あらすじ
第1章 社長のルール/第2章 お金のルール/第3章 組織のルール/第4章 人材育成のルール/第5章 情報のルール 数多くの企業の業績アップを実現したコンサルタントであり、自信が経営する船井総合研究所も大きく飛躍させた、小山政彦氏。社長が会社を経営するにあたっては、核となるルールがあると言います。たとえば「社長は、社員に約束して自らを追い込みなさい」「社長は、社員の給与を1銭も下げないと宣言しなさい」「社長はできるだけ会議に出て、5分間だけ話しなさい」「社長は、採用を社長面接からスタートさせなさい」など、経営哲学のエッセンスをまとめた1冊です。
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Posted by ブクログ
船井総研会長の小山氏による、
社長道とも言える内容が書かれた本です。
書かれている内容はすべてもっともであり、
ご自身の経験や考え方がふんだんに盛り込まれていて
参考になるところが多々ありました。
経営者や社長ではなくても、
そのような視点を持って働くことは重要だと思います。
実際には、大企業になればなるほど
その視点を持つことは難しいかも知れませんが、
少なくとも自分より立場の上の人の視点に立つことは
とても大切なことでしょう。
この本では、コンサルティングの大企業である社長として必要な姿勢について45項目に分けて書かれています。
大企業ならではと思えるような内容もあり、
自分の立場としては参考にできないところもありましたが、
・社員との約束は、”誰が聞いても同じ解釈しかできない”表現で
・「たまたまだ」と考えてしまうと、本当にたまたまになってしまいます。
・経営をするうえでは、「損しても仕方がない」という考え方はありません。
・社長のいちばんの使命は会社を潰さずに存続させること
・「稼ぐ力」と「管理する力」は別
・すべての結果は現場にあります。
・「伝える」のが情報ではなく、「伝わった」のが情報。
など、鋭い点を突いた記述が豊富にありました。