【感想・ネタバレ】英語で読む日本昔ばなし Book4のレビュー

あらすじ

使える英語を身につけるには、やさしい英文をたくさん音読するのが近道。「ぶんぶく茶がま」「はなさかじいさん」など、誰もが知っている日本の昔ばなしを良質な英語で紹介した本シリーズでは、子どもから大人まで音読を楽しみながら英語力を身につけることができる。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

英語で読む『日本昔ばなし』シリーズ第4作目。

はなさかじいさん (Old Man Blossom)
ぶんぶく茶がま (The Kettle of Happiness)
まんじゅう怖い (Dumpling Scaredy-Cat)
へっぴりよめご (The Farting Wife)
甘酒 (Amazake)
うそつき村 (The Village of Tall Tales)

の6編でした。花咲か爺さんってワンコこんなに可哀想な目にあいましたっけ? ぶんぶく茶釜は実家の隣町のお話。まんじゅう怖いは落語ですね。甘酒は砂糖を舐めるヴァージョンもあったような。

というわけで今回は『へ屁っぴり嫁ご』にやられました。ある村にずいぶん器量の良い娘さんが引っ越してきたんですね。ポーッとなった村男がお願いして結婚。家事も完璧なんですね新妻さん。義母も大喜び。が、ね、時間がたつにつれ新妻の様子がおかしい。夫が留守のあいだに義母が体調が悪いのかときくとこう答えるんです。

「オナラがしたいんです」

義母は「気にせずしなさい」とこたえるや新妻さん思い切りぶっ放す。と、と、義母をも吹き飛ばすヘビーなオナラ。この『事件』を聞くや夫「こりゃダメだ」と妻を郷に帰しに出かけるんですが、その続きはどうぞWEBで。

で、で、これを読んであたしは「昔の女の人は結婚するとオナラもできない生活をしたんだろうなぁ。それをやわらげるお話なんだろうなぁ」くらいに微笑ましく読んだのですが、しかし待てよと、これ今の行き過ぎのホワイト社会において、このお話の面白さを理解できない人がいるんじゃないか? もっと言えば、今や「オナラ禁止」がそちこちで起こっているんじゃないか? そして5年後にはオナラに税金を課すんじゃ? あいつらはきっとやるぜ。だから選挙いかなきゃ!

英語が良かったのは『うそつき村』でした。あまりにイリュージョナルなお話なので「やっべ英語って難しい!」と落ち込みそうになりましたがお話がぶっ飛んでいたのでした。楽しゅうございました。

《And you know what the worst thing about living in such a cold area is?

The head of the village shook his head.

Your speech freezes.

What do you mean?

Yes,I know its hard to believe,but let me give you an example.If you say,good morning,the words good and morning freeze into two blocks of ice and fail to the ground like bricks.

Like bricks…》

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2025年07月13日

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