【感想・ネタバレ】ネコババのいる町でのレビュー

あらすじ

わずか三歳でロスアンジェルスから一人、日本へ送られた恵里子は、実の母に捨てられたショックで失語症に陥る。家にいるのは気性のはっきりした叔母と口さがない祖母のふたり。隣家には「ネコババ」と祖母が呼ぶ女性。ネコババの家にはやさしいおじさんと「ネコバン」。行き場のない幼い少女の心をなぐさめるのはネコたち。生みの親が不在の家庭で、恵理子は人間のきずなというものを学んで成長していくが……。芥川賞受賞の表題作ほか二篇を収録。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「ネコババ・・・」は、産みの母親が外国人と再婚をしたため、日本へ一人帰国させられた少女の話である。一時的に失語症になるが、隣の家で猫と共に生活をするネコババの家に遊びに行く事で、普通の暮らしが出来るようになる。

「神の落し子」は、妻に裏切られた男が、金持ちから貧乏になってしまう話である。

「リリスの長い髪」は、数年の結婚生活の後、妻が急に別れを告げ離婚となり、その後、再婚をしてはみたものの前妻との思い出が忘れられない男の話である。

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2014年08月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

三篇ともキーパーソンとなる女性に振り回されている。
表題作の、子供目線の視点がリアルで良かった。断片的に覚えている誰かの特徴や発言、経験不足で漠然としている考え方、なのにどこか現実的なところなどが自分の幼少期の捉え方とシンクロする部分がありハッとした。

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2018年12月12日

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