あらすじ
可憐な「百合」から、妖美な「薔薇」へ。
変貌する少女。呪われた館の謎。
「理瀬」シリーズ最新長編!
英国へ留学中のリセ・ミズノは、友人のアリスから「ブラックローズハウス」と呼ばれる薔薇をかたどった館のパーティに招かれる。
そこには国家の経済や政治に大きな影響力を持つ貴族・レミントン一家が住んでいた。
美貌の長兄・アーサーや、闊達な次兄・デイヴらアリスの家族と交流を深めるリセ。
折しもその近くでは、首と胴体が切断された遺体が見つかり「祭壇殺人事件」と名付けられた謎めいた事件が起きていた。
このパーティで屋敷の主、オズワルドが一族に伝わる秘宝を披露するのでは、とまことしやかに招待客が囁く中、悲劇が訪れる。
屋敷の敷地内で、真っ二つに切られた人間の死体が見つかったのだ。さながら、あの凄惨な事件をなぞらえたかのごとく。
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Posted by ブクログ
〈理瀬シリーズ〉の1作品。
連続殺人事件らしきものが発生するものの、犯人はおろか、被害者の素性もなかなか明らかにならず、進展がない前半部分。
殺され方はかなり過激、というか現場に残された死体は猟奇的なのだが、その目的は皆目検討がつかなかった。題して『祭壇殺人事件』。
それにしても、水野理瀬とは何者、いや、何者になろうとしているのだろうか。蛇のように脱皮しつつあるように感じる。
Posted by ブクログ
理瀬シリーズ最新長編。
大人になった理瀬登場だけど、話者はずっと今作の事件の関係者であるアーサー(と、一部ヨハン)。
ラストでちょっと理瀬の視点が出てきて、実はヨハンも事件の裏に絡んでることが分かる……という構造。
しかしそもそも、理瀬もヨハンもなんか使命を負ってそうなんだけど、彼らの一族の謎みたいなのが全然明らかにならない。
今作で出てきたアーサーとアマンダも、今後も絡みそうな意味深な感じで終わったけど、そもそもこのシリーズ終われるのか。(作者の寿命的な意味で)