【感想・ネタバレ】生き屏風のレビュー

あらすじ

村はずれで暮らす妖鬼の皐月に、奇妙な依頼が持ち込まれた。病で死んだ酒屋の奥方の霊が屏風に宿り、夏になると屏風が喋るのだという。屏風の奥方はわがままで、家中が手を焼いている。そこで皐月に屏風の話相手をしてほしいというのだ。嫌々ながら出かけた皐月だが、次第に屏風の奥方と打ち解けるようになっていき――。しみじみと心に染みる、不思議な魅力の幻妖小説。第15回ホラー小説大賞短編賞受賞作。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

どの話も好き。
死んだ奥方が屏風にただ憑依したのではなく、屏風の中で煙草をふかし、屏風から手を伸ばして飲み食いすることができる。
妖鬼・皐月が語るお話も面白い。
奥方の望みで屏風は海に沈んだんだけど、別の夏に皐月が家で真っ赤な屏風と笑いながら話してたとあるから、戻ってきちゃったのかな??
雪になった男と猫に化けてた元里守りの妖の話とか、恋する村娘とアドバイスする妖狐の話とか好きがいっぱい。

0
2025年03月28日

「SF・ファンタジー」ランキング