているので、自身の仕事に役立つアイディアにも繋がりやすく非常に参考になりました。

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2013年02月07日

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「日本でいちばん社員満足度が高い会社の非常識な働き方」を読む目的は、今の職場でスグに実践出来ることは何だろうか?という事と自分が経営者の立場になった時に導入してみたいことはどんな事かを知るためでした。

これから読まれる方の為に、具体的なことは控えますが、スグに実践したいことが4つ、もし経営する立場になった時に導入したいことは5つほどありました。

そして、じつは、一番、本書を読みたいと興味を惹かれたのは、山本敏行社長自身のこと。冒頭はじめにの部分で、創業からビジネスが軌道に乗り、更に拡大させていくことを考えていたときに、創業メンバーが次々と辞めていく事態となってしまった。その時に、山本社長は、悶々としながらも腹を括り、「ゼロからやり直そう!」と覚悟を決めて、なんと1000人の経営者に会いに行ったという。

そして、たくさんのお話しを伺うなかで、ある共通項を見出した。それが、社員満足主義であったとのこと。山本社長は、これまでの利益第一主義から180度方向転換したと言われているけど、決して、社員を甘やかすとか機嫌を取るとか、利益は二の次というスタンスではない。「最も大切なのは会社の考え方であり、小手先のテクニックでは会社の永続的な発展、社員満足度の向上にはつながらない。」と明確に言われている。
さらには、すべての取り組みが「粗利益を生み出す」ことと「差別化を徹底的に行う」ために実践しているとも言われている。

タイトルに非常識な働き方と入っているが、じつは、EC studioで取組まれている働き方とは、社員一人ひとりに、存在価値を感じさせて、やらされではなく主体的に仕事に取組む環境づくりをしていると感じた。しかも、その環境を作っていくプロセス自体に全社員が参加している、意思決定プロセスに参加している感覚を感じていることが素晴らしいと思った。

つまり、ITツールや様々な制度の一つひとつは手段であって、本質の部分では、「人」として尊重され、「自己認識」を感じながら、「仲間」とともに仕事を通じて成長できる職場が実現できていることなんだろうと感じた。

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2019年01月16日

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作者の考え方はとてもシンプル。無駄なことを排除し、社員の意見を取り入れて職場環境を整えること。考えることは誰でも出来るが実践していることが本当に凄い。この本を読んでこんな職場で働ける人達って羨ましいと思いました。

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2019年01月16日

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ネタバレ

◆1章
社員が満足していない会社は、
顧客を満足させることは出来ない。

しないことを決める。
①経営理念に共感する会社としか付き合わない。
②経営理念に沿うビジネスしか行わない。
③会社規模にこだわらない
④高価格商品は手を付けない
⑤売上目標に固執しない。
⇒無理に達成を試みることで、ユーザに迷惑をかけ
社員は疲弊していく。

決して怒らないこと。
力不足の社員には、任して、任さず。

お客様は神様ではない。
神様扱い⇒理不尽なクレームを対応するには、
部下へ理不尽な指示を必要とし、結果
社員が苦しむ結果になる。あくまで、対等な関係

・全社員が経営を学ぶ
会社のベクトル・ビジョンを全社員が共有することで
モチベーションは上がる。

・マズローの欲求5段階
①生理的欲求:生命が守られるか
②安全の欲求:衣・食・住を安定させたい
③社会的欲求:他人と関わりたい
④尊厳欲求:尊敬される存在でありたい
⑤自己実現欲求:自分の夢を達成したい

②章:非常識な制度
基本的に社員のことを最優先に考えた制度
・ランチトーク
お昼に上司-部下で食事し、本音を引き出す
(700円まで支給)
・実家へ帰宅資金支給
遠方の実家への資金を提供することで
家族と会社の信頼を創る
・バースデー
・21時強制大金
・ノートーク時間設定

③章 非常識な戦略
・広告費が無い⇒メディアから取材したいと
思わせることを実施

・粗利を常に意識
・経費削減<売上増加に時間を投資
・売上向上につながる部分を削減しない。
オフィス経費等
・会社は入社する人間で決まる
応募してくる人間にフィルターをかけるしくみを

