あらすじ
「私は最近、日一日と“男好き”になっていくようである」。モテたいやせたい結婚したい。いつの時代にも変わらない女の欲、そしてヒガミ、ネタミ、ソネミ。それがそんなにカッコ悪いもんかよ、エ? 本当に私って嫌な女ね。泣きたい思いを抱えつつ、「言葉の女子プロレスラー」となって、口には出せない女の本音を代弁、女性エッセイの常識をくつがえした著者。読み始めたら止まらないと大絶賛を浴びた、抱腹絶倒のデビュー・エッセイ集。
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Posted by ブクログ
1982年に書かれたエッセイということに驚き。
共感は少ないけれどこんな世界だったのか〜と
覗き見しているような気持ちで読めて楽。
実名がたくさん出てくる点は今の世の中だったら
絶対ありえないなと思いつつ、
林真理子さんの表現はどこか面白おかしくもあって
やっぱり気楽な気持ちで読める。
解説で高橋睦郎さんが「1982年の清少納言」と
書かれていたのが印象的。
Posted by ブクログ
言わずと知れた林真理子さんの初期エッセイ。実家にあったため幼い頃からその背表紙は見てきたのだけれど、子供心になんとなく大人の読み物という気がしていてこれまで手に取ったことがなかった。
が、新型コロナウイルスの影響による自粛期間中の読み物としてついに購入。
私は最近の林真理子さんのエッセイから手に取った口なので、ここまであけすけな彼女のプライベートな話(特にベッドのなんか)を読むと、もはやフィクションのように思えてしまい、あまり楽しめなかったというのが正直なところ……。
ごはんのお話や芸能の話から、現代の社会が抱える問題に飛躍して想いを馳せる彼女の文章のが私は好きかなあ。
ということで星3つ。