【感想・ネタバレ】デッドヒート(上) おれたちの箱根駅伝のレビュー

あらすじ

駅伝の魅力って?仲間の頑張りを信じ、想像することさ──。修学院大学陸上競技部に駅伝選手として入部した走水剛の目標は、「オリンピックで金メダルを取ること」。とはいえ精鋭が集まる陸上部では、タイムも実績もチームメイトに及ばなくて……。破天荒でまっすぐな主人公が、仲間とともに箱根駅伝で襷をつなぐ。(「デッドヒート」シリーズ全六巻を加筆・修正のうえ、全三巻としました)

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Posted by ブクログ

このシリーズ、「Final」を読んだ後、前を遡ろうと中古本屋でⅠ~Ⅴを探していたのだけどなかなか並んでなく、そうしたところ、上中下で揃っているのを見つけた。
あれっと思ったが、『シリーズ全六巻を加筆・修正のうえ、全三巻としました』って、去年の4月に出ていたのだけど全く気付いてなかった。
というわけで、喜んで購入。「Final」の分はダブっちゃうけど、まあ、いいや。

まずは、無名の高校で駅伝を走っていた主人公・走水剛が、シード権ギリギリクラスの大学に入って、箱根駅伝を目指すの巻(Ⅰが高校時代の話で、Ⅱが大学に入ってからの話だったようなので、かなりⅠの部分は省かれちゃったのかな?)。
勇んで読んでは見たものの、陸上部の練習と大学での様子が淡々と描かれて進む話は、どんどんと季節が進む割には話のヤマ場に欠ける印象。
剛が駅伝のメンバーに選ばれる必然性もそれを取り巻く葛藤や煩悶の描かれ方も薄く、父親のキャラクターが強くて何かというと剛の頭の中に浮かんでくるのも良し悪し。
好きな駅伝の話だし、監督や父親の話のところどころには目を開かされるところもあったりして、それなりに楽しく読めはしたが…、続きに期待というところ。

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2020年03月20日

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