④3つのIT戦略
 □1WEB
・WEBは24時間の営業マン
 2生産性を上げる
・仕事環境に投資する
・機会的損失を防ぐ
 3未来への投資
・積極的に種をまく

<他>
緊急度に合わせてツールを使う
緊急:電話・対話
通常:チャット
余裕:メール

会議は4人まで
4×時間が消耗していることに気付く。

デュアルモニタで40%作業効率UP

イーブースター導入
マインドマネージャー

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2013年01月12日

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色々な仕事術を実際の経営に活用している著者。

実践しているのは有名な仕事方法も多くあります。
ただし、自分に顧みてここまで徹底しているか?
・・・・と問うてみると、
答えは・・・でした。

機会損失を考えて日々業務にあたってないな・・・。

経営者、リーダー、1人のビジネスパーソン
全ての役割、立場で参考になることがたくさんありました。

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2013年01月12日

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EC_studio代表取締役の山本敏行氏の著書。テレビ東京系のワールドビジネスサテライトで取り上げられた事が有るのでご存知の方がいると思います。
顧客第一で仕事を進めてきた結果、一緒に会社を立ち上げた仲間を失い、社員もすぐ辞めるてしまう最悪の状態に陥ってしまう。この状態を改善するため、1000人の経営はと会い教えお乞う事にした。その結果を元に、会社の方針を策定し、実施した結果、「日本でいちばん社員満足度が高い会社」に認定されるまでになる。
まず第一の方針は「社員第一主義」、「社員満足度がアップする非常識な制度」、「非常識な制度」、「IT戦略」、そして「ITツールの活用方法」どの方針も目次だけ読んでも、疑問符が頭に浮かぶ事ばかり!しかし本文を読むと、なるほど、読んだだけで、この会社で働きたいと思う事ばかりです。
この本は、自分の会社の社長に紹介したいと、紹介したいと思う本です。あと後半で紹介されているITツールは、個人的にも利用したいと思いました。

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2012年10月25日

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本で得られる情報の密度はそれほどでも?でしたが、素晴らしい会社だと思います。ただ、的確だと思います。多分、実際に取引で関わり、一緒に何かした方が楽しいです。IT活用のノウハウは濃いです。

株式会社リンクアンドモチベーションの組織診断で日本一。
しかし、門出は決して順調ではありませんでした。5人で1000社の受注を回す状態になり、売り上げは上がったものの、従業員が(創業メンバー含め)次々辞めていく危機に。それで、1000人の経営者に教えを請う事を断行。うまくいっている経営者の話しには3つの共通点がある事に気づきました。
①社員のために自分の時間を使っている
②社員についての愚痴や不満を言わない
③自分の会社、自分の社員のことを楽しそうに話す
でした。そのとき会った経営者の一人に「モチベーションは〇〇を所有するというhaveではダメなんだ。それを手に入れてしまったら、そこで終わってしまう。〇〇のようになりたいというbeをモチベーションにした方がいい。」と言われ、腑に落ちます。今まで会社が儲かって欲しいものが手に入れば、それがモチベーションになると思っていた。だから、指示もメールやチャットで済ませ、従業員との会話より仕事優先。自分に経営の栄養が必要だったように、社員にも仕事を楽しめる栄養=モチベーションが必要なのだ、と。

モチベーションアップの面白い制度がいくつもあります。

・ランチトーク制度
自分より役職が上の者になら誰でも申し込める。最低月一度は利用する事。上司と合わせて1400円まで会社支給。日常業務の妨げになる事をお互いに心配せずにリラックスして相談できる。

・ゴーホーム制度
オフィスから半径140km以上実家(パートナー含む)が離れている場合、14000円まで交通費支給。

・バースデー制度
会社主催の飲み会に出席しているパートナーの誕生日に14000円手当を支給。

他にもアイホフォン支給やブルーベリーアイ支給、食券制度などなど。グーグルアップスの使い倒し、二回以上話すことが分かっていれば動画に取る、プレステ3のTV会議、イーブースターなど、IT活用ガジェットも自身で使い倒して、お勧めしているので、とても参考になります。

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2013年12月29日

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タイトルの『社員満足度が高い』というところが、すっごく気になり読みました。そして、納得・・。会社がこれだけ社員を大切に思ってくれれば、満足度も高くなるでしょう!うらやましいかぎりの内容でした。
何か活用できるものは無いかと思いましたが、あまり無く・・・。業界が違うと、仕事の仕方も違いますから、当然ですが。
世の中には、いろいろな会社があって、面白いですね~。
この会社のように、社員を大切に思ってくれる会社が増える事を願います。

