【感想・ネタバレ】ビジネス・マネジメント・スタジアムのレビュー

あらすじ

落合監督の采配術は、世界最先端のマネジメントだった!?

8年の監督生活の中で、リーグ優勝4回、日本一1回!
常勝軍団をつくりあげた「落合博満」の采配術を、
ベストセラー「HACKS!」シリーズ、
『ビジネスモデル・ジェネレーション』(翻訳)の著者が
ビジネス視点で徹底解剖します!

今のビジネス界におけるマネジメントの課題は、
「複雑系」をどう扱うか?

2011年に中日ドラゴンズを退任した落合博満監督の采配術は、
現在、米国シリコンバレーで最も注目されている
世界最先端のマネジメントにも通じる最高の実例だったのです!

■世界最先端のマネジメント論を楽しみながら学び、実践できる!
あの場面で、なぜ落合監督はあの決断をしたのか?
プロ野球試合の具体的シーンを入り口に、
「針鼠の概念」「逆算から考えるバリューチェーン」「U理論」といった、
新時代のマネジメントを実現するために
必要なさまざまなフレームワークを絡めながら、
落合式采配術のビジネス的解釈と実践法を説き明かします。

世界最先端のマネジメント論を楽しみながら理解し、
ビジネスシーンで活用できる一冊です。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

チェック項目5箇所。「指示がないと動けない組織」は、その司令塔を失った瞬間から、路頭に迷い始めるのです。チームを単なる個人の集合と見るのではなく、有機的なつながりをもった複雑系として見る。「会社のために働くな」という言葉は、会社は守ってくれない、自分で守るしかないという自律を促すメッセージなのです。「指導者になるには、こうした苦労もしておかなければ」。「これだけやって、負けたら仕方がない。頑張ったって負けることはある。」

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2012年11月16日

Posted by ブクログ

 内容自体はドラッガー~本の2番煎じような気もするが・・・・

 落合監督が監督として優れていた点はその通りかもしれないがこのようなマネジメントシステムに当てはめるのはどうかと思うのだが。

落合という一人の人間が優れているからこそドラゴンズというチームをまとめ上げられたわけであり、マネジメントあり気では物事は進まないだろう。著者のファン心理のみが猛然と表に輝いているとしか思えない内容だった。

 やっぱりこういう物は読み物としては最高なのだが実践には不向きだ

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2012年08月27日

Posted by ブクログ

ドラゴンズ落合博満元監督のチームマネジメント力を、筆者の独自の視点で解説しています。

野球好きな社会人(男子?)にはオススメです。
プロ野球に興味がないと、わかりにくい具体例があるとおもいます。


下記のような組織に属している方が読めば、きっと励まされることでしょう。
・リーダの顔色を伺って業務を行う組織
・人的資源を活かせない組織
・マネジメントされず、バラバラな組織



きっと(私の好きな)広島カープも、↑のような組織なんだろうな

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2012年06月10日

Posted by ブクログ

◇落合監督のマネジメントの秘密を探った本。
→個を生かす、マネジメントのかなりの参考書とも言える。
→仕組み、逆算思考の考えもマネージャーには参考にすべき事柄。

■「一文は無文の師、…きのふの我に今日は勝つべし」少しでも自分より優れた人には、謙虚に仰ぎ、他流派より、昨日の自分に勝つ。
■そして、シンプルな仕組みで、予測の出来ない世界に柔軟に対応。
■リーダーの役割は「性格な時を告げる」事ではなく、「永遠に時を告げる時計を作る事」
■何事も逆算思考で…
→ビジネスでは「提供する価値からの逆算」
■「何が起こった」かではなく「何が起こるか」に気づく感性がマネージャーの重要な素質
→過去の成績ではなく、未来にどのようなことを起こし得るか、という視点で人を評価する。
■「勝負の方程式」はあっても「勝利の方程式」は存在しない。
→我々の目指すべきは「勝利の哲学」ではなく「勝負の哲学」である。

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2012年06月03日

Posted by ブクログ

● 一文は無文の師、他流勝つべきにあらず。きのふの我に今日は勝つべし。

● 「時を告げるのではなく、時計をつくる」『ビジョナリーカンパニー』ジェームズ・C・コリンズ

● 落合監督は、野球の本質について、「投手が投げなければ打者は打てない」といったような、人を食ったような表現をします。

● 「どうして手を差し伸べてやらんのですか?」すると、落合監督、真顔でこう言った。「和田は将来、指導者になるだろう。そのためには、こういう苦労もしとかないといけない」

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2012年11月05日

Posted by ブクログ

・落合の名言とかマネジメントエピソードとか載ってて
 マネジメント本としてもわかりやすい。
・中日ファンブックとしてもまぁ楽しめる。
・野球に興味を持ってもらうきっかけになりうる本
・ビジネスと野球とよくばりだけど、どっちつかずと言われたら知らん。
 (すでに落合本(采配、参謀など)を読んでる人にとったら退屈かも)

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2012年06月18日

Posted by ブクログ

後半はくどさを感じるもののこれからのマネジメントの考え方をわかりやすく示した良書だと思います。
野球ファンであれば中日が強い理由がわかり野球の見方も変わると思いました。

