あらすじ
世界最先端のテック企業は、ここまで進化していた!
日本人がぜんぜん知らないビッグチャンスが盛りだくさん!
ビジネスの常識を破壊した、「10の決定的変革」を徹底解説!
1800もの世界最先端企業のビジネスの現場から導かれた世界を変える会社の「絶対条件」
【最新テックビジネスの例】
・アマゾンを超える「世界最大のEC」が切り開く新たな市場
・セグウェイがさらなる進化! 移動の概念を変える「次世代スマートモビリティ」
・ズブの素人が一夜にして「トップ不動産セールスマン」へと変貌する型破りの動画プラットフォーム
・「小さな町中華」が莫大な利益を生み出す理由
◎目次
はじめに
第1章 「便利」から「楽しい」に価値基準がシフトしている
EXを導入している世界最先端のテック企業①ピンドゥオドゥオ②シャオホンスー(小紅書)〈通称:レッド〉③チャンバ
第2章 ユーザーと企業が「共犯関係」を築いている
Winの4乗ループを導入している世界最先端のテック企業①タオバオライブ(淘宝直播)②ソーヤング③ジーフー(知乎)
第3章 「五感を刺激する」買い物体験購買意欲を加速させている
動画ファーストを導入している世界最先端のテック企業①TikTok〈中国名:ドウイン(抖音)〉②クアイショウ(快手)③シマラヤ(喜馬拉雅)
第4章 24時間365日、需要と供給の出会いを生み出し続けている
「空白」をつくらないマッチングシステムを導入している世界最先端のテック企業①メイトゥアン(美団)②ウーラマ(Ele.me)③ラッキンコーヒー
第5章 「信用の見える化」で共通の評価軸を立てている
信用スコアを導入している世界最先端のテックサービス セサミクレジット(芝麻信用)
第6章 「オンライン」と「オフライン」の境界が取り払われている
スーパーOMOを導入している世界最先端のテック企業 アマゾン「Amazon Go」とウォルマート「インホーム・デリバリー」/テックサービス 中国の「自動棚」
第7章 定価にこだわらず利益を最大化する値付けをしている
ユーザー起点型ダイナミック・プライシングを導入している世界最先端のテックサービス①ホテル予約サイト②スマート駐車場/テック企業 ディディ(滴滴出行)
第8章 小さな課題や悩みが1か所に集まり、大きな価値が生まれている
スイミー戦略を導入している世界最先端のテックサービス①サイケイ②アスクボット
第9章 「PCレス戦略」で専門性が民主化されている
テクノロジーのフラット化を導入している世界最先端のテックサービス①タブレット型BtoBシステム②WeChat カスタマーサービス
第10章 「ハード」ではなく「ソフト」で差別化が行われている
シン・ものづくりを導入している世界最先端のテック企業①セグウェイ‐ナインボット②アイフライテック(科大訊飛)
おわりに
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
(当時の)最先端のテック企業として、中国のベンチャーの事例を紹介している。
アメリカの企業ではなく中国の企業を紹介をしていて、最先端=アメリカという自分の先入観がアップデートできてないことを知れた。
これをそのまま受けて、中国の企業に目を向けるのではなく、東南アジアとかの事例を見ていく必要があるのかも。
Posted by ブクログ
深圳のテック系スタートアップ企業を紹介している。見えてくる特徴としては
・ユーザー同士が「つるむ」仕組みを作る
・動画ファースト
・個人別プライシング
・中華系社会統制を逆手にとった信用スコア活用
ロイヤルカスタマーに対するプライシングについて、値引きをするのではなく、サービスを高めて高プライシングをする考え方もあるのかと関心した。
Posted by ブクログ
帯:
日本の未来を先取り
要約:
顧客にどのような価値を提供できるか、どう楽しませるかの顧客体験が新時代の鍵になる。
今後、信用にお金がつくことが加速し、データやヒトにお金が集まるようになる。
常識を覆す異端児が世界をつくる。
感想:
読み進めると実際にこんなに中国は進んでるのか!とびっくりするような具体例が多い。想像が膨らみワクワクする。
アイデアを出すのに参考になるからまた読み直したい!
この本の中で個人情報保護の観点に対して悲観的な人がいるかもしれないが、一貫して重要なのは「企業がデータ提供を受ける前提として顧客に価値やメリットを提供できているか」という視点である。
ジャパネット高田の個人版とかできそう!
また、ディディの他の企業のアプリに配車サービスを組み込むあたりが斬新だなと思った!
シャープの佐々木さんが言うように企業間の共創が大事であり、融合していくのが世の中をよりよくしていく社会の方向のためなのかなぁと感じた。
人がストレスなく生きる時代の始まりかもしれない。
Posted by ブクログ
1回は騙された!と思う本。でも、読んでいくうちに、悪い印象は薄れていきます。ただ自分が無知だっただけなんです。先入観があっただけなんです。本書は日本のメディアではあまり報道されなくて、かつ日本にはないサービスについて知ることができます。
■騙されたポイント
あなたは本書のタイトルを見てどこの国の話をされるのかと思うでしょうか?「テック企業=アメリカ!」と思ったあなた、不正解です。
本書で出てくる企業は基本「中国」。なぜなら、著者が中国のテック企業と仕事をしているからです。でも当たり前ですが中国のテック企業でシェアをとれれば、人口の関係も有り世界有数のテック企業になれちゃうんですよね。しかも読む分には日本で使ってみたいサービスがたくさん出てきて面白いです。こうすればフォロワーが増えるとかそういう提案、SNSにして欲しいですよね?
■情報を抜かれるというけれど
中国と聞いて少し身構えてしまうのは「情報を抜かれる」と言われているからかもしれません。しかしその情報があなたの信用力としてスコア化され、そのスコアによっていろんなサービスが使えるようになったら? 日本にはないので上の話はイメージできないかもしれません。しかし、本書を読めば「そういう使い方でみんなが納得しているならありかな」と思うところもあると思います。
ただ、怖いと思ったのが、誰がスコアの基準を決めているかということ。これは明らかになりませんでしたが、
悪意があれば「ライバル関係のA国の情報を提供したら何点」みたいな設定もできてしまいます。
■スーパーアプリから考えること。
中国では旅行も飲食も銀行も全部一つのアプリの中で完結するそうです。さらにそれは信用のスコアに全て紐付いていて、ユーザーの趣味嗜好・経済力にあった最適なプランを提案してくれます。そのいい悪いは別として、日本にあるかないかと言ったら「ない」ですよね。便利になったと感じる瞬間とはそのユーザーにあった提案ができること。例えば、疲れて帰ってる時に「ここ曲がったら美味しいラーメン屋さんあるよ」ってスマホに言われたら嬉しい人もいるはず。そのために必要なのは個人の行動の情報なのだと気が付かされました。
つまり、日本で中国のようなスーパーアプリがないのは個人情報が(ある程度は)守られているからということではないでしょうか。(その賛否は別として)
Posted by ブクログ
プラットフォームの役割は、あくまでもそのフォームを提供すること。あとはユーザーたちが楽しく利用してもらうために、ノウハウを売り手に提示、誘導して、その情報を正確、かつ精緻的に買い手に渡す。
自分が持っている資源だけではなく、ちょっと広い視野で商品、サービスを組み合わせし、ワンストップで提供するによって、ユーザーの利便性が高まり、そのニーズ喚起によって自分の利益ももたらせる。
Posted by ブクログ
今はユーザーが主体となり広告や売り買いなどができるシステムやアプリが流行ってきている。その中で得たビッグデータをどのように活用していくかで今後の企業の発展と世の中を変えていくんだなと感じました