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2019年01月16日

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成功した会社の社長さんが書いた本ということで、小難しくてえらそうかな~と思いましたが、経営の知識がない私でも分かりやすく書いてありました。
ただやっぱり経営者の方や、IT会社関連の人なら一般常識かもしれませんが、知らない言葉も出てきました。

まず「クラウド」という言葉がありましたが、これは後ページでクラウド=雲、インターネット上を雲にみたて、クラウド上でデータを処理することだそうです。

あとは「サイトとスプレッドシートのフォーム機能を組み合わせると、稟議申請や営業報告などの報告書類をすべてグーグルアップス上で管理することができます」
とか、うすぼんやりと便利なんだろうなあと思いますが、人には説明できません。

この本を読んでいてとても自信が感じられますが、成功したからこその自信なのでしょう。
以前社員のための制度がとても手厚い会社を知っていましたが、会社をまわす収入が見込まれず、崩壊してしまいました。

大事なのは収入がきちんと入ることだとは思いますが、細かく1つ1つ活かせることが書いてあるので、自分のできそうなことだけ選んで実践してみればいいのではないかと思いました。

そして結論。
自分にできることをしてみよう。
これを読んで、私もモチベーションがあがりました

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2019年01月16日

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結論から、ワークライフバランスという考えが浮かぶ内容だったと思います。それと、梅田望夫氏の考える「スモールビジネス」を実践してる数少ない会社なのでは?とも感じました。

なぜなら、学生の私から見てもITを使ってどんどん新しいこと(ルールや制度)を破壊的に会社として行っており、その時間の生産的な使い方や著者の会社に対する考え方が上記のことに似ているなと感じたからです。

にしても、国内のIT会社でここまで社員に投資をしている会社があるとは知りませんでした。
シリコンバレーにはもっと面白い会社があるんじゃないかとワクワクしてしまいました。

全体的に、ITの力を使って有限である「時間」というものをいかに効率よく、生産的に活用するのか?を考え、会社で実行しているものを「フリー・オープン」といったネットの特性を生かして解説してある参考書のような本でした。
ITツールを知ってる・知らないでなく、それを自社で実践して良いものを社内で根つかせる「スピード・実行力のある社内の文化」も全体を通して感じました。

個人的に好きだったところとして
・社員と会社の夢を一致させる。
・仕事環境に投資する。
・グーグルビデオで動画を共有する。
・セキュリティを高める。

があります。
本自体の文章はそこまでないので、サクサク読み進めることができます。

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2019年01月16日

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#ecbook
ITを活用できていない中小企業にとってはバイブルとも言える内容だと思う。
役に立つ事例が数多く紹介されているが、IT業界の中でも下請けピラミッド構造の中にある企業にとっては便利なのはわかるけど元請け(大手企業)のセキュリティポリシーに従わざるを得ず導入しようにもできない内容でもある。ので星は 1 つ減って 4 つ。
(Twitter や Skype はもとより、Gmail をはじめとした Web メール全般がご法度は企業も残念ながら存在する)
とはいえ、個人レベルでも十分取り入れられるので、プライベートの環境をクラウド化する際には参考になる。教科書かわりかも。

事例紹介はあくまで手段であり、目的は「ITで日本を、そして世界を変える!」こと。その理念に向かってるんだぞという気概を感じさせる一冊。

何かそれっぽいこと書いてますが、一番の印象は著者が同級生だったということ。このことが何よりの刺激となります。
私も自身の野望のためにさらにガンバロウ!という気持ちにさせてくれました。

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2019年01月16日

Posted by ブクログ

会社に電話がない、顧客に会わない、上司は怒らない、10連休が年4回、全社員にiPhoneを支給。それでも、売上が毎年140~200%で成長。そんな会社の秘密を明かす本。

<感想>
本当に社員を大切にしている姿勢が伝わってきて、様々な制度がうらやましい限りでした。特に、今まで社員を大切にしているという会社ではなかったことが原因で、職を変えようとしているときだったので…。
こういう会社に勤めたい、もしくはこういう会社を作りたい、そう思います。次は素敵な環境を自分に与えてあげたいです。