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2012年05月19日

Posted by ブクログ

中日ドラゴンズ、落合監督のプロ野球を、ビジネスの視点から分析する。
野球による事例なのでわかりやすい。豊かに生きるというのは、第三者の介入やさまざまな制約条件があるなかで、自分はこれに勝負するのだと主体的に判断を下せることにあり、しかもその勝負が自分らしい自己表現かつ、自分を取り除く場への与贈になっていること。=自主的なチャレンジの場で自分らしく活躍し、周りに、世の中に影響を与えられるかだ。そうすることで、場が豊かになり、自分の居場所として帰ってくる。
自分の領域にないものは、短期的な利益につながろうとも、ありがたいが見送る←なかなかできない。緊張感のある場を用意しつづける←即興劇のように、場でふさわしい行動を自立的におこなうよう仕向けるなど。示唆に富む内容。

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2012年05月15日

Posted by ブクログ

落合監督好きには、たまらない!
ビジネスと絡めるなんて、着眼点がいいよ。僕が好きな落合マネジメントのエピソードは、だいたい載ってたし。

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2012年05月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

書籍や新聞記事、雑誌記事をベースにした推測が中心のため、100%信用してよいものか悩ましいが、落合監督に対してのイメージがかなり変わった一冊であることは確か。
プロ野球の監督って野村(元)監督以外は経験と感覚だけで行き当たりばったりに采配しているように見えるけど、落合監督だけはブレない軸があって一段高いところから野球を俯瞰してみてたんだなって感じる。
自分のビジネスと関連付けできるところとしては、失敗しても小さくまと待って平均点を取ろうとするんではなくて「勝負」をしろってところ。
そこは、5つのコンセプトにあるように自分の現状のプロセス理解、フォーカスする領域の設定、チームのネットワーク化・・・と進めていけばいいのだろう。

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2012年05月07日

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ネタバレ

著者が落合ドラゴンズを分析し、強さの理由を以下の4つの概念としている。
それぞれの概念はビジネスにおいて充分役に立つものであると感じたし、特にマネジメントに関わる人は、一度目を通してみても良いのではないかと思う。

【4つの概念】
・針鼠の概念
逆算から考えるバリューチェーン
・ヒトデ型の「自律・分散・協調型組織」
・場のマネジメント

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2012年05月07日

Posted by ブクログ

複雑化した現代における最強組織とそのマネジメント理論とは何か?
その答えを、日本のプロ野球で驚異的な成績を残した落合博満監督率いる中日ドラゴンズ(2004~2011年の8年間で優勝4回、優勝を逃した年は全部2位)に見い出し、監督という経営者の立場からどのような工夫がなされているかを徹底解剖したビジネス指南書。
著者が生粋のドラゴンズファンということもあり、選手データも含め、異様なほどの詳しさから、変わり種のビジネス書に見えますが、否です。
むしろ、「もしドラ」が野球チームの経営を通じてマネジメントの本質を伝えたことを考えれば、組織経営のど真ん中をいく王道路線と言えます。
特に、価値観が多様化・人材が流動化する現代では、求心力を高め、個の力を引き出すエンパワーメントは不可欠。「場のマネジメント」や「U理論」など、ビジネス書や組織論に慣れていない人には不向きかもしれませんが、今の時代に最も必要な考え方が盛り込まれていることは事実です。
ひとつ留意点を挙げるとすれば、やはり落合博光氏は現役時代に圧倒的な実績を持つ人材だけに、組織マネジメントの実践段階では、もっと密なコミュニケーションと関係づくりが必要となります。

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2015年05月06日

Posted by ブクログ

複雑系をどう扱うか?

→シンプルな仕組みで複雑さに対応する
基本理念と進歩を促す、具体的で一貫性のある仕組みが必要
提供する価値からの逆算で考える
改善の余地があることに目を向け、自分達の持ち場でできることを探す
未来に気づく感性こそがマネージャーの重要な素質
勝負を徹底するにつなげるには、
1.プロセスの理解
2.フォーカスする領域の設定
3.チームのネットワーク化
4.チームのコヒーレンスを高める
5.チームという場を豊かにする

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2014年11月30日

Posted by ブクログ

落合流マネジメントを知る。

○逆転思考
 ⇒バリューチェーンを逆から考えること。
   優勝するためには、全部で何敗できるか、勝つためには何点まで取ら れてよいか・・。
  
○仕事の思考
 ⇒組織のためではなく、自分のために仕事をすること。
   個人が自分のための仕事をすることにより、自律的な協調関係を生み出す。
   それにより、他人との役割分担を意識したうえでの自己表現をする。

○場のマネジメント
 ⇒マネジメントは場への与贈循環を作り出すこと。
   個人が違う次元の動きをしたときに、チーム(場)としてもひとつ上の次 元に場が形成される。その循環を生み出すためにリーダーが率先して与 贈をする。

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2012年07月23日

Posted by ブクログ

<備忘録>
リーダーは「正確な時を告げる」のではなく、永遠に時を告げる時計をつくること。 
どのように自分の居場所をつくるか、相互誘致合致させる
リーダーは「果の論理」でなく「因の論理」でマネジメントすべき

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2012年06月22日

Posted by ブクログ

ドラゴンズが好きだから買った。
あと、組織がきちんと動く、成果を出すためにはどんな仕組みがあるかにも興味があったので。

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2012年05月06日

Posted by ブクログ

マネジメントの基礎本としても、ドラゴンズ本としてもそれなりに面白い。けど、両者が調和しているかと言われると微妙。

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2012年05月04日

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