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2019年01月16日

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全社にTwitterを導入し、積極的につぶやいて社員と自身の考え方を共有している会社の社長が書いた本。

Twitterをどう経営に生かしているのか?そもそも会社経営に活かせるのか?という疑問と共に読み始めた前著で、目からうろこが落ちる思いだったので今回も発売と同時にGET。今回のテーマは「社員満足度」。

装丁、タイトル、帯にも神田昌典氏の影響が垣間見えるが、読み進めてみると、「電話がない」「しないことを決める」「お客様は神様ではない」など、「非常識」な成功法則の影響が随所にうかがえる。

株主満足を最大化する米国式の経営とは対極の、「従業員を大切にしてその能力を最大限に引き出す経営」を実践するための考え方、戦略、ITを使った実践方法が解説されており、今回も前著に続いて「目からウロコ」の発見多し。

自らの失敗経験から社員満足度を高めることに行き着いたということだが、これは「企業の価値を人間に置く」渋沢栄一以降の日本的経営の原点ではないだろうか?今後予想する大混迷の時代、この日本的経営がまた脚光を浴びるだろうというのは言いすぎだろうか?

この本を読んで、「サークルの乗り」とか「こんなこと、ウチの会社ではできない」という意見も結構あるかと思う。そうしたご意見は、自分の現状と比較してのことだと思われるが、ECStudioは、これまでの「一般的な」会社の延長上にはなく、Try&Errorのサイクルを何回も回しながら新しい潮流を自ら起こしてきているものと私は考える。

今後自分が進むべき道を考える時、大いに参考になる本である。

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2019年01月16日

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社員のモラルの上げ方から、今、旬なツールの使い方まで網羅したコンパクトな一冊。内容が多岐にわたるので、個々の方法論やツールについてもっと詳しく知りたい人は、他の書籍や資料をあたる必要があるでしょう。
「とりあえず、どんな考え方で進めていけばいいのか?」
という指針とヒントを知りたいという方にはお勧めです。

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2019年01月16日

Posted by ブクログ

タイトルを見た時に、「ああ、経営者向けの本ね」と思いつつも気になって仕方なかったのでキャンペーンで応募し、頂きました。
読んでみると、工夫を凝らした社内制度や仕事の運用方法のヒントがいっぱい。
自分が経営するわけではないけれど、会社経営をしている方たちに読んで頂いて、部下が会社の為にいい働きをする仕組みとはどういうものなのかを研究して頂きたいと思います。
「一番大事な会社の財産は“社員”!」早く気づいてあげて~!!と、この本を読んでいて切に感じました。
思うのは簡単ですが、形にして実行しましょう。
そして、そういう経営者の心を感じた社員の方々は
思い切ってついていきましょう!
そういう思いで読みました。

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2019年01月16日

Posted by ブクログ

以下の方にお薦めです。

・ITで業務を効率化させたい
・社員の不満を解消したい
・これから起業したい
・iphoneって仕事で使えるの
・ITのコストを下げたいと考えている

上の中の項目で、ひとつでも該当する方には、とても参考になる内容です。

とにかく、徹底して決め事を作るということ、徹底してIT活用すること、新しいツールで効果があるものは、試して使いこなすこと。

この徹底さが、効果として、社内のルール化やコミュニケーション強化につながっているのではないかと感じました。

ITだけで、コミュニケーション力をあげるのではなく、それを素材により密接な関係を作りあげていくことが重要ということがわかります。

そして、その基本はすべて社員を大事にすることが、基本になっています。
社員を大事にするために、様々なツールの活用があり、制度があるということです。

結果、それが社員の満足度につながるということではないかと考えています。

ただし、基本は、企業の核となる競争力をもっていることです。それがあって初めて、このような取り組みが成功するのではないかと考えています。

しかし、ITってこんな活用方法があるんだとあらためて驚いたことがいくつかありました。まだまだ、工夫次第で、できるってことですね。

本の中にたくさんのリンクがありましたので、会社、もしくは、blogなどにリンクサイトがあるといいのではないかと思いました。もし、それがあるのであればすみません。

山本氏の以前の著書『iPhoneとツイッターで会社は儲かる』も、とても参考になった本です。

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2019年01月16日

Posted by ブクログ

従業員満足度が高い会社というのはその裏で各々従業員が努力した結果でもある。逆に従業員が努力もせず、従業員満足度を上昇させようとするとかえって従業員が怠慢になる可能性もあることから、トップはアメとムチを巧みに使い分けられる判断力が求められるように思う。
著者はIT企業の経営者であることから単純作業はAI化し、人は付加価値を創造する仕事に注力させるといったような最大限の効率化でホワイト企業を実現させている。経営資源に乏しい企業であっても無料のクラウドサービスの導入等により、現状よりも業務の効率化を図ることができるのかもしれない。
また、この本がリリースされたのは10年ほど前であるが、当時としては奇想天外ともいえる社内においての差別化戦略も時代を先駆けたと言える。

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2020年12月28日

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前半は社員の満足度を高めればそれが会社の利益に反映されるということをたくさんの突飛とも見える実践例の報告で興味深い。強制ではなく、自発的に会社に貢献するような仕組みづくりを徹底しているところがすごい。
後半はITサービスを利用した徹底した効率化の紹介。紹介されているIT機器やサービスなどは日々新しいものが出てくるので、考え方を参考にさせてもらうことにした。

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2014年10月14日

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ネタバレ

ユニークな社内制度などを実際導入しているお話から始まり、とてもおもしろいと思いました。
内容の濃さとしては、物足りない感じでした。

ITのツール紹介など実用的なお話しが後半では列挙されていて参考になりました。

1冊のボリュームは少ないので、すぐに読み終わるので、ベンチャーの空気や、ユニークな社内制度などの事例を知りたいのであれば、さらっと読む程度にはいいと思います。

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2014年03月10日

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しないことを決める、というは、ルールをシンプルに保つために有効だと感じた。
あとは、会社の規模を40人に抑える→それ以上必要になったら別会社化、というのもわかりやすくて面白い。
後半のITツールについては、セキュリティの問題があるので会社の規模によっては導入しにくいが、一読しておくのは悪くない。

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2013年05月25日

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ネタバレ

就活するにあたり、気になるタイトルの本だったので、手にとってみました。

 社員満足度に関することが詳しく書かれているのが、1,2章。
 今まで「お客様は神様です」が当たり前だと思っていたわたしにとって、お客様よりも社員を優先するというその姿勢そのものに驚きでした。
 しかしなるほど、社員満足が顧客満足度につながる、というのに納得です。会社にも顧客にも圧迫されうる環境にある社員に配慮するのが、最終的には一番良い結果を生むことになる。

 3章は企業経営の戦略、4,5章は、作業効率化のためのツール(ソフト)紹介とその利用法について書かれています。
 前者では、テレビ局が取材に来たくなるようなことをして、宣伝費を節減したり、求人媒体を使わない求人方法などが印象的でした。
 後者は、ちょっと捻れば日常生活でも使えそうな効率化の手法がずららっと述べられています。わたしはここで初めて「クラウド」について知りましたが、そのクラウドを利用して社内ポータルを構築する方法はすごいと思いました。
 あとは、コミュニケーション方法の使い分けで、メールは読むだけで良いもの(返信のいらないもの)にすること、というのは目からうろこでした。返信までにタイムラグのあるメールよりは、スカイプなどでやりとりをした方が効率が良いのは確かですね。
 企業経営に関する内容ですが、企業以外でも複数人で連携が必要なときのコミュニケーション方法として使えそうで、読んでいて楽しかったです。今すぐ使いたくなる方法ばかりなのですが、目下のところ使うアテがありません(笑)


 ただ、この本に示されている働き方は、IT企業だからこそできる方法であることは間違いないです。「顧客に会わない」「電話を受けない」というのは、確かに効率的かもしれませんが、それでは済まされない業種などたくさんあります。
 時と場所を選ばない働き方というのは、ITに関して知識を持ち、それを有効活用することを知っていることが条件。現状でそれができるのは、まだまだ一部の企業だけでしょう。
 
 また、良いことずくめの本というのは逆に不安なもので……。
 この本に載っている夢のような話はすべて実話だとしても、では、逆に負の面が一つもないかと言えば、絶対そんなことはないはずです。
 できれば、1,2章の「社員満足度」に関わる部分をもっと拡大して、過去に採用されなかった制度も挙げて、「なぜそれが採用されなかったのか」というところまでやってくれたら良かったと思いました。

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2014年10月01日

Posted by ブクログ

2010/12/06 記
 社会、そして自分の会社に対して前向きで明るいメッセージを出している印象の良い本。

 マズローの欲求段階についてもとても納得しました。終身雇用性から成果主義に変わり、(成果主義は同僚と競い合う関係になることから)上手く行かない会社も出てきたことを考えると、安全というものがどれだけ重要なのかを考えさせられます。
 コスト削減による顧客への低価格で高品質なサービスの提供のくだりも、とてもわかりやすく使えそうです。

 しかしながら、わたしがECスタジオで働いてみたいと思ったり、(将来的に必要があれば)ECスタジオに仕事を注したい、ということは有りそうですが、この本に書かれていることを用いて、自分の会社をよくする参考にはあまりならなかった……というのが正直な実感です。

 なぜならば、「社長の理念においてこの本に書かれている活動」をしている会社が成功しているのであり、「この本に書かれている活動」だけをしても、決して成功しないだろうな、と思うからです。この本に書かれていることは成功の原因ではなく(一因ではあると思うんですが)、成功している会社が取っている行動であると感じたからです。

 理念を理解せずに物まねをしても、本質からずれていきます。
 例えば「顧客に喜んで頂けるサービスを提供する」にしても、目的が「スピード最優先なのか」「顧客が納得するまで懇切丁寧に付き合う」なのかによって、同じマニュアルを用いても、個人個人で提供するサービスは異なると思っています。
 なので、各会社でこの社長と理念が異なるため、この本に書かれていることをそのまま使ってもいかんなぁと思うわけです。

(実際は、そのまま全部使う!のではなく、示されたノウハウの中で、「これは使える」と取捨選択して使うことを望んでいる本だと思います)

 それよりも。
 この会社が序章に書かれている通りの軌跡を通ってきたのなら、「理念をどのように見つけ」「上手いルールを提供するにはどうしたらいいのか」という試行錯誤の過程のほうが、興味深く、面白いものになるだろうと思います。そしてそちらの方が汎用的に使えるかな……と

 社長さんが100人の社長に会って、トップダウンで情報共有をしたのか、社員と相談しながら体制を作ったのか、またそれらの手法をなぜ選択したのか……そういった「成功した結果」ではなくて「試行錯誤の過程と得たもの」を読みたいと感じました。

 例えば
 ・序章にあるように「最初に失敗している」時に、なぜ倒産しなかったのか?
  →利益だけあったんだろうか……そのときの会社の悪名ってとどろかなかったのかな? なんでだろう?
 ・試行錯誤の過渡期を経た社員はどんなことを感じていたのか?
  →その時に残った社員はどんなことを感じていたのか。

 (ネームバリューはあるでしょうが)自分のことは自分で分かっている社長さんが書くより、(分からない状態から入社して理念を身に付けた)社員さんが書いた本のほうが、(理解していく過程を書ける分)一般的には使い勝手の良い本になる気がしています。

2010/12/09 再読
 よいツールもあるので、なんかおかしいなと思って再読したんだけど……大きく印象は変らず。

 無料だったり安かったりするツールを使いこなすには「ある程度のIT知識が必要」なのである。そもそもの情報少ないし、カスタマイズしないと支障が出るだろうし。
 あと、セキュリティをきちんと考えておかないと危ない感じ。(WEBにあげるデータは個人情報を抜いたものだけにしておくとかね)
 そんな訳で、この本はIT知識ない人は使えないだろうなあ。
 (読者層にITに詳しい人を見越しているんだろうけど)

 本に書かれているとおり、会社の理念を社員が共有して、全員やる気の会社ならばよいと思うのだけれど、下手な企業が中途半端に導入すると、危ない気もしないでもない。

 そういった意味もあり、成功したやり方だけではなくて、試行錯誤の過程は見たいなぁと思いました。

 ただ、普段考えないやり方が多く、いろんな視点が得られて面白かったです。

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2019年01月16日

Posted by ブクログ

書店で目について気になっていた本ですが、あるきっかけででに入れた本です。

前半は、ECStudioさんの社員を満足させる社長さんのアツイ思いとその施策。後半は、社員満足を実現させるための会社全体で利用しているパソコン関係のシステム等の話です。

会社の方針が明確にされ、社員が満足することで、会社が発展されるといういいスパイラルに入られている会社さんであるなと思いました。

本の内容はこういう会社があるんだなと理解するに留める程度ですが、私自身もカタチは違えど、同じように社員満足が高い会社が作りたいと思っている人間です。参考資料となりました。

でも、業種や業態により実現ができるのかどうかは疑問視しています。

しかしながら、そうは思っても、少しでも、社員満足度の高い会社がどのような会社であるかということは分かることが出来る本でした。

私的には、後半のシステム的な話が結構新たな情報を収集できてよかったです。

会社経営者の方で、従業員の定着が悪い会社さんの社長さんには読んでみるのもいいかなと思います。
でも、この本の通りにやったからと言って、社員満足度が上がるわけではありません。
最終的には、経営者の方の気持ちも重要ですから・・・

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2019年01月16日

Posted by ブクログ

経営理念の主軸として、個人のモチベーションをいかに向上させるかという点に重きを置いているので、まったくの一個人のセルフマネージメントに対しても参考になる点は多い。
一人経営改革のススメとして活用できるかも。

が肝心のIT戦略を会社規模で実践しようとすると
やってる人はやっているし、デジタルディバイド族には使いこなせないレベル、という印象。
似たような経営規模で新しいモノ好きの社長が経営する会社、以外は導入が非現実的だと思う。

5章はすべて製品紹介。

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2013年05月06日

Posted by ブクログ

株式会社リンクアンドモチベーションの実施する満足度調査で、二年連続で栄えある一位に輝いたのはどこの会社だろうか?
その答えは、安定した大企業ではなかった――社員33名の、中小IT企業EC studioだったのである。

中小企業に焦点をあてた本は今まで読んだことがなかったので、興味深く読ませていただきました。

本の構成としては、大きく3つ。
①導入であるECstudeioの紹介
②ECstudioが取り入れている制度紹介(幹部と社員が昼食をともにするランチトーク制度、全社員i Phone支給制度、郷里が遠い社員の里帰り費用援助のゴーホーム制度etc。)
③ECstudioが取り入れているITシステム

満足度一位のECstudioが持つノウハウは、この本でしか読めない!
……ということを書けば、嘘になります。
何故なら、本に乗っている内容の多くは、ECStuidoのHPですでに公開されているからです。
ノウハウを公開する本を出す、でもHPでも公開している、その両方が合わさって、さらにECStudioの宣伝である、という事実こそが面白い。「本に載っている内容がHPが記載されているから」と、本を読んでいない人もHPに流れれば、それだけでECstudioの売上機会が増えますからね。

この本を読んで、まず第一に感じたことは、「中小の自由度って高い!」ということです。
専門職・そこそこ大手のサラリーマンである自分にとって、すぐさま活用できるノウハウがあるかと問われれば、残念ながら微妙なところ。
でもちょっとしたアイディアを、そのまま制度に導入できるようなフットワークの軽さは、中小IT企業の魅力を十分に表していると思います。
自分がもし、ある程度小遣いを持っている大学生だったとしたら、この本を参考にちょっとしたサークルでもやってみたら面白いかも、と思うくらいには興味深い。初期投資の小ささって凄いですね。
満足度が高いので羨ましいとか、こういう会社で働きたいとか、そういう直接的な話ではなく、働き方としてこういう選択肢もあるのだな、と見識が一つ広がった感じです。

逆に、良くなかった点は以下の3つ。
①前半の制度紹介系は結構面白く読めたのですが、後半のITツール紹介系に興味深い点は多くなく、割と読み流してしまいました。知識としては軽く仕入れますが、これから自由度の高い中小企業に転職しない限りは使わないだろうな、と。
ただ、実際の企業経営者の方が読めば非常に参考になると思います。

②制度なり何なりを紹介する際に、『ユニーク』『非常識』という言葉が何度も使われすぎていました。それを見るたびに「いや、ユニークとか非常識とか判断するのはこっちなんで、そう何度も主張されても……」みたいな気分になってしまったことが残念です。

③「満足度調査1位」を謳っているけれど、肝心の満足度調査の母集団が見えてこない。満足度偏差値が高いのは分かりましたが、それがどれだけの数の会社の中での偏差値なのかが気になります。

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2019年01月16